Casio W41CA

2006年2月発売

これをカメラのコーナーで紹介しても良いのかとお叱りを受けそうですが、数年前のデジカメと同じUXGAまでの解像度を出力できますので、カメラとして撮影機能を紹介します。

  携帯電話としての紹介はコチラ  

デザインはどこから見てもケータイですが、ディスプレイを裏返し、ヨコ持ちするとカメラっぽくなります。
ヨコ持ち用のシャッターボタンは半押しができ、フォーカスロックもできますので、

レンズはAF、マクロ機能付き。画角は35mm換算で35mm相当です。

まわりのグレーの部分は卓上に置いたときの足。

レンズ上方左は撮影ランプ、右はパイロットランプ。

メモリはminiSD。
スロットのカバーは開けずらく、強度も不安。

<カメラとしてのW41CA>

画質は携帯電話の内蔵カメラの域は出ておらず、本格撮影、動体撮影には不向きです。
レンズやCCDのサイズを考えれば当然の結果ではありますが、画素数のスペックがほぼ同じMZ3と比べると、解像感や色合いに雲泥の差があります。

でも世の中には、W41CAの写真を見て、「きれいに撮れている、これでじゅうぶん。」という方もおられます。銀塩時代に「写ルンです」が大ヒットしたわけですから、人それぞれ、写真に求めるものが違うということでしょうね。

操作性は意外と考えられており、ヨコ持ち時はコンデジに近い操作性になります。露出補正には専用のボタンが割り当てられ、下手なデジカメより優れています。ただし、全体に操作レスポンスが悪いため速写性はカメラ専用機にかなり劣ります。

総合的に見ると画質や操作性でカメラ専用機にはかないませんが、カシオのEXILIMシリーズの開発ノウハウが生かされているのでしょうか、携帯電話の内蔵カメラとしては優れたほうだと思います。VGA程度にリサイズすれば、鑑賞に値する写真が撮れますので、日常のメモ用途では十分な性能であると思います。コレさえ持っていれば、いつでも撮影できるメリットは計り知れません。

2006/10/1 

 

<製品仕様> 発売:2006年2月

型番 W41CA
撮像素子 CMOS 200万画素
記録メディア miniSD
記録画素数 1600×960、1600×1200、1280×960、640×480、240×400、240×320、120×160
(青文字はケイタイモード時のみ)
画質モード ファインモード、ノーマルモード、メールモード
(青文字はケイタイモード時のみ)
レンズ オートフォーカス、マクロモード付き
焦点距離  
開放F値  
ファイルタイプ JPEG
撮影可能範囲 標準:約30cm〜∞ マクロ:約10cm〜
撮影感度  
シャッタースピード  
液晶モニター 2.6型 ワイド液晶 9.8万画素

 

<作例>

こういうものの撮影には便利
ディテールも意外にしっかり
屋外晴天下での撮影
蛍光灯下での屋内撮影
子供へのお土産写真に便利
車窓から

近くの電柱がゆがむ
シャッタースピードが遅いからか?(列車の進行方向は左)

夜景を撮影

使い物になりませんね。

*上記はすべてUXGAモード(1600×1200)で撮影したものをVGA(640×480)にリサイズしたものです。