再びCeleron1.0A

更新年月日:2003-12-03

 

<ADD 2003-05-25>
同じ時期のCeleron1.0Aを別のPCで使っていますが、1330MHz駆動で常用できています。以前組み合わせていたAssistBookLeaderはクロックアップ設定が出来そうにありませんでしたが、GA-6OXTAはBIOS設定でFSBを66MHzから200MHzまで1MHz単位で変更することが出来ます。この組み合わせもクロックアップを試して見ました。CPUは2002年21週のものです。
 

OCの結果

FSB CPUクロック  
100 1,000MHz 定格動作。問題なし
133 1,330MHz 3DMark2000途中でフリーズ

このコアは定格電圧では耐性が無いようです。GA-6OXTAは電圧の設定もAUTOなので、これ以上できることはありません。定格の1GHzで運用します。

 

<NEW 2003-05-04>
AssistBookLeaderのCPUをCeleron566に交換したため、Celeron1.0Aが余ってきました。今となってはローエンドの石ですが、我が家では最高スペックの石です。BH-6で活用できればよいのですが、BH-6はCoppermaineコアまでの対応でTualatinコアのCPUを使う場合は、別途PowerLeap社から発売されている専用の変換アダプタPL-iP3/Tが必要になります。しかしこの変換アダプタが高価(\3,500〜5,000)で、少しお金を足せば、Tualatin対応MBが変えてしまいそうな金額です。結局Celeron1.0Aを生かすため、GigabyteのGA-6OXTAを\7,980で購入しました。

GA-6OXTAはチップセットがIntel815PE B-Stepで、Tualatin Core、AGPx4、ATA100、AC97サウンドに対応しています。リリース時点(2002年)ですでに旧世代のプラットフォームとなっていたため、廉価版の雰囲気があり、ファンコネクタが2つだけで、LANポートもなかったりします。ただしFSBが66MHzから200Mhzまでの間で1MHz単位で調整できたり、USBデバイスからのブートが可能であったりと現代的な面も持ち合わせています。
 

GIGABYTE
GA-6OXTA

GIGABYTE
GA-6OXTA
CPUソケット周辺 付属CD
(IUCD Ver 2.22)

<その他のパーツ>
ASUS V7100(Geforce 2MX/AGP/32M)
NB LAN(10/100M)
Sanwa USB2IF

いまさらと言われそうな構成ですが、2001年頃のミドルクラスのパフォーマンスを持ちます。3Dシューティングの「Unreal Tournament」はもちろん、「Unreal Tournament 2003」(デモ版)も問題なくプレイできます。その他、使っていてストレスを感じることはありません。最近の2G超の高価なCPUを手に入れても、私の使い方では宝の持ち腐れでしょうね。

<失敗談・教訓>
組みつけ中、トラブルに遭遇しました。電源が入りません。そこで最小構成での確認のため、AGPカードだけを残し、他のPCIカードをすべてはずすと電源が入ります。相性ではないかと思い、他のPCIカードも試しましたが改善しません。また、PCIカードなしの状態でも電源が入らない時もあります。このような症状の時は接触不良の事が多いので、結線等を重点的にチェックしましたが間違いはなく、途方にくれてしまいました。結局、ケースからMBをはずして、原因が判明しました。MB側の取り付け用穴が無い部分にも、金属製スペーサを立てたままにしていたのが原因です。PCIカードを挿した時に基盤の反り方が変わり、MB基盤の裏側のはんだ部分と金属製スペーサが接触を起こしていたようです。その部分のスペーサ1個を取り外して、組みなおすと問題なく起動するようになりました。

以前、他人の自作に立ち会った時にも似たような事がありました。そのときはATX電源の電圧スイッチが230V側になっていたのが原因でしたが、なかなか気付きませんでした。自分では、結構自作しているので、今更つまらないミスを犯さないと思ってしまい、つい初期不良を疑ってしまいますが、実はミスを犯していたと言う事が少なくありません。MBが起動しない場合の原因をまとめておきます。

原因 コメント
ケースとの異常接触 なかなか気付かない原因です。面倒ですが、一度ケースからMBを取り外してみると気付きやすいでしょう。
CPUの接触不良 SOKETタイプのCPUでは考えにくいですが、SLOTタイプのCPUではよくありました。
リチウム電池の消耗 古いMBを使う場合は疑いがあります。リチウム電池は3〜4年くらいは持つようですが、早い場合は2年くらいでダメになる場合もあるそうです。通常のタイプであればコンビニで売っています。
電圧の設定ミス 日本国内では、電圧スイッチを100V〜115Vに設定する必要があります。購入時に115Vになっている場合が大半ですが、まれに230Vになっている場合がありますので、注意が必要です。
初期不良 いままで、数多くのパーツを購入しましたが、初期不良に当たった事がありません。うまく動かない場合も、私のミスが原因である場合がほとんどでした。
相性 これも初期不良同様、作成者のミスや理解不足が、相性の一言で片付けられている場合が多い気がします。ただ起動しない場合は電源、MB、ビデオカード間の相性が多いようです。

 

今回、Tualatin Celeronを生かすために、MBを新調しましたが、実は以下のようなすごい技があるそうです。
『CPUピンマスクでTualatinが動く』
http://www.ac.wakwak.com/~takapen/htm05/tualatin_pinmask.htm
  


自作、クロックアップ等の改造はあくまでも自己責任でおねがいします。

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