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飛良泉 純米大吟醸 1801
横浜高島屋の日本酒売場で、偶然に限定醸造の銘柄と聞いて試飲し、即刻購入した酒です。蔵元は、株式会社飛良泉本舗、秋田県にかほ市(旧仁賀保町)にありますが、1487年創業の日本で三番目に古い蔵元とのこと。
この蔵のにかほ市出身杜氏 遠田嘉人氏が、酵母の個性を飲み比べて楽しんでもらうをコンセプトに、酒米は「秋田酒こまち」を統一で使用し、酵母4種類を変えて純米大吟醸を醸しました。
「純米大吟醸 1801」は、この限定企画で造られた純米大吟醸酒4種のうちの一つです。4種には、それぞれに酵母の名前が付けられており、「純米大吟醸
1801」以外には、「純米大吟醸 IYAPU-3」「純米大吟醸 はま矢酵母」「純米大吟醸 1901」があります。ちなみに、聞きなれないIYAPU(イヤプと読むそうです)とは、秋田県立大学の岩野教授(I)と
横山教授(Y)と秋田県立大(APU)で開発した酵母だそうです。
1801は、主に品評会への出品酒用の吟醸酵母なので、香気成分が豊かな風味に仕上がります。「純米大吟醸 1801」は、精米歩合 50%、使用酵母
協会1801号、日本酒度 +1、酸度 1.6、アルコール度 16%です。
果実のような華やかな吟醸香、上品でふくらみのある深い味わいは、純米大吟醸の手本のような日本酒です。
そして、何と言っても特筆すべきは、これだけハイレベルな純米大吟醸酒なのに、一升瓶で2,800円(税抜)という抜群のコスパ。絶対にオススメです。
(2017年)
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