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日本の大豆☆アメリカの大豆 第14週

テーマイラスト
ぷらいす その2"

PRICE(価格)VOL.2

(ポン太郎)
 親分!連載は休むなら休むとちゃんと予告するでやんすよ!毎週アクセスしてくれる人に失礼でやんす!

(owner)
 (そ、そんな人いるのか?) ゴメンなさーい。だって秋は眠たいんだもん。

(ポン太郎)
 なんちゅう理屈を。そんなこと云うとおいら冬眠でやんす。

(owner)
 ゴメンよ。機嫌直しておくれよ。えーと先々週は何の話をしてたんだっけ。なになに、ポン太郎が宿題で穀取りのネズミをナンパ?

(ポン太郎)
 ぎくっ

(owner)
 ほっほー。2週間もあったんだから、さぞかし凄い別嬪が捕まったんだろうなあ。

(ポン太郎)
 ぎくっぎくっ。そ、それが・・・。

(owner)
 まさか、一人も、いや一匹も相手してくれなかったなんてことは、

(ポン太郎)
 そ、そうじゃないんでやんすけどね。い、一応、東穀取(東京穀物取引所)とか、行くことは行ったんでやんすよ。

(owner)
 へー、ほんで?

(ポン太郎)
 ほ、ほんで、一応、コクトリ(穀物取引所)では大豆も売ってですねえ。先物取引で黒板で前場で後場で単一約定値段でそれでイヤなら仲間でザラバで、リスクは保険つなぎでヘッジして現物を必ずしも買いたい人ばかりじゃないんでやんす。

(owner)
 ???なに?

(ポン太郎)
 うえーん、だから大豆を売ってても相場だからいろいろあるんでやんす。標準品に格差がついて供用品で限月は決済期限の遠いのにして始期って既存玉を決済して・・・うえーん、もう勘弁しておくれよう!

(owner)
 ・・・ようするにさっぱりわからなかったと。

(ポン太郎)
 わかるわけないでやんす!奴らの話は日本語であって日本語じゃないんでやんすよー!おいら、絶対に相場には手を出さないでやんす!

(owner)
 ま、まあ錯乱しないで。ちょっと、ネズミの脳味噌には荷が勝ちすぎる宿題だったのかねえ。ハムスター相場とか聞いたことないし。

(ポン太郎)
 ハムスターが相場になったら今頃おいらなんか銀のダイヤでやんす!(←錯乱中)

(owner)
 はいはい。そういうワケわからん世界だからこそ、それを専門に商う人がいて商売がなりたってるのかもね。
 それにしても、えーと、困ったなあ。これじゃあ連載にならないぞ。とりあえず、穀物取引所で大豆を売ってるのは間違いないんだな。

(ポン太郎)
 東京穀物取引所と関西商品取引所と関門商品取引所と中部商品取引所で輸入大豆の先物市場があるんでやんす。

(owner)
 輸入大豆の?ちょいと待った。なんで日本の相場なのに日本の大豆売ってないんだよ。

(ポン太郎)
 昔は売ってたみたいでやんすよ。東穀取だと昭和27年10月に北海道十勝産の初立会があったでやんす。

(owner)
 お、ちょっと立ち直ったな。じゃあ、国産大豆と輸入大豆と日本の相場があったんかいな。

(ポン太郎)
 それが、昔は国産大豆が標準品で、例えば中国ものが60kg当たり500円安い格付けで売られるとか(昭和30年当時)、アメリカの大豆は1000円安くするとか(昭和34年当時)、国産を太陽としてその回りに輸入もんの取引があった時代もあったんでやんす。

(owner)
 えー、でも、その頃のアメリカ大豆って油用グレードでしょ。国産と全然品質も違うし、事情も違うじゃん。アメリカで干ばつだったって日本で豊作だったら、そんなに素直に連動するわけないし。

(ポン太郎)
 確かに無理はあるでやんすよねえ。みんなそう思ったみたいで昭和36年からアメリカ大豆の相場が独立(別建上場)になったんでやんすよ。それでも、当時は中国大豆は国産大豆の相場に連動してたんだけど、そのうち国産大豆の量ががんがんがんがん減っていって・・・

(owner)
 減っていて?

(ポン太郎)
 昭和46年にはこれじゃあやばいってんで中国の値段もアメリカさんに連動させるようになって・・・

(owner)
 な、なんだかわからないけれど長年連れ添った女房をバテレンに寝取られた悔しさだな。

(ポン太郎)
 ところがその女房(中国産大豆)の奴が昭和47年から輸入大豆の標準品、つまり太陽になって。アメリカ大豆は150円の格下に。

(owner)
 おおっ。女房の下克上!

(ポン太郎)
 ところが、昭和59年には米国産大豆と中国産大豆の相場も分離したでやんす。それまでの輸入大豆って名前の相場から二本に分かれたんでやんすね。

(owner)
 つまりは離婚したんだな。それで、昔の亭主の国産大豆はどうなったんだ?

(ポン太郎)
 昭和60年1月値付売買中止。同6月取引停止。

(owner)
 ・・・お亡くなりになったのね。やっぱり量が少ないから?

(ポン太郎)
 先物市場だから十分に量がなかったら先に売ってくれる人もいなくって取引にならないんでやんしょ。でも穀物取引所で取引停止にされたから、商いが終わるわけじゃないんでやんすよ。中国産大豆も平成4年には取引停止になったけど、別にそれで輸入が止まったワケじゃないし、穀物取引所が値段を決めてくれなくても、それなりに関係者のみなさんが納得するやり方でお商売ができれば構わないでやんすしね。

(owner)
 うーん。中国産も取引停止なのかあ。どうも店でお金を出して豆を買ってくるって云うんじゃないからイメージがしにくいなあ。結局、今のところは米国産大豆の先物市場しかないってことね。

(ポン太郎)
 そうだったんでやんすけどねえ。なんでも近々組換え大豆と非組換え大豆が違う相場になるって話があるんでやんすよ(※後日談参照)。

(owner)
 ええっ、あんなもん、どうやって区別すんだよ。見た目全然一緒じゃん。

(ポン太郎)
 似てても値段は違うそうなんでやんす。ほら、JAS法で2001年から組換えの表示をすることが決まったじゃないでやんすか。そうしたら組換えが混じった大豆の先物価格が急落して、非組換えの現物取引の値段は急騰したらしいんでやんす。片方が値下がりして片方が値上がりするんじゃあ、もう同じ相場としてはやっていけないんでやんすよ。

(owner)
 そんなの一過性の問題じゃないのかねえ。非組換えったって、特別においしいわけじゃないんでしょ。

(ポン太郎)
 うーん。市場は生き物でやんすからねえ。それだけに実態とかけ離れたり混乱したりしちゃいけないんでやんしょ。まだ申請しただけで決まったわけじゃないでやんすけど。

(owner)
 ダメだ。全然わかんなくてついていけない。中途半端だけど今日はここまでにしてもいい?

(ポン太郎)
 おいらも知恵熱がでそうでやんす。See you next week ぱたっ。

(owner)
 あー、ポンちゃんしっかりー!

※後日談:2000年5月、穀物取引所はnon-GMO大豆の取引を開始しました。
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  東京米国産大豆勉強会
東京穀物取引所の米国産大豆の相場に関する情報頁です。
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