メール・アカウントには、OSアカウントを持たせずに、LDAPで管理し、かつ、PAMを使用しない場合、
sendmail がOSアカウントを持たないメール・アカウントのメールを受信できるように、sendmail.mc で設定します。
インターネットで得られる情報の多くは、
メール・アカウントのLDAP管理と言っても、エイリアス(別名へのメール・ルーティング)で、
OSアカウントを持っていないメール・アカウントのメールを受信するためのものではなかったり、
sendmail で、OSアカウントを持っていないメール・アカウントのメールを受信するには、
PAMを使用する必要があるとか、PAMを使用しないと出来ないとか、書かれている場合があります。
sendmail のデフォルト設定では、メールを受信してローカル配信エージェント ( procmail, maildrop, dovecot-lda, etc )に
渡す前に、sendmail 自身が、OSアカウントを持っているかチェックします。
sendmail で、PAMを使用せず、OSアカウントを持っていないメール・アカウントのメールを受信するには、
_DEF_LOCAL_MAILER_FLAGS のデフォルト設定 lsDFMAw5:/|@q から『 w 』を取り、
sendmail.mc で_DEF_LOCAL_MAILER_FLAGS に、lsDFMA5:/|@q を設定します。
『 w 』は、sendmail 自身が getpwnam でOSアカウントをチェックする指定です。
define(`_DEF_LOCAL_MAILER_FLAGS', `lsDFMA5:/|@q')
最終更新日:2013/05/19 | ![]() |
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