湯坂路(箱根) お散歩ガイド (2006年)

湯坂路01 湯坂路は、芦之湯と湯本をつなぐ鎌倉時代の主要街道で、
鎌倉古道ともいわれる。
国道1号線旭橋付近、湯本側の登り口。
湯坂路02 いきなり石畳の急な登り坂。
石畳は、昭和の初めに敷かれたもの。
登山電車のモーター音を聞きながら登る。
湯坂路03 登り始めて15分で湯坂城址。
湯坂城は、室町時代に大森氏が築城し、
その後、北条氏が秀吉との対決に備え整備。
湯坂路04 石畳の後は、杉の根っこだらけの道が続く。
湯坂路05 途中で一瞬、
遠くに小田原市街が望める。
湯坂路06 ここまで40分。
湯坂山546mへ向けて、尾根を歩く。
湯坂路07 湯坂山から城山にかけての尾根は、
歩きやすくて草花も多し。
湯坂路08 城山743m付近。
松の間から見えるのは二子山(だと思う)。
湯坂路09 大平台への分岐点。
浅間山までは、あと10分。
湯坂路10 浅間山(せんげんやま)802m。
登り口から1時間30分。山頂は、展望の良い広い草地。
江戸時代、富士山への信仰から、浅間信仰が盛んとなり、
この山の中腹に浅間神社を祭ったことが名前の由来。
湯坂路11 小涌谷の分岐までは下り。
湯坂路12 小涌谷・千条(ちすじ)ノ滝の分岐点で、
鷹ノ巣林道を横断。そこから先は、
石畳と丸太の段の急な登りになる。
湯坂路13 鷹ノ巣山834m。山頂から相模湾と小田原市街を展望。
山頂には鷹ノ巣城跡の説明板。秀吉の小田原攻めのとき、
この城に徳川家康が滞在したという記録もある。
しかし、鷹ノ巣城の位置や規模は、不明点が多い。
湯坂路14 四季を通じて楽しめそうな、広くて歩きやすい道。
湯坂路は、平安時代の富士山の大噴火で、
足柄路が火山灰に埋まり通行不能となった際、
南側に新たに開かれた道。
湯坂路15 正面に二子山を見ながら歩く。
もうすぐ、芦之湯側の登り口。
湯本側の登り口からの全行程は、2時間20分。
湯坂路16 湯坂路を離れ、畑宿へ向かう。
途中、作業用通路との分岐に注意。
湯坂路17 畑宿までは、杉木立の中をひたすら下る。
湯坂路18 飛竜の滝。神奈川県下で最大規模の名瀑。
ここまで、湯坂路の芦之湯側の登り口から25分。
鎌倉時代は、箱根権現信仰の行者が、
この滝で身を清めたと伝えられている。
湯坂路19 落石注意の標識が多い。
石に注意していたら、蛇にバッタリ。
湯坂路20 須雲川の源流に沿って、
せせらぎを聞きながら歩く。
湯坂路21 畑宿夫婦桜。
右側の桜は、2本のヤマザクラが1本になったもので、
根元と幹の2箇所でつながる「連理」を持つ
非常に珍しい桜。樹齢100〜150年。
湯坂路22 寄木細工の店が点在する畑宿の登り口。
湯坂路の芦之湯側の登り口から、
飛竜の滝に寄り道しながら歩いて1時間。

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