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日本の大豆☆アメリカの大豆 第20週

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そいぷろだくつ その3"

SOY PRODUCTS(大豆製品)VOL.3

(ポン太郎)
 親分!今日という今日はもう許さないんでやんすよ!いったい、この連載のタイトルをなんだと心得てるんでやんすか!

(owner)
 タイトルー?って、アメ大?(アメリカの大豆☆日本の大豆)

(ポン太郎)
 違ーーーーーう!!違うでやんす!
 この連載は「週間★自由研究」でやんすよ!
 前の号から一体、何週間たってると思っているんでやんすか!

(owner)
 ほ、ほら、今年は400年に一度の大閏年でコンピュータがねえ・・・

(ポン太郎)
 その話題ですら、もはや古すぎるでやんす!しかも、ここのところおいらを置いてどこに出かけていたんでやんすか?!

(owner)
 いやあ、やっぱり大豆って云ったらアジアな食べ物だから、ちょいと10日間ほど北京に・・・

(ポン太郎)
 ペ・・・北京!忙しいのかと思ってたら、遊びくさってたんでやんすね!

(owner)
 いやだなあ、仕事だよ、し・ご・と。おいしい中華は山のように食べたけどね。ってなわけで、今回は、連載のタイトルからはちょっとズレるけど、「ザ・中国の大豆」ね。

(ポン太郎)
 ・・・前っからインチキな連載だってことはわかっていたでやんすから、いいでやんすよ。中国と云えば、大豆の原産国でやんすね。

(owner)
 と、云われているよね。日本に大豆が伝わったのは2000年以上前だそうだから、遠い遠い昔なんだけれど、その後、豆腐なんかも伝来してるから、大豆食文化のかなりの部分が中国のおかげって感じかな。

(ポン太郎)
 ふーん。中国の大豆って日本のに似ているんでやんすか?ほら、お米とかだと、中国のと全然違うじゃないでやんすか。インディカ米とジャポニカ米で。

(owner)
 今回、むこうで市場に行ったら、それこそ米屋みたいなところで、ズタ袋に入れた大豆が並んでたんだけど、大きさは日本のスーパーで見かける乾豆より二回りぐらい小さかったね。ちょうど、お豆腐用によく使う中粒大豆と同じぐらい。
 色は、青と黒があったけど、何故かそこには黄大豆は売っていなかった。

(ポン太郎)
 く、黒豆も中国産があるんでやんすか?

(owner)
 そりゃあ、原産国だもん。某有名メーカーの黒豆納豆っていうのも、原料は中国産だそうだよ。青大豆も、子葉緑(皮だけじゃなくて豆の中まで綺麗な濃い緑)の「天津青大豆」が有名。
 中国は、人口があのとおりの国だから、今は大豆の輸入量が輸出量を上回る、いわゆるネット・インポーター、実質的な輸入国なんだけど、それでも日本の大豆食品産業は昔から中国大豆を愛用していて、味噌や納豆の業界を中心に、今でも年間10数万トンを中国から輸入してるんだそうだ。

(ポン太郎)
 中国の人ってどうやって、大豆を食べてるんでやんしょか。

(owner)
 それが大変興味のあるところで、あっちで中華料理屋さんに行ったら、すかさず「豆」という字が入った料理を選んだんだけど、たいていは豆苗とか、エンドウ豆の炒めたのとかで、なかなか大豆には至らなかったね。さすがに、豆腐料理のバリエーションは多くて、蒸したの、干したの、炒めたの、揚げたのと色々食べました。

(ポン太郎)
 おいら、中華で豆腐って云うと麻婆豆腐でやんすけど。

(owner)
 そいつは日本人がもっとも自信をもって頼めるメニューの一つだ。「豆腐」は、アクセントの違いはあれ中国でも「トーフ」だし、麻婆はもちろんマーボーだから、中国語しか通じない店でも、余裕で注文できる。味も一緒で、白いご飯にかけると旨いところも同じ。


(ポン太郎)
 さ、さては、そういう現地の人向けの店で、現地人のフリをしてご飯食べましたね。

(owner)
 だって、外人用の店より旨くて値段が5分の1なんだもん。中国語を六つしか知らないから現地人のフリは無理だけど、漢字書けばなんとかなっちゃうから楽だったよ。わけもわからず火鍋(中国風しゃぶしゃぶ?)とか頼んで、そこにも豆腐をしっかり入れた。

(ポン太郎)
 鍋に豆腐じゃ、まるっきり日本と一緒でやんす。さすが、日本文化のお師匠さん・・・。

(owner)
 基本的にはそうなんだけどね。ただ、なまじ似てるからって、油断するとエライ目にもあうんだよ。
 ある店で、「葱なんちゃらかちゃら豆腐」っていうのを頼んでみたら、いきなり生の豆腐(450グラム位のパックをそのままひっくり返した奴)の上に、小口切りの葱が山盛りのった「冷や奴」が出てきちゃってさ。

(ポン太郎)
 中国で、な、生ものでやんすか?

(owner)
 そう。中華っていうと必ず火を通すっていうイメージがあるし、折しもA型肝炎が流行っているしで、あっちゃーと思ったんだけど、ま、出て来ちゃったから食べるかってことになってさ。ちょうどそこに醤油もあったし、やっぱり、豆腐の味は生じゃなきゃわかんないよ、チャイニーズもよくわかってんじゃん、とか思ってパクッと食った・・・、

(ポン太郎)
 食った・・・ら?

(owner)
 むっちゃくっちゃ塩辛かったんだよ!
 よく見たら、生の豆腐の上に、ゴマ油と塩がたーーーっぷりかかってるの。つまり、向こうでは誰も醤油なんかかけないんだよ。そこに醤油があるのに!

(ポン太郎)
 ・・・ゴマ油と塩って、旨いんでやんすか、それ。

(owner)
 まあ、文化の違いっていうよりないんだろうね。
 それにしても、中国の醤(ひしお)から醤油を生みだし、豆腐にかけるに至った我々のご先祖ってのは凄い連中だと思う。豆腐自体、中国のは食感がつるりとしてさっぱり系なのに、日本のは甘みとか豆の香りとか、もっと豆腐そのものの「味」を重視してるって気がする。

(ポン太郎)
 ようするに、親分、気に入らなかったんでやんすね。中国の冷や奴。

(owner)
 気に入ってたら、今頃、ゴマ油と塩かけて豆腐食べてるよ!
 もっとも、味覚的にはユニークだったし、値段も一皿3元(約40円)だったから文句云っちゃいけないけど。

(ポン太郎)
 ふむう。よくわからないけど「葱なんちゃらかちゃら豆腐」には注意でやんすね。間違っても醤油はかけないっと。
 他に、注意品はあるんでやんすか?

(owner)
 そりゃあ、なんと云っても日式豆腐でしょ。日式、つまり日本式(和風)ね。日式料理といえば日本料理。日式三文魚と云えば、シャケの焼いたの。

(ポン太郎)
 三文魚・・・?そ、それって日本を代表するメニューなんでやんすか?

(owner)
 三文魚は鮭ではあったけど、どう見ても鮭のソテーの出来損ないで、日本料理にはほど遠かったな。日式豆腐の方は、注文した店が二軒が二軒とも、黄色っぽいちゅるんとした豆腐を出してきた。色と云い食感といい、卵豆腐みたいでさ。それで形はナルトみたいなギザ縁の円形。

(ポン太郎)
 そ、そんな豆腐、日本で見たことないでやんすよ!

(owner)
 それが舶来品ってもんよ。まるで昔、日本で流行ったマディソン・バッグ(NYのマディソンスクエアーガーデンのバッグのフリをしていながら、本場にはそんな鞄はない)とか、泡だらけのおねえちゃんがサービスしてくれる風俗店に、とある国の名前をつけて呼んでいたとか、そういうのと一緒だ。

(ポン太郎)
 そ、そんな下品な物と一緒にしなくてもいいでやんすよ。でも、まあ、卵豆腐にしたって一応ソイプロダクツだし、なんとかテーマから脱線しないで綺麗にまとまりやしたね。

(owner)
 え?

(ポン太郎)
 (ぎくっ)え、って何が、え?

(owner)
 えええっ!!

(ポン太郎)
 (ぎくっぎくっ)えええって何が、えええ?

(owner)
 このバカハムッ!ええぃ!今週はこれで終わってやる!See you next week!


(ポン太郎)
 親分ー!!!!!

※むろん、賢明なる読者のみなさんはご存じでしょうが、卵豆腐には大豆は使われておりません。ただし、中国の日式豆腐なるものが、本当に卵豆腐であるかどうかは未だに謎です。情報をお待ちしております。
○今週のホームページ
 中国でも豆腐は豆腐。でも、豆が腐ってるのは納豆じゃないのーー?という疑問に答えるページ(納豆学会さんのページの一部です)。
  納豆と豆腐の文字について

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