朝いちばん、母から電話をもらった。
≪おはよう。お誕生日おめでとうね♪≫
いつになくやさしい声でそう言われて、
≪どうもありがとうね☆≫
私の気持ちも言葉も、素直にこぼれた。

今年は、あんな風に、突然、
思ってもみなかったことが起こり、
いろいろなことを考えずにはいられない状態となった。
(私だけではないでしょう。。)
そして、それと同時に、否応なしに、
いろいろな大切なものに気づかせてもらった。

なかなか逢えなくなってしまったけれど、
こうして元気な母と、いつもどおり話せる幸せ。
なにげなく溺愛車をとばして(笑)、買い物に行ける幸せ。
今朝、雲間から差し込んできた光のすがすがしさ。
そして、昼間見た、ヤコブの梯子の豪快な美しさ。
普通のことが、ささやかなことが、
こんなにもいとおしく感じられる一度きりの瞬間。
これが、ジブンが欲しかったものなのだ。
心なんてどこにあるのかわからなくても、
今、感じている、感じている、
ただ、うれしかった。

愚かだから、忘れてしまうだろう・・・。
忘れてしまったら、
また考えたり、
また思い出せばいい。
ジブンの心で、
できることをやっていこう。
笑っていけるように、
力をぬいて、たんたんと、
とにかくやってみよう。



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