ここのところ、いくらか夏バテしてきて、病院通い疲れも出てきて、
なんとなく気分がふさいでいた。
必要最低限以外のことには、どうにもやる気が起こらず、
まずいなぁと思っていた。
それで、ちらほら書いてみることにしたのだ。
書いてみる、言葉に置き換えてみると、不思議と落ち着いてくる。
心を整理できれば身体もゆったりしてくるから、それからまたがんばればいい。
疲れている時ほどていねいに、笑ってみる余裕を忘れちゃいけないね。

子供の頃から私は、心の奥底で、
いつも母との関係に距離をおいていた、気を許せないでいた。
母娘だから見る目が厳しくなることを差し引いても、納得できないことが多々あった。
それでも、表面上は私がすべて母に合わせてきた。
母は子供に対する支配欲が強い人だから、そうするしかなかったのだ。
毎日病院に通いながら、いろいろな想いが湧き上がってくる。
無意識に吐き出された母の言葉に、これまで何度傷ついたことか。
けれど、母は、私が厭な想いをしてきたことなど、これっぽっちもわからない。
たぶん、どんなに説明してもわからないだろうし、そういう人なのだから仕方がない。

ただ・・・、これだけはまぎれもない真実である。
私は、母から生まれたのだ。
迷うもなにもない、母を嫌いにはなれない、ならない。
最後まで向き合う、逃げないでやっていく。
それしかない。
具合が悪い母を、だいぶ弱った母を、私は心底かわいそうだと思っているし、
楽に、気分よく、ゆっくり回復できますようにとずっと祈っている。
ジブンができることはすべてやり尽くしてあげたいから、
遠慮なくいろいろ頼んでほしいと思う。
大きなことは望んでいない。
いつもの暮らしに戻れさえすれば、それだけでありがたい。




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