僕たちの風景

君と行った美術館で

時をとめた一枚の絵

僕は少年の瞳のゆくえを気にして

君はもう一匹の猫をさがして

僕は希望を感じとって

君は憂いを読みとって

言えない言葉が

言わなくちゃならない言葉に

かわらぬように祈っていたのは

僕だけだろうか

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