越後鶴亀 純米大吟醸
 越後鶴亀 純米大吟醸

 私が越後鶴亀を初めて買った理由は、浩宮皇太子殿下・雅子様が御成婚の際、宮中晩餐会の祝賀酒になったと聞いたからです。初代上原武七が明治23年に創業し、新潟県西蒲原郡巻町にある蔵元。
 現在は、五代目誠一郎氏ですが、東京芸大を卒業後、イタリアに留学して古典仮面喜劇を学び、四代目の逝去により当主となった方。日本酒の蔵元としては、極めて珍しい経歴の人だと思います。ラベルのデザインに、そのセンスを感じさせます。
 全体的にどの銘柄も、程良い香りとスッキリした辛口タイプの味。宮中晩餐会の祝賀酒に使われたのは、山田錦を40%まで磨いた特注の純米大吟醸だったようですが、お財布と相談した私のお薦めは、五百万石を使用し精米歩合50%の純米大吟醸です。極寒造の淡麗なので、冷やして呑むのが良いと思います。
 上原酒造で造る国産地ビール第1号「エチゴビ−ル」も美味いです。

 (2009年更新)


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