時間はとっておけない。
命はとっておけない。
できるのは、もったいぶらずにケチらずに使いきることだけだ。

取りたてて何か劇的なことがあったわけではないけれど、
5月は、そんな想いがわいてくることが多かった。
だからといってやるべきことをはしょって、いくらかの時間を得たところで、
たいしたことはできやしない。
やっていない。
ほらほらだからね、目の前に出される問題をていねいにお解きなさいよ。
それしかないのです。ほんとうに。。

知らず知らずのうちに、少しは数独の腕が上がったみたいだ。
初歩のうちは、難問と書いてあるとすぐパスしていたのだが、
最近はあえてチャレンジしてみると、あら♪、楽しみながら解けている。
特に、解読本とかで勉強しているわけではない。
じっくり時間をかけて何度も何度もぼんやり眺めていると、
頭の中がほどかれていって勝手に数字がうまっていく。
解き方にもジブンが表現されているんだろう。笑ってしまう。

毎朝、髪をうしろでひとつに結っていると、子供の頃を思い出す。
小学校に上がるまで長い髪だったので、毎朝母に結ってもらっていた。
私は母と違って髪が多くてまっすぐだったので、
母はすごい力で(頭が右に左に動くくらいの)何度も髪をとかしてからしばっていた。
多くて面倒くさくて大変!とぶつぶつ言いながらも、楽しそうだった母を思い出す。
もうあんな力は出ないだろうなぁ・・・。
母の腕は、もうすっかり細くなった。



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