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スパム対策は、メールの運営者や利用者の要件によって異なり、万能・唯一といった方式があるわけではなく、
複数の方式を組み合わせることにより、より効果的な結果が得られます。
ここでは、以下の要件や受容条件で、実用的な方法を紹介します。

実用的な方法としては、以下のような方法を組み合わせて利用します。

  1. sendmail で、日本以外からの接続に対してグリートポーズ(タールピット)を適用する。
    更新頻度: 低(1年に1回程度、IPアドレスの国別割り当て情報の更新)
  2. milter-regex で、スパム・メールに特徴的で効果の持続が期待できるルールで受信拒否を設定する。
    更新頻度: 中(スパム・メールに特徴的なルールが見つかった時)
  3. milter-greylist で、逆引きできないホストとS25R方式のルールで再送要求(一時受信拒否)と再送受信による自動許可を設定する。
    更新頻度: 低(滅多に追加・変更なし)
参照
milter-regexhttps://github.com/milter-regex ・・・バージョン 3.0 以降
https://www.benzedrine.ch/milter-regex.html ・・・バージョン 2.7 まで
milter-greylisthttp://hcpnet.free.fr/milter-greylist/
S25R方式http://www.gabacho-net.jp/anti-spam/