Celeron1.0AGを1.33GHzで

更新年月日:2007-07-27

 

GIGABYTE GA-6IEMLとIntel Celeron 1.0AGを組み合わせたPCのレポートです。

 

<UPDATE 2007-07-27>
このページは4年ぶりの更新です。(笑)

このマシンは2002年にメインマシンとして組んだ後、いつしかサブマシンに降格し、最小構成、定格動作でWebブラウズ等の比較的軽い用途に使ってきました。最近はWebページも重くなり、パフォーマンスが不足気味な場合もありましたが、静音構成なので重宝していました。

先日久しぶりに、内部清掃をしたところ、コンデンサの液漏れに気付きました。
以前、2年使用した別の基盤でコンデンサが膨らみ出し、液漏れ前に廃棄しましたが、今回はすでに液漏れ後、しかも相当前に発生していた感じです。1年程前にハードディスクを交換した時には気付かなかったので、その後だと思うのですが...

しかし、液漏れしたら動作しなくなると思っていたのですが、こんな状態でも先程まで安定動作していたのに驚きました。

CPU周辺のコンデンサ3個が液漏れ

GSCブランドのものだけ液漏れしました

このまま使い続けるのは危険と判断し、とりあえず使用をやめました。
確か2001年〜2003年頃の基盤でコンデンサの液漏れが多発し、Webで話題になっていた記憶があります。
今さら保証も効きませんし、修理費を考えれば買い替えが妥当でしょうね。
静音、省エネPCで気に入っていただけに残念です。
 

 

<UPDATE 2003-07-22>
AthonXPマシンをメインマシンとしてしまったので、このCeleronマシンはサブマシンとして使うことになりました。サブマシン化にあたって、ビデオカードを取り外し、チップセット内蔵のビデオ機能を使うことにしました。以前、内蔵ビデオだとFSB133MHzが使えない旨、書きましたが、不思議な事に、なぜか今回は問題ありません。その時のBIOS設定は以下のとおりです。
 

メモリ設定

FSB 133MHz、PCI 33MHz、AGP 66MHzの設定です

このIntel815Eに内蔵のビデオ機能ですが、単体カードに劣らず、くっきりした画像が得られます。3Dゲームには不向きですが、2D処理なら問題ないですね。

 

<UPDATE 2003-04-13>
ケースを交換しましたが、構造上、5インチベイにドライブを取り付けると、8cmのファンとドライブのお尻と干渉し、ドライブが1センチほどフロントパネルから飛び出してしまいます。さらに、電源ファンの音も少しうるさくなりました。対策は順次検討するとして、ケースの紹介を。
 

RAL-100SV/200W

付属電源200W P4対応

現在、Celeron1.0Aは\4,000程度まで安くなっており、さらに買得感が増しています。高性能、低発熱、低価格と3拍子そろった良いCPUだと思います。

 

<UPDATE 2002-08-25>
CPU付属のヒートシンクファンの音がうるさかったので、静音化を図るため、ファンを交換しました。
  CoolerMasterのSP5-6G31Cをベースに6cm→8cm変換アダプタと8cmファン(2000rpm)を取り付け高性能静音ファンとしました。
ベースになる6cmシンクに安いのが見つからず、高く付いてしまいましたが、SP5-6G31Cは写真のとおり、鏡面仕上げされていて、とてもきれいです。
CPU付属品
FAN=SANYO/6cm/0.10A/3,800rpm
改造ヒートシンク
FAN=EVERCOOL/8cm/0.10A/2,000rpm

これで、ほとんどファンの音がしなくなりました。しかし、今度は電源ファンの音が気になり出しました。

ファン交換前後のハードウエアモニタ

  FSB 倍率 動作周波数 Vcore CPU温度 常用  
1 133 10.0 1340.34MHz 1.42V 41 ベンチマークOK
2 133 10.0 1340.34MHz 1.42V 43 ベンチマークOK。CPUシンクファンの静音化
3 140 10.0 1400.00MHz 1.42V 44   まだいけそうですが、FSB133で十分です。

*項番2以後は静音化のため、CollerMaster xxxxのファンを2000rpmの8cmファンに変更したCPUクーラーを使用しています。項番2までは付属の純正クーラーです。
*CPU温度に関しては、室温が一定ではなく、測定タイミングも、起動数分後というあいまいなものです。参考値程度にお考えください。

 

<NEW 2002-08-05>
ローエンドPCのCPUクロックが1GHzを超える今、私もここらでギガ越えをしておきたいと思い、Pentium4(1.60A)を検討してみました。しかし、Pentium4にするには、新たに対応電源とDDRメモリの購入が必要になります。また、P6系コアに比べ、実クロックあたりのパフォーマンスが低いとのことでした。ならば、低価格、低クロックでも、セカンドキャッシュが倍増され高性能なTualatinCPUを使おうと思い、今さらですが、TualatinコアのCeleron(1.0A)と対応MBを購入しました。
システム構成
MB GIGABYTE GA-6IEML  
CPU Intel Celeron 1.0A
(Tualatin Core) Q221Axxx
 
CPU COOLER Retail Fan  
MEMORY SDR SDRAM PC133CL2  

まず最小構成でちょっとだけ試してみました。GIGABYTEのMBには付属ソフトで「EasyTune3」という、お手軽クロックアップソフトがあります。これを使って見ました。
「EasyMode」と「Advanced Mode」の2つのモードがあり、「EasyMode」ではターゲットのFSBをセットすれば、自動的に少しづつFSBを上昇してくれます。しかしぱっと見はいいんですが、ウインドウサイズがデカくて邪魔ですね。

Easy Mode

Advanced Mode

とりあえずFSBのターゲットを133MHzにして、実行してみました。2〜3分ほどで目的の133MHzまでたどり着きました。しかし途中の120Hzくらいから画面にノイズがあらわれ、FSBの上昇とともに悪化し、133MHzの時にはほとんど画面が見えない状態でした。画面意外は正常に動作している雰囲気なので(画面が良く見えない)、VIDEO機能がOCに絶えられず悲鳴をあげているようです。

最小構成でVIDEOカードを付けていないため、VIDEOはi815チップセット内蔵コアを利用していますが、そのAGPクロックがOCされてしまい、内蔵コアが追従できていないのが原因だと考えましたが、EasyTune3には「Advanced Mode」にもAGPの設定変更ができるところがありません。結局BIOSでFSBを133MHz、AGPを66MHzになるように設定しました。しかし結果は同じで、画面のノイズは消えません。もともとVIDEOカードは変更するつもりでしたので、深く追求せず、ATI RADEON LE(AGP/32MB)を取り付け、内蔵VIDEOを使わずにOCすることにしました。以下の文章はRADEON LEを使ったときのものです。かなり耐性が高く、久しぶりに得をした気分になりました。

しかし以前のCeleron300Aを450MHzで動かしたときほどのインパクトはありませんね。(当時はそれが最速でしたから)
前回のCeleron633のときは苦労して、結局うまくいきませんでしたが、今回はあっさりとできてしまいました。CPUの温度も40度程度で安定しています。HD Bench、3DMark2000も最後まで実行できました。」

  FSB 倍率 動作周波数 Vcore CPU温度 常用  
1 100 10.0 1000.00MHz 1.42V 39 定格動作です
2 133 10.0 1340.34MHz 1.42V 41 ベンチマークOK

*CPU温度に関しては、室温が一定ではなく、測定タイミングも、起動数分後というあいまいなものです。参考値程度にお考えください。

すでにPentium4の2.53GHzが一般に出回っており、実クロック1.33GHzなどその半分ですが、CPU価格はその1/10で済みました。わずか\6,000のCPUでこれだけの性能が出れば文句なしです。HDDや光学ドライブ等に予算を回したほうが幸せになれると思います。


自作、クロックアップ等の改造はあくまでも自己責任でおねがいします。

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