はつらつと生きたいなぁと思う。
母をなぐさめながら、父を励ましながら、私がしっかりしようと思う。
力んでいるわけではなくて、自然にゆったりそう思える。
どんなときでも、どこにいても、何か楽しみを見つけようと思っていると、
それなりに何かに気がつけるものだ。
せっかく見えているのだから、せっかく聞こえているのだから、
せっかく与えてもらった有限な時間、大切にていねいに感じて生きたいものだ。

この時期になると、
子供の頃の、近所の教会でのクリスマス会を思い出す。
たまたま家の近所に教会があったので、小学生の間は日曜学校に通っていた。
子供だったし家は無宗教だし、別に深い意味はさらさらなくて、
仲のいい友達と一緒に讃美歌を歌ったり、学校とは違った先生のお話を聞けるのがただおもしろかった。
小学6年生だったときのクリスマス会では、ちいさい子供たちに手作りの紙芝居をやって見せた。
みんな真剣に見てくれてかわいらしかった。
そのあとのささやかなプレゼント交換も楽しかった。

そのときの親友は、ずいぶん早く天国に召されてしまった。
最後に逢ったのがいつだったのか思い出せない。
いつもいつでも天使のように笑っていた女の子で、ひねくれたところがひとつもなかった。
小学校最後の修学旅行には、おそろいの服を着て参加したっけ。
あれから私は、すこしは成長できたのだろうか。
いや〜・・、外側が変わっただけで、中身はちっとも変っていないような気がする。
まだまだこっちの世界で、勉強しなさいってことなのかなぁ。(笑)
もう逢えないけど、もう一度逢いたいなぁと思えるひとが何人かいて、
心が弱ったときには、空の上からそっと光を注いでくれているみたいだ。



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