お正月、ふた月ぶりくらいに両親に逢った。
昨年末、何とか手術を免れた父は、
完全な身体をすこしあきらめて、
まだまだおとなしくしていた。
よかった。
しばらく薬で様子をみることにしたのだ。
母は、あいかわらず、甥っ子たちの面倒をみながら、
クロスワードパズルを解いたり、
テレビのクイズ番組の問題に答えたりしていた。
さすがだ。
気丈にしていてくれるので、本当にありがたい。
いくつになっても、母は、なんとかなるさ力であふれている。
すごい人だ。
負けてはいられないなと、新年そうそう強く思わされた。

今週になって、しずかに、ふつうな日々が始まった。
同じようで、けっして同じではない毎日が流れ出した。
昨年切りすぎた髪が、やっとこ伸びてくれて、
後ろでひとつにしばれるようになった。
やっぱり、しばれるといい。
びしっとする。きりっとする。
今年はこれでいくか。
気を回し過ぎることなく、ビクビクしないでやっていきたい。
＜失敗しないと解らないことばっかりですよ。
失敗恐れてなんにもしないと、なんにも解らないままだもん。＞と、
お車友達が言ってたのを、何度も思い出している。

母のすきな演歌の番組を、たまたま観てみた。
皆さん、歌がうまいなぁと思う。(あたりまえか・笑)
歌はいいなぁ。
しばらくご無沙汰だったけど、今年は、できるだけ、
母たちのカラオケにつきあってみようかな。
やらされてるなんて思わないで、ジブンも楽しんでしまえば、
なんでも笑う種になるだろう。
あんまり観る気はなかったんだけど、
昨年末に観たエヴァも、わりとおもしろかった。
(カオルくんがすきなので・笑)
大きなことは望んでいない。
できることを心をこめてやっていきたい。
それも、充分に、≪欲≫なんだって。



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