Intel

Pocket PC Camera

CS630

2000年11月発売

2001年頃、インテルがPCと接続できるトイシリーズとして発売していたデジカメです。他に電子顕微鏡などがありました。

色使いが子供っぽいですが、よく見ると基本的な形は普通のカメラです。樹脂製ですが各部の質感は結構良くて、無印良品的な仕上がり。

ピント調節はパンフォーカスで、通常はダイアルを山印(∞)にセットして使用します。WEBカメラとして使用する場合はPCの画面を見ながら、手動で調整します。

背面には光学ファインダー、USB端子のみ。

外部記録メディアは使用できず、8Mの内蔵メモリに120枚程度記録できるようです。写真の取り出しはPCとUSB接続し、PC側の専用ソフトから行います。

三脚穴はきちんと金属製です。

操作系はフォーカスリングと上面の3つのボタンのみ

ボタンは、シャッター、電源、メニュー(液晶横)

 

ストラップ取り付け部のパーツが樹脂製です。
破損が心配

電源は単4x2。アルカリ乾電池を使用。
液晶ディスプレイが無いので長持ちします。

WEBカメラ時はUSBから給電されます。

付属ケース
背面にはベルト通しも付いています。

今はすでにコレクションになっているシロモノです。

ホームページに掲載する写真を撮るためにデジカメが欲しかったのですが、当時(2002年春)、本格的なデジカメを買うには本体で3万円、記録メディアに1万円程度必要でした。そんな時、処分特価で6千円台で売っていたので、ついつい買ってしまいました。

しかし使ってみると、画素数は35万画素(640x480ドット)あるのですが、ノイズが多くて等倍での鑑賞は厳しく、320x240ドット程度にリサイズしなければ、鑑賞に値する画像になりません。

ホームページ掲載用なのでVGAサイズで、鮮明な画像が得られれば良かったのですが、私にとって期待外れな結果に。ちゃんと調べてから買えば良かったですね。「安物買いの銭失い」ちゅうことやね。
その後、デジカメの画素数と画質の関係について、よーく勉強して半年後に名機「MZ3」を購入しました。

でも、トイカメラとしてはよくできており、各部の作りもしっかりしていて、デザインもなかなかいけてます。インテル製デジカメというのも、興味深いです。今となっては使い道は無いですが、なぜか手放せないでいます。

2007/5/6

 

<作例>

Intel Pocket PC Camera
Intel Pocket PC Camera
Intel Pocket PC Camera
Intel Pocket PC Camera

*上記はすべて元ファイルのままです。