田酒 純米吟醸 　最近は｢十四代｣と並んで、最も手に入りにくい銘柄ではないでしょうか。青森市にある明治12年(1878年)創業の酒蔵、西田酒造店の看板ブランドです。 　田酒は、昭和49年10月から発売され、"田"は、原料の米が穫れる田んぼを意味し、田んぼ以外の生産物である醸造用アルコールや醸造用糖類は、一切添加していないことを主張。 　純米吟醸酒は山田錦を使用し、日本酒度＋3、酸度1.5で、米の旨みが感じられる、ほんのり黄金色の酒です。淡麗好みの横浜ぎえもん会長や副会長には、口に合わないかもしれません。 　最近、常温や燗で呑むことが多くなった私の一押しは、原料米に華吹雪を使用し、より米の旨みを強く感じる山廃仕込みの特別純米酒です。 　西田酒造店創業以来の銘柄として、｢喜久泉｣という酒もあり、こちらは未だ試したことがありませんが、鑑評会でも受賞する美味い酒のようです。 　(2006年更新)