志賀から四万温泉に行く途中で、草津温泉に立ち寄りました。目当ては温泉ではなく、旅の相棒が車中の携帯サイトで見つけた蕎麦屋、湯畑の近くにある老舗の手打蕎麦「柏香亭」。昼食時は外しましたが、店内は満席。10分ほど待って、座敷の方へ案内されました。
お決まりの「もりそば」を注文。割合は二八そばですが、久しぶりに蕎麦の香りを強く感じる美味いそばでした。ツユは少し甘めですが、細くてコシがある麺と合い、蕎麦にうるさい相棒も合格点でした。
看板や暖簾には、「手打」と表記してありませんが、店内に、当店では「碾き立て、打ち立て、ゆで立て」の表示。店主は、玄そばの碾き方にもこだわりがあり、石臼を1分間に16回転させるのが、熱が発生しにくく、香りが損なわれにくいとのこと、さすがです。
お客にそばを出す日に、そば粉を碾いて、そばを打ち、そばを茹でる。単純ですが、こだわりがないと出来ない事だと思います。草津温泉という観光地にあって、もり\600、大もり\800、たぬき\700、玉子とじ\700等々、リーズナブルな事も嬉しいサービスです。草津温泉で、昼に蕎麦が食べたくなったら、寄ってみる価値あります。
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