9月になった。
青空が、ひろくさっぱりしている。
田んぼの黄色がどこまでもあかるく、こうごうしい。
ただながめているだけで、いいないいなぁと思える。
わけへだてなく、時はふってくる、ふっている。

はいわかったと、いさぎよく受けとめたり、
こまかいことをいちいち気にしないようにしたいけれど、
持って生まれた気性は勝手にこぼれおちてくるから、
日々どうにかこうにかやっつけていく。
やっつけないで、みかたにするくらいのゆとりがほしい。

ほんとうに、賽の河原だなぁと思う。
積み上げた石を、鬼がくずしに来ることがわかっていても、
今日もまた石を積まずにはいられない。
それに、わかったつもりでつかんだものを見てみようと、
てのひらをあけてみるとなんにもない。

だからいいのか。
もうこれでいいかと思ってしまわないように。
すっきりしずきてさびしくならないように。
なにかしらのひっかかりが今日もやってくる。
たまには、よくおこしくださいました♪と言ってみようか。
あらあら。(笑)




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