流されないように
おぼれないように
守り続けてきた自分を
ふと見つめてみれば
知らない顔をしている

母の言うとおりに
父に恥をかかせずに
素直に歩いてきた自分は
いったい誰だったのだろう

大切にしていただきました
きちんと叱っていただきました
私が甘えていたのです
私が怠っていたのです

まだ間にあうだろうか
まだ間にあうだろうか
この身体が刻める時よ
私の顔を探しだすまで
私が顔を取り戻すまで


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