☆空

 

急ぎ足に疲れて
ほんのすこし立ち止まる
ゆっくりと空が見たくなった
子供みたいなまなざしで

見ているようで
見えていないものが多すぎて
いつの間にか忘れてしまった
たしかにあったはずの情熱

どこからともなくこみあげてくる
わけのわからない怒りを
ひとつ残らず
夕焼けにあずけたら

僕は僕へと戻ればいい
誰に遠慮することもなく


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