ふと立ち寄った本屋で、すうっと心惹かれる本に出合えるとうれしい。
書評などを見て、それっと買いに行くのもいいけれど、
さりげなくその時の気持ちにそってくれる本があると、元気が出る。
だから、本屋さんが減っていくのは、本当にさびしいものだ。
小学生頃、親の古い知人のおばあさんが、孫に買う月刊誌を私にも買ってくれて、
毎月笑顔で届けてくれた。
それが本当に楽しみだった。
そういう記憶は、いつまでたってもあせることなく鮮明だ。
頭で覚えているというより、心が覚えているからなんだろう。

9月は、なぜか、せわしかった。
ひとつ解決すればまたひとつと、日々の事柄は続いていく。
自然災害の恐怖をあらためて感じ、いつもの暮らしのありがたさを突きつけられた。
朝、いつものように起き上がれることを、感謝しなくちゃ。
今日一日、今日一日と、続けていくしかないのだ。
ジブンでジブンを元気にする。
五感を使う、六感も七感もあるなら使う。
おもしろい出会いを望む、ジブンの足で求める。
言葉で書くとおおげさだけど、みんなみんなささやかなことだと思う。
毎日はささやかなことでできているんだもの。




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