PENTAX K100D

2006年7月発売

PENTAXのデジタル一眼レフ K100Dです。

同社のist*Dから始まるist*シリーズから、ガラッと名前を変えて登場しました。

とは言え、デザインなどはist*シリーズと良く似ており、機能的にも、手振れ補正機能が追加された程度で、それほど大きな違いはありません。

CCDもist*シリーズと同スペックの6Mタイプで、最近の機種としては、画素数が少なめですが、A4サイズでの印刷なら、高画素機に比べ遜色ないと思われます。

レンズはKマウントなので、従来のPENTAXレンズはもちろん、Kマウントを採用していたリコーなどの他社レンズや、アダプターを使ってPマウントの古いレンズなども使えるという魅力があります。またそれらの古いレンズでも手振れ補正が使えるのも優れものです。
カメラ背面

2.5インチの液晶ディスプレイは21万画素。液晶右側には撮影中に良く使うボタンが集められており、操作しやすい。

手振れ補正機能のON/OFFがスイッチですぐに切り替えられます。
液晶パネル

撮影情報が表示されます。ファインダー内にもほぼ同じ情報が表示されるので、個人的には違う情報(時刻、外気温など)が表示できると嬉しい。
モードダイアル

巻き戻しクランクの位置にあります。
馴染み深い、プログラム(P)、シャッター速度優先(Tv)、絞り優先(Av)、マニュアル(M)、バルブ(B)。

他にシーンモード、ピクチャーモード、オートピクチャーモードがあります。
動力

単3型電池を4本、もしくはCR-3Vを2本使用します。

私は三洋のエネループを使っています。経済性と使い易さは申し分ないのですが、付属の充電器の大きさと充電時間(7時間)が不満ですね。
記録メディア

SDメモリは4GBのSDHC(Class2)まで使用可能
外部接続端子

端子カバーをあけたところ。
上から、リモコン端子、PC接続端子、外部電源端子
本体付属品

ボディキャップ、ファインダーキャップ、アルカリ乾電池。
他にテレビ接続ケーブル、PC接続ケーブル
 
10年余り前に購入したNIKON FM2と並べてみました。
さすがにK100Dは今風でカッコ良いです。樹脂ボディですが、手触り、ホールド性が良くて安心感があります。
しかしFM2も負けておらず、金属の手触りとメカニカルな操作感が心地良く感じます。
(重量はK100DがDA18-55付きで897g、FM2は28mmF2.8付きで825g)

両機のデザインには約30年の隔たりがありますが、フィルムを使わなくなったのに、基本的な形が同じ事に、普遍的なカタチがある事と、一眼レフカメラの伝統と呪縛を感じますね。
本当は、高性能なEVF、大きいCCD、10倍程度の高倍率固定ズームを備え、それでいてマニュアル撮影もしやすい小型のネオ一眼が理想なのですが、まだまだ発売されそうにないので、手頃な価格で楽しめそうな、K100Dを購入しました。 とは言え、一眼レフのミラーアップのショックは、写真を撮ってる気にさせてくれて、楽しいですね。

2006/12/16

<リンク>
デジカメWatch 「往年のマニュアルフォーカスレンズをK100Dで使う」

ITmedia +D 「手ブレ補正対応のお買い得デジ一眼 ペンタックス K100D」

<作例>

PENTAX K100D
smc DA18-55mm(F3.5-5.6)
 
PENTAX K100D
smc DA18-55mm(F3.5-5.6)
 
PENTAX K100D
smc DA18-55mm(F3.5-5.6)
 
PENTAX K100D
smc DA18-55mm(F3.5-5.6)
 
PENTAX K100D
smc FA J75-300mm(F4.5-5.8)
(トリミング有り)
 
PENTAX K100D
smc FA J75-300mm(F4.5-5.8)
 
PENTAX K100D
smc FA J75-300mm(F4.5-5.8)
 
PENTAX K100D
RIKENON 50mm(F2.0)
 
PENTAX K100D
RIKENON 50mm(F2.0)