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日本の大豆☆アメリカの大豆 第15週

テーマイラスト
ぷらいす その3"

PRICE(価格)VOL.3

(ポン太郎)
 親分!連載は休むなら休むとちゃんと予告するでやんすよ!

(owner)
 また、前回と同じ説教かい。聞き飽きたねえ。

(ポン太郎)
 開き直るんじゃないでやんすよ!毎週連載してこその週間★自由研究でやんすよ!

(owner)
 うーん。だってこのテーマ難しいんだもん。もう替えてもいい?

(ポン太郎)
 難しいから研究なんでやんす。誰でも知っていることを書いたってダメでやんすよ。

(owner)
 でも知らないことを書いたら只の嘘つきだよ。連載休んでまでして判ったのは、日本の大豆の価格のことはよく判らないということだけだ。

(ポン太郎)
 ええ?公表とかされてないんでやんすか?

(owner)
 1年ごとの全国一本の値段は公表されているんだけど、時期別とか品種別とかの値段はオープンになってないんだって。
 まあ、そんなことじゃいけないっていうんで、11年産の大豆から、少しずつ公表するみたいなんだけど(※:後日談参照)。

(ポン太郎)
 そもそも国産大豆って誰が売ってるんでやんすか?

(owner)
 基本的には問屋さんなんだけどね。その問屋さんに農家が直接売ることもあるし、農協が集めて全国団体が入札で売ることもあるんだそうだ。

(ポン太郎)
 にゅ、入札って何でやんすか?談合するでやんすか?

(owner)
 ・・・したら捕まるがな。大豆の場合は、品種とか等級とかが書かれたリストを見て、それを買いたいと思う問屋さんやユーザーさんが、値札をつけるんだよ(札を入れるというから入札ね)。人気のある品物は、幾つも札が入るから、その中で一番高い値段をつけたお客さんに品物が売られる(落ちるともいう。つまり落札)。

(ポン太郎)
 セリみたいでやんすねえ。

(owner)
 まあルールとしてはそうかな。市場のセリとは違って、現物を見て取り引きしないで、書類上で○○銘柄大粒3等が10トン、とかいうのを見て、買い手がファックスで値札を送ってくるというのが特徴なんだそうだ。

(ポン太郎)
 そ、そんな現物を見なくて大丈夫でやんすか。

(owner)
 入札にかかる大豆は国の検査を受けているから、それなりに品質は揃っているらしいよ。もちろん、産地によっても特徴があるらしいから、どこの倉庫のどんな豆をどのぐらい買うのかっていうのはまさしく問屋さんのノウハウだよね。

(ポン太郎)
 うむむ。じゃあ、誰でも入札できるってわけじゃないんでやんすね。

(owner)
 制度的には誰でも参加できるみたいだけどね。いろいろなルールや勘所のわからない人は、大豆の販売をしている全国農業協同組合連合会(全農さん、農協のヘッド)か、全国主食集荷協同組合連合会(全集連さん、集荷業者のヘッド)に問い合わせて、問屋さんを紹介して貰ったりした方が、結局のところ手間がかからなくていいんじゃないかなあ。

(ポン太郎)
「ぜんこくしゅしょくしゅうかきょうどうくみあいれんごうかい」って早口言葉みたいでやんすね(←く、くだらない・・・)。
 ところで、日本農業新聞に、大豆の販売の方法が変わるって書いてあったでやんすけど・・・。

(owner)
(ど、どうしてそんなマニアックな新聞を・・・?)
 さっき、値段を段々公表していくって云ったよね。その並びで、入札の仕組みも変わるし、契約(産地指定)でも大豆が買いやすくなるし、全国団体だけじゃなくて、産地の農協さんも直接大豆の販売ができるようになるんだそうだ。これは平成12年からとか書いてあった。

(ポン太郎)
 なんでそんな風にするんでやんすか?

(owner)
 できるだけマーケットと産地の距離を近づけるためじゃないの?これから国産も本格生産とか云ってるし、お客さんに喜ばれるもの作らないと・・・。

(ポン太郎)
 ほ、ほんでも、本格生産とかしたら、大豆が増えすぎて値段が下がっちゃうんじゃないんでやんすかねえ。

(owner)
 まあ、一般的にはそうだわな。だけど、大豆の価格がきっちり読めるようなら相場で苦労する人なんていないと思うよ。ちなみに全農、全集連が取り扱った国産大豆の量と値動きをグラフにするとこんな風になる。
 ちなみに、この価格は消費者物価指数で物価修正してあるよ。

(ポン太郎)
 な、なんだか以外とジグザグでやんすね。同じ量でも同じ価格とは限らないし・・・

(owner)
 そうなんだよね。マーケットが国産大豆を使う雰囲気にない時に、いくら国産大豆を増産しても暴落の一途を辿るだけで、それなりにマーケットが成熟してくると値段も落ち着いてくる。  特に、前年産より大豆の量が増えたか、減ったかで傾向は違うんだよ。
 上のグラフでは、前の年より大豆の流通量が増えた年を赤、減った年を白で表示してある。なんとなくなんだけど、白い○の方が赤よりも上に来ているでしょう。お客さんがついてこないのにただやみくもに増産したってだめで、ちゃんと需要を育てながら生産もしないといけないんだよね。

(ポン太郎)
 綺麗にまとまったのはいいけど、そもそもこんなに量ががっくんがっくん増えたり減ったりするってのはどういう了見でやんすか。

(owner)
 そこが国産大豆のインチキなとこだよな。よおし、次回は生産量変動の謎に迫るのだ。ってなわけでSee you next week! おおっと、今週は北海道に行ってていないから一週間お休みな!

(ポン太郎)
 あー、予告しやがってるでやんすー!(これ以上ownerの甘えを許していいのか!)

※後日談:今では国産大豆の価格情報もかなり公表されているようです。
大豆情報委員会

○今週のホームページ
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