ランドクルーザー70 GRJ76K
 ついに噂が現実に・・・ 2014年(平成26年)8月25日、トヨタは、ランドクルーザー70系(愛称:ランクル70)誕生30周年を記念し、日本国内において、期間限定で再販することを公式発表しました。
 ランクル70は、40系(愛称:ランクル40)の後継モデルとして、1984年(昭和59年)11月にデビュー。当初の日本国内向けには、ショートとミドルで2種類のホイールベースを持つモデルがリリースされました。どちらも、3Bディーゼルエンジンを搭載し、型式は、ショートが「BJ70」ミドルが「BJ73」で、当時は幌車があり、箱形バンタイプの型式は「BJ73V」となっていました。
 1990年(平成2年)のマイナーチェンジで、直列5気筒のPZディーゼルエンジンと直列6気筒のHZディーゼルエンジンに換装され、ホイールベースの長いセミロングも登場しました。私の相棒だった1台目は「PZJ70V」、2台目は「HZJ77V」でした。
 1999年(平成11年)のマイナーチェンジでは、前輪サスペンションが変更され、前後輪リーフリジッドから、前輪コイル・後輪リーフリジッドとなって、板バネ愛好家にはショックでした。
 そして2004年(平成16年)、ディーゼルエンジンは排ガス規制への対応が難しいことから、ランクル70の日本国内販売が終了しました。
 しかし、断トツに高い悪路走破性と耐久性を持つランクル70は、世界150か国以上で使われていたため、基本設計を変えることなく、海外向けの生産は、5000台/月以上のペースで続けられました。
 2007年(平成19年)には、伝統のフロント丸目が角目になるなど、エクステリアを中心としたマイナーチェンジが実施されました。アフリカ、中近東、東アジア、オーストラリア等々へ輸出され、2013年(平成25年)には、これまでの記録を更新する76,287台/年の販売台数も達成しました。
 日本の熱狂的70ファンの要望に応え、期間限定で再販されることとなったランクル70のベースは、右ハンドルのオーストラリア仕様ですが、エンジンはFJクルーザー搭載4.0L V6ガソリン「1GR-FE」をデチューンする等、単なる逆輸入車ではなく、日本専用モデルとして作られています。
 今回再販されるのは、セミロングの4ドアバンとスーパーロングのダブルキャブピックアップの2種類で、ともに1ナンバー登録となり、消費税込の価格は、バンが360万円、ピックアップが350万円です。生産は、トヨタ車体(株)吉原工場で、2015年(平成27年)6月30日まで行われる予定です。
ホワイト
シルバーメタリック グレーメタリック
ダークレッドマイカメタリック ベージュ
 ベージュマイカメタリック  ブルー

グレード バン 
車両型式 CBF-GRJ76K
ボディカラー色 7色
(ホワイト、シルバーメタリック、グレーメタ
リック、ダークレッドマイカメタリック、ベー
ジュ、ベージュマイカメタリック、ブルー)
車両本体価格(消費税込) \3,600,000
駆動方式 四輪駆動(パートタイム4WDシステム)
乗車定員[人] 5
トランスミッション 5速マニュアル
ドア枚数 5
シート列数 2
全長×全幅×全高[mm] 4,810×1,870×1,920
ホイールベース[mm] 2,730
前トレッド×後トレッド[mm] 1,555×1,460
最低地上高[mm] 200
車両重量[kg] 2,120
車両総重量[kg] 2,730
最大積載量[kg] 500
最小回転半径[m] 6.3
エンジン型式 1GR-FE
エンジン種類 V型6気筒DOHC
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
総排気量[cc] 3,955
シリンダー内径×行程[mm] 94.0×95.0
圧縮比 10.0
最高出力[PS/rpm] 231/5,200
最大トルク[kgf・m/rpm] 36.7/3,800
燃料供給装置 EFI(電子制御式燃料噴射装置)
燃料タンク容量[リットル] 130
ステアリングギア リサーキュレーティングボール式
サスペンション 車軸式コイルスプリング
車軸式半楕円リーフスプリング
ブレーキ ベンチレーテッドディスク
ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 265/70R16 112S
265/70R16 112S
ホイールサイズ 16×7JJ アルミ5穴
16×7JJ アルミ5穴

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