友人のはからいで、
とても貴重な朗読会を観覧することができた。
その世界ではかなり人気のある方だそうで(私はまったく無知)
会場は小ホール、当然ながらチケットは抽選、
たまたま運良く行くことができたのだった。
そんなわけで、ありがたく、
眼を閉じて心を澄ませて、声だけに集中して聴いてみた。
次から次へと頭の中に、あざやかな場面が、情景が、
浮かんでは消えていった。
これがプロなのだ。プロなのだなぁ・・・。
あっという間にプログラムは終わり、
声で表現するすばらしさとすごみが、深く記憶に刻まれた。
とてもすばらしい体験だった。
どうもありがとう!!

なんとなくお誕生会も兼ねてもらって、
その後はゆったり時間も忘れて、とりとめなく話し込んだ。
ふだん、メールでたくさんやり取りをしていても、
やっぱり直接逢って話すのが一番いい。
みんな、先のことはわからない。
いっしょに過ごせるこの今が、この一瞬が、とてもいとおしい。
集中してその時を楽しめれば、なにもいらない。
ときどき、わけもなく、
いろいろインチキくさく感じてしまって、
私はすっかり素直さが枯渇してしまったのかと、
哀しくなることがある。
だけど、だめならだめでそれもよし。
楽しめるときだってあるのだから。
できることなら、上を向いていこう。
いっしょに過ごしてくれる相手が笑っていてくれる、
それだけでうれしい。
ほんとうにうれしいのだから。



前のページへ

TOPページへ