中学校も高校も、高台にあった。
60以上ある(何段か忘れてしまった)ゴツゴツした石段を、
手すりも使わずに一段一段登りきって、
ほっとして、振り返るのがとてもすきだった。
ずっとずっと遠くまで、
自由に、くっきり、見わたせる気がしていた。
某映画ではないけれど、
振り返ったとたん、どこからともなく風が吹いてきて、
そのままふわりと落ちていく夢を、よくみていた。
怖さはまったくなくて、
今落ちている途中なのだという浮遊感が心地よく、
起きてからも生暖かい感覚が残っていた。
珈琲を飲んでいたら、ふと思い出した。
ちっともみなくなった夢を、なつかしく想う。

毎日かなり早朝に起きるので、
今年の酷寒は、やっぱりつらい。
すんなり目が覚めても、
まず、寒いなぁと感じてしまったりするけれど、
一日は自動的に始まるんじゃなくて、
この今日を、
ジブンが始めるんだと、きっぱり起きてみる。
なにかがあるかもと想えれば、
かならずなにかしら見つかるものじゃないのかな。

図書館の前にある池が、
一面綺麗に凍っているのを見かける。
パキンパキンに凍ってしまうなんて、
こんなの見たのは、初めてだ。(と思う)
この冬は、長いんだろうなぁ・・・。
2月も29日まであることだし。()
いまさらだけど、手袋、買おうかな。
気持ちが跳ねてくる本を、
今日は探してみよう。



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