豊盃 純米大吟醸 山田錦
純米大吟醸 こぎん刺し模様

豊盃 純米大吟醸 山田穂
純米大吟醸 山田穂

豊盃 特別純米酒
特別純米酒

豊盃 純米しぼりたて
純米しぼりたて
 豊盃 純米大吟醸

 "豊盃"の蔵元は、昭和5年(1930年)創業、青森県弘前市の三浦酒造株式会社です。
 こだわりは、銘柄名にも表れていますが、昭和51年(1976年)に青森県農業試験場が開発した酒米「豊盃」を中心に、少量生産で酒造りを行っていること。現在、「豊盃」で酒造りを行う酒蔵は、三浦酒造のみです。
 私が知り合いからいただき、初めて飲んだのは純米吟醸でしたが、美味い、これぞ純米吟醸という日本酒でした。青森へ旅行で行った際、酒屋やスーパーを巡り探しましたが、全く手に入らず。横浜でも、飲ませる店はありますが、酒屋やスーパーはもちろん、髙島屋等のデパートでも手に入りませんでした。
 インターネットで検索したところ、純米大吟醸には、兵庫県西脇市産の山田穂と山田錦を使用しており、西脇市の"ふるさと納税"返礼品になっていることを知りました。いくつかセットメニューがありますが、46,000円以上の寄付で、豊盃純米大吟醸の2種セットをチョイス。
 「豊盃 純米大吟醸 山田錦」は、2019年5月に新発売された日本酒で、西脇市産山田錦を丁寧に仕込み、華やかな香りとなめらかな口当たりが特徴のバランスがとれた逸品。「豊盃 純米大吟醸 山田穂」は、幻の酒米といわれる西脇市産山田穂を使用し、2年熟成されたまろやかな味わいです。

 青森県内でも入手困難となっている豊盃ですが、2025年2月に浅虫温泉で立ち寄った老舗酒屋で見つけ、特別純米など4合瓶3本をリュックに背負って帰ってきました。
 現在、豊盃米で日本酒を醸す蔵は、三浦酒造だけになりました。蔵で使用する酒米の8割は、「豊盃米」「華吹雪」「華想い」で、近隣の農家さんが丹精込めて作っているそうです。あと2割は、兵庫県西脇市の「山田錦」「山田穂」、秋田県大潟村の「亀の尾」「美郷錦」とのこと。
 ”純米大吟醸 こぎん刺し模様”は、兵庫県西脇市の西脇グリーンクラブが、豊盃のために特別栽培した酒造好適米「山田錦」を全量使用し、39%まで磨いた純米大吟醸。上品な吟醸香と芳醇な味わいの超一級品。1.8ℓ 8,840円、720ml 4,540円。
 ”純米大吟醸 山田穂”は、幻の酒米といわれる兵庫県西脇市の「山田穂」を全量使用し、50%まで磨いた純米大吟醸で、米の持つ力を最大限に引き出すために2年間熟成させています。こぎん刺し模様と飲み比べましたが、私の舌では微妙な味の違いしかわからず、どっちも美味いとしか言いようがありません。1.8ℓ 7,870円。
 ”特別純米酒”は、 「豊盃米」を、麹米(精米歩合55%)と掛米(精米歩合60%)に全量使用。豊盃の定番品で、特別純米ですが、ほんのり落ち着きのある吟醸香、どんな食事にも合いそうな優しい味わい、そして抜群のコストパフォーマンスは、私の一押し。最近は入手困難な銘柄ですが、晩酌の定番酒にしたい酒です。1.8ℓ 3,300円、720ml 1,760円、豊盃米 麹 55%、豊盃米 掛 60%。
 ”純米しぼりたて(生酒)”は、11月限定発売の純米しぼりたて生酒。フレッシュでしっかりとした味わいです。「華吹雪」を、麹米(精米歩合55%)と掛米(精米歩合60%)に全量使用。1.8ℓ 3,630円、720ml 1,820円。

 (2025年更新)


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