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日本の大豆☆アメリカの大豆 第7週

テーマイラスト
ばらえてぃ その1

VARIETY(品種)VOL.1

(owner)
 先週は時速百回ぐらいバカ呼ばわりされたので、ガラッとテーマを変えることにして、バラエティの話をしたいと思います。

(ポン太郎)
 バラエティって云えば、親分が全然帰ってこないから、最近SMAP×SMAPを見ていないでやんす。

(owner)
 そういうベタなギャグは疲れた脳に浸みるからやめてね。でもスマスマは見たいなあ(遠い目)。

(ポン太郎)
 あー”遠くに行かないでおくれよお。おいらが悪かったよお。大豆の世界でバラエティと云ったらフジTVが得意な娯楽番組じゃなくて、品種のことでやんす。 

(owner)
 え、スマスマの話、もう終わり?(名残惜しげ)
 仕方ないから品種の話でもするか。ポン太郎、一番有名な大豆の品種の名前を云ってみなさい。

(ポン太郎)
 そんなの、簡単でやんす。おいらが、何年、この自由研究をやってると思ってるんでやんすか(たった7週間だよ)
 一番有名な大豆、ずばり、それは☆丸大豆☆でしょう!

(owner)
 ・・・・・・。
 えーと、今週のスマスマにはピーちゃんでるのかなあ。

(ポン太郎)
 お、親分!戻ってきておくれよー!おいらが悪かったよお!!

(owner)
 ・・・お前の反省、口ばっかだもん。ためしに、ここに大豆の絵を描いてみな。


(ポン太郎)
 そ、そんなのおやすいご用でやんす!! いびつな大豆

(owner)
 ・・・・・・。
 あたしぃ、スマスマでは、けっこうバニラさんとか好きなんだけどぉ。おでこなキムタクが妙にかわいくてぇ・・・、

(ポン太郎)
 おやぶーん、おいらがバカハムスターなのは先週でわかったでやんすよぉ。何が悪かったんですよぉ(シクシク)

(owner)
 別に泣かなくてもいいけどさあ。なんなの、このマメの「くびれ」は。インゲン豆やソラ豆とごちゃごちゃにしてんじゃない?。

(ポン太郎)
 く、くびれてたらいけないんでやんすか?

(owner)
 思いっきりダメ。大体、なんのために、いっつも苦労してテーマイラスト描いてると思ってるの。アメダイ(アメリカの大豆)だろうが、日大(日本の大豆)だろうが、どっちも丸いでしょうが!

(ポン太郎)
 だ、だから、それが☆丸大豆☆って品種だと思ってたんでやんすー!

(owner)
 じゃあ、くびれてるのは?

(ポン太郎)
 く・・・くびれ大豆。

(owner)
 ・・・バカな子ほど可愛いけど、それ以上云ったら、ビストロスマップでシチューにして貰うからね。
 ともかく、そういうわけで丸いって云うのは大豆の基本で、別に品種の名前じゃござんせん。

(ポン太郎)
 でも「丸大豆醤油」とか「厳選丸大豆使用」とか見たことあるでやんす。

(owner)
 それは「丸」という字を辞書で引くと出てくる「<部分的に欠けない>全体」っていう意味で使ってるんだと思うよ。「丸ごと食べる」の「丸」ね。
 特に醤油なんかは、油をある程度とったアトの「脱脂大豆」を使うことが多いから、そうじゃなくて丸ごとの大豆を使っていますよ、というのを「丸大豆使用」って云って差別化しているの。

(ポン太郎)
 じゃ、じゃあ、大豆の品種っていうのは、なんなんでやんすか?「納豆小粒」とかいうのも見たことあるけど、あれは名前じゃなかったでやんすか?

(owner)
 いや、納豆小粒は立派な品種名だよ。茨城県の在来種を昭和51年に県の試験場で純系淘汰して品種にしてる。えーと、つまり、いろいろごちゃごちゃ混じっていたものの中から、いいものを選んで選んで安定したものにしたってこと。
 ただ、納豆小粒の紛らわしいのは、よく「地塚大豆」とか「地塚納豆大豆」とかいう名前でも呼ばれちゃうことで、これは本当は「地塚大豆」っていう別の品種があったにも関わらず、同じ茨城県内の小粒の大豆だっていうことでゴチャゴチャにされたみたい。

(ポン太郎)
 ふーん、じゃあ「鶴の子大豆」っていうのは?

(owner)
 おっと、いきなり高級品にきたな。これも品種の名前だよ。ただし、「つるの子」っていうブランド(銘柄)の名前でもあって、「ユウヅル」「早生つるの子」「甘露」「白鶴の子」「つるの子」っていう5つのよく似た品種が、皆「つるの子」っていう名前で流通しているんだ。これは、ちゃんと国の検査の規格で決まっていることだから、さっきの「納豆小粒」と「地塚大豆」とみたいに、なし崩し的にゴチャゴチャになってるわけじゃない。

(ポン太郎)
 うーん、なんだか複雑で、おいらよくわかんないよ。一体、日本には幾つ品種とかやらがあるんでやんすか。

(owner)
 すっごい沢山。県が栽培を奨励している品種だけで58種ある。
 この他にもマイナーなのが山のようにあるから、100とかじゃきかないよ。

(ポン太郎)
 ・・・そ、そんなにあるとは知らなかったでやんす。
 一番たくさん作られてるのはなんて云うんですか?

(owner)
 一番といわず、いくつかお見せしましょう。
 第1位 フクユタカ(18,713ha 九州地方など)
 第2位 エンレイ (13,810ha 北陸地方など)
 第3位 タチナガハ( 8,840ha 関東地方など)
 第4位 タマホマレ( 7,060ha 近畿、中国地方など)
 第5位 スズユタカ( 6,366ha 東北地方など)


(ポン太郎)
 ・・・ぜ、全然知らない奴ばっかりでやんす。

(owner)
 だよねー。私も、フクユタカ使用の豆腐っていうのをスーパーで見かけたぐらいかな。あとは、エンレイが「艶麗」っていう名前で書かれてるホームページをリンクしたことがある(本当は、品種改良した試験場が塩尻峠(別名:塩嶺)の近くだからこういう名前だって噂だけど)。

(ポン太郎)
 なんで、こんなに大豆の品種は知られてないんでやんすか?どれを使っても同じ味だからでやんすか?

(owner)
 そんなことはないよ。豆の大きさも成分も本当にイロイロだし・・・。ただ、大豆の場合、製品になっちゃうと、お豆腐屋さんの腕前とかいう別のファクターが入ってくるから、どの豆がおいしいとか、マズいとか云いにくいのは確かだよね。たたでさえ、あっさりした豆腐がいいとか、甘い方がいいとか、食べる方の好みもあって優劣がつけられないし。

(ポン太郎)
 でも豆腐に丸大豆使用とか、しょうもないこと書いているぐらいなら、品種の名前ぐらい書いたっていいでやんす。納豆には、納豆小粒使用とか、スズマル使用とか、品種名が書いてあるのを見たことあるでやんす。

(owner)
 そうだねえ。「この品種をつかった豆腐は甘みたっぷり!」みたいな、大豆も豆腐も両方の知名度があがるような、うまい宣伝も考えられるかもね。今のところ、米でいう「魚沼のコシヒカリ」みたいな品種が少ないから、チャンスといえばチャンスだ。
 ただ、これまでは国産大豆の生産量も少なかったし、量もがたがた増えたり減ったりしていたから、なかなか安心して書けなかったんだとも思うよ。パッケージを沢山準備したのに、次の年はからっきし生産がなくて困った、なんてひどいことがコレまで沢山あったもん。

(ポン太郎)
 うむむ。日本の農家、しっかりするでやんす。

(owner)
 お百姓さんのせいばっかりじゃないよ。天気にも左右されるし、何よりも大豆は、米の転作で作られているから、米あまりの年には沢山作るし、足りなかったら米に戻されるし・・・。  まあ、自分たちの手が届かない部分はしょうがないんだから、できることをできるだけやってくしかないんだけどね。真心を尽くして、それでも伝わらない部分はしょうがないよ。

(ポン太郎)
 なんだか、哲学っぽい親分でやんす。ところで、さっき魚沼のコシヒカリみたいのは少ないって云ったけど、何かあるにはあるでやんすか?

(owner)
 業界で高級の代名詞といえば、函館の「鶴の子」(ハコツル)だって噂を聞いたことがある。これは凄く大粒だから主に煮豆用なのかな?豆腐でうまいかどうかはわかんないや。
 あと高い大豆って云えば「丹波の黒豆」こと「丹波黒」でしょう。普通の黄色い大豆の10倍以上の値段で・・・、

(ポン太郎)
 ちょ、ちょっと待って、親分。黒豆って大豆なんでやんすか?

(owner)
 ・・・え・・・?

(ポン太郎)
 ・・・・。

(owner)
 ・・・・。
 ええぃ!やっぱりポン太郎はキング・オブ・バカハムだぜ、RATS!(ちぇ!)
SEE YOU NEXT WEEK!

(ポン太郎 The King of BAKA Hamster)
 ・・・・(しくしく)
(おまけ)
丹波黒=丹波篠山地方を発祥とする高級黒「大豆」。普通の大豆が100粒あたり40グラムあれば「極大粒」と呼ばれるところ、丹波黒のでっかいものは80グラムにもなろうというスーパー極大粒。表面に白い蝋質をふいているのが特徴で、この白い物質を見て「カビている!」などと騒ぐと、ポン太郎並みの恥をかくことになるので注意。お正月の黒豆はもちろんのこと、最近では枝豆のおいしさも高く評価されている。
○今週のホームページ

国産大豆の品種についての頁
 国産大豆品種の事典


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