WLAR-L11G-LとWBR2-G54の比較

更新日:2004-05-16

自宅で使っている無線LANアクセスポイント54M対応のBUFFALOのWBR2-G54にリプレースしました。従来の11M対応のWLAR-L11G-L(以下L11Gと略)と比較してみました。

 

<外観>
 
前面から(左がL11G、右がWBR2-G54) 背面から(左がL11G、右がWBR2-G54)

外観はほとんど同じですが、背面のみ随分ちがいます。内部構造はまったく違っているはずで、発熱も少なくなりました。持ってみるとG54のほうが随分軽く、実測360g、L11Gは500gでした。写真ではわかりずらいですが、色もL11Gのパールホワイトだったものが、G54では普通のホワイトに変っています。L11Gでは同梱されていた背面カバーと壁面取り付け部品が付属しなくなりました。無線LANの一般化に伴い高級品から普及品へと格下げされたようです。

 

<無線性能比較>
無線LANカードを取り付けたノートPCの共有フォルダから、有線LANのデスクトップPCへファイルをコピーし、所要時間を計測しました。
 
無線LAN(11M) 無線LAN(54M) 無線LAN(54M+FB) 有線LAN(100M)
301秒 (2.6MBit/Sec) 50秒 (15.9MBit/Sec) 45秒 (17.7MBit/Sec) 17秒 (46.7MBit/Sec)
<測定条件>
対象ファイル:99.3MB(MP3ファイル28個)
無線LANカード:BUFFALO WLI-CB-G54 (IEEE802.11b/gに対応)
ノートPC:Pentium3 866MHz
デスクトップPC:Celeron 1GHz
電波条件:アクセスポイントとノートPCの距離は2m(リンク状態100%)
その他:無線LANの11Mだけ、アクセスポイントはL11Gを使用。他はWBR2-G54を使用。

さすがに有線LANには及びませんが、旧製品にくらべ6倍の速度が出ています。FB(フレームバースト)機能をONにするとさらに1割速度が向上しました。数100M程度のファイルのコピーなら、無線LANでも十分使えそうです。

 

<おまけ>
WLAR-11G-Lを分解してみました。
 
側面カバーを外した状態。 無線LANカードはWLI-PCM-L11G
無線LANカードを外した状態 用途不明のSW1

無線部にはノートPC用のWLI-PCM-L11G相当品が刺さっており、引っ張れば取り外せます。
CPUには日立のSH3(??MHz)が使われています。
 

 

 

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