先日、たまたま、
両親と私3人きりで過ごせる時間がもてた。

3人とも余裕をもってゆっくり逢うのは、本当に久しぶりだった。
『お前がいたおかげで今までずいぶん助かったよ・・・』
めずらしく(たぶん初めてかもしれない)父がそんなことを言うものだから、
私はびっくりして、一瞬言葉を失ってしまった。
たぶん、父は心細いのだろう。
なんでもかんでもやってくれていた母が、だんだん弱ってきたものだから。
そして、いつまでも自分だけは若いと信じていた父も、
自分の身体の衰えを、いやおうなしに感じているんだろう。
けれど、大丈夫大丈夫!
母は、あいかわらず気持ちはシャンとしているし、
私よりもずっと、ちいさなことにくよくよしてはいない。(笑)
心配の先取りばかりしていては、<今>がみえなくなってしまう。
できるだけ明るくやっていこう♪
なにかあったら協力しあっていけばいいのだから。

それにしても、
カラオケしていると時間はあっという間。
しばらく歌っていなかったから、本当に楽しかった。
歌はいいね。
思いっきり声を出したら生きてる実感がわいてきて(大袈裟?)、
なんでもこいって思えた。
自分勝手なこころの雪さえも、みるみる融けていくのがわかった。
なんでもないおだやかな一日。
歌って笑って、親娘はどこまでいっても親娘なんだと、
みごとに思い知らされて、まいってしまった。



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