もうすっかり大人になったはずなのに、
子供の頃の満たされなかった想いを、ときどき感じることがある。
忘れたつもりでいても、忘れていないものなのかなぁ。
済んだことは無かったことと同じとして、
すっきりさっぱり新しくいきたいものなのにね。
でも、無理になくすこともないか。
かかえたまま、ときどき胸を痛めながらやっていくのもいいか。

12月となって、あちこちクリスマスツリーが飾られている。
この一年のあれこれをぼんやり想い出しながら眺める。
冬らしくなってきて、早朝はとても冷えるけれど、
昼の陽射しは暖かくて、ココロもほんわかしてくる。
珈琲もさらにおいしい。
けっして熱心な読書家ではないけれど、
いろいろな本を貸してくれる図書館は、本当にありがたい。
スタッフの方も感じが良くて、行くのが楽しい。
すぐ前の公園では、散歩している親子さんや楽器の練習をしている人や、
大きなお手玉?みたいな練習をしている方がいた。
眺めながら通り過ぎるのもおもしろい。
落ち葉の上をカサカササクサク歩いていると笑ってしまう。

夏頃から見かけなかった黒猫さんに久しぶりに逢った。
つやつやと毛並みがよくて元気そうだった。
きみは誰かにかわいがられているんだね。
クロ、クロ!と呼ぶとふり返って、金色の目で見つめてくれた。
よしよししたかったけれど、
こういうときに限っておやつを持っていない。
またね。



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