寒さに負けて車ばかりですっかり歩いていなかった。
陽ざしをたよりに買い物がてら一時間以上歩いた。
やっぱり気分がいい。
自分の足で歩ける、どこかへ行けるというのは、本当にいいものだ。
人間は足から弱るらしいから、まあできる範囲でぼちぼちがんばろう。
耳をすませたり、あちこち眺めたり、心もたくさん使っていこう。

2月も終わり。
寒くても梅がちらほら咲いていた。
あしたから3月かぁ。
朝、ベランダに鳥たちが来るようになった。
どんなコたちなのか顔が見たいんだけれど、のぞこうとするとパッと逃げてしまうから、
がまんがまん。
声だけで想像するようにしている。

父の身体にちょうどいい分子標的薬のおかげで、父の治療はすっかり安定期に入った。
本当にありがたいことだ。
まだまだすきなことをやりながら楽しく生きてほしい。
私は、ただそんな姿を見ていたいと願っている。
私も、私の場所で、一日一日のなかに楽しさを見つけていこう。




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