大平山(鎌倉) お散歩ガイド (2007年)

大平山01 起点は、拝殿に大きな獅子頭のある鎌倉宮。
明治2年に明治天皇の勅命で造営された比較的新しい神社。
ここの駐車場は、3時間700円と良心的です。
大平山02 まっすぐ行くと瑞泉寺。周辺は紅葉の名所です。
ここを右へ上がると、すぐにハイキングコースの入り口。
大平山03 天園ハイキングコース入り口。鎌倉宮から約10分。
大平山04 いきなり急な登り坂です。
やわらかく雨の日は滑りやすそうな岩盤の山道。
大平山05 この周辺の西側(鎌倉市二階堂)、約22,000uは、
神奈川県が買い入れた歴史的風土保存用地になっています。
大平山06 尾根伝いに歩きます。コースの左側は山の風景ですが、
右側は住宅地や鎌倉霊園が見え隠れして、やや興ざめの風景。
大平山07 貝吹地蔵の手前の急な登り。
地図で見ると天台山(141m)付近か?
大平山08 貝吹地蔵。
新田義貞に攻められ、自害した北条高時の首を守り、
山中を迷走する北条高時の家来に、
ほら貝を吹き鳴らして道を教えたという伝説。
大平山09 横浜市栄区との境界付近の山道。
大平山10 天園。起点の鎌倉宮から約50分。
南西に鎌倉市街と相模湾が望めます。
鎌倉市と横浜市との境界で、六国峠とも呼ばれており、
「天園休憩所」と「峠の茶屋」があります。
大平山11 大平山を見上げる。
天園から大平山までのコースの右側は、鎌倉カントリークラブ。
住宅地も近くで、味気ない風景です。
ひたすら、左側の鎌倉の山並みを見ながら歩く。
大平山12 大平山(159m)山頂から、手前の広場を見下ろす。
天園からは約10分、起点の鎌倉宮からは約1時間でした。
大平山13 大平山(159m)山頂から、横浜方面を望む。
横浜のランドマークタワーまで、よく見えます。
大平山14 大平山から鷲峰山に向かう道は、再び鎌倉らしい山道。
大平山15 古道の面影がある尾根沿いの日当たりのよい道。
大平山16 岩を削った切り通し。
今回のコースには、このような切り通しが多く目に付きました。
鎌倉時代に造られたものでしょうか?
大平山17 覚園寺へ下る分岐点。その反対側へ下ると今泉台の住宅地。
ここまで、鎌倉宮から1時間20分。
大平山18 今回、歩いたコースは、鎌倉と横浜の市境にもかかわらず、
山道を歩いている気分になれました。
時間があれば、所々の枝道に足を延ばしても、
楽しめそうな気がします。
大平山19 コースの所々に岩を矩形に切削した横穴があります。
戦時中の防空壕だと思いましたが、ちと小さい感じが・・・。
帰宅後に調べると、これは鎌倉周辺に見られる「やぐら」と
呼ばれる中世の墳墓とのこと。お散歩で、また一つ学べました。
大平山20 十王岩。
ここからの眺めは「鎌倉十王岩の展望」として、
1979年に選定された「かながわの景勝50選」の一つです。
鶴岡八幡宮のほぼ真裏にあたり、
鎌倉市街を貫く若宮大路と相模湾を望めます。
天園から約45分、鎌倉宮からは約1時間35分の道のり。
大平山21 勝上嶽。
十王岩から7分、右下に見えるのは建長寺。
建長寺は、北条時頼が建立した日本最初の禅寺です。
大平山22 建長寺半僧坊の富士見台からは、遠く富士山を望めます。
大平山23 鉄製の天狗像が立ち並ぶ半僧坊への入り口。
大平山24 建長寺の庭園(国史跡)。
庭園は創建当時からあったようですが、平成15年に大改修
されたとのこと。
以上、鎌倉宮から大平山を登って建長寺まで、
休み休みゆったり歩いて約2時間でした。

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