大豆まめ知識
問0 まめ知識のマメってなんのマメ?
- マメにこつこつ作りましたのマメ
- 大豆、小豆、いんげんなどの豆類の総称
- マメ電球のマメ(小さいという意味の接頭語)
- どうだっていいじゃんそんなこと
ちなみに4番を選んだ人にはこのページは向きません。 知ってたって役にたたないことばっかりだもん。
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問1 大豆の原産地は?
答 原産地は中国です。日本に伝来した時期や経路は明らかではありませんが、弥生中期には存在・利用されていたと考えられています。
解説 マメ科ダイズ属に属するダイズの近縁野生種としては、ツルマメがあり、遺伝資源としての活用が期待されています。原産地が中国のどこであるかは諸説あります。日本の文献上の記録で最も古いものは、古事記に説話として残されています。また、8,9世紀には作付け奨励が行われたとの記録もあります。
問2 大豆の主産県は?
答 平成10年産作付面積の多い順に、@北海道、A宮城、B佐賀、C秋田、D富山、E福岡、F新潟、G栃木、H茨城、I福島となっています。
解説 大豆の産地は全国に分布しており、1,000ha以上の作付県が28道府県あります。北海道は畑作が6割、東北と関東は田作が6割、その他の地域は転作対応の水田作が大部分です。
問3 大豆の粗生産額は?
答 全国計で377億円(平成9年)、品目別には43位。多い順に@北海道68億、A岡山26億、B茨城18億円、C兵庫18億、D福岡17億となっています。
解説 大豆の粗生産額は主産県である北海道、黒大豆などの価格の高い大豆の主産地である岡山、兵庫で高くなっています。
問4 大豆のうち転作大豆の占める割合は?
答 約7割です。
解説 10年産の大豆の作付面積10万9千haのうち、田作大豆が8万ha。うち、転作カウントされているものが7万6千haです。
問5 大豆の主要品種は?
答 10年産で作付面積の多いベスト5は、フクユタカ、エンレイ、タチナガハ、タマホマレ、スズユタカです。これらの品種の主な用途はいずれも豆腐・煮豆用です。
解説 上記のベスト5品種は複数の県で奨励品種として採用されています。この5品種だけで全大豆作付面積の50.3%を占めている。
問6 大豆作付面積の最大・最小は?
答 最大値は;
統計のある明治11年以降では ・・・明治41年の49万1千ha
戦後では ・・・昭和29年の43万ha
転作の開始された昭和46年以降では・昭和62年の16万3千ha
最小値は;
大幅な転作緩和が行われた平成6年の6万1千haが統計史上最低です。
解説 大豆の作付けは明治初期から大正末期にかけては40万ha台の水準を保ってきましたが、その後、中国東北部からの大豆の輸入に伴い減少しました。戦後の増産運動により30年代初期までは再び40万ha台に復活しましたが、アメリカ大豆の輸入及び昭和36年の輸入自由化により減少しました。その後転作対策用の主要作物として復活しましたが、転作の多様化や気象災害の影響などにより減少し今日に至っています。
問7 大豆の単収の最大、最小は?
答 最大値は平成8年産の181kg/10a。
最小値については、転作の開始された昭和46年以降では、大冷害年であった平成5年の115kg/10aが最低です。
解説 戦前は100kg/10a前後で推移しています。戦後10年間も、80kg台に落ち込むことが数回ありました。
問8 大豆単収のベスト5県は?
答 10アール当たり平年収量ベースでは
@北海道(236s)、A栃木(208s)、B熊本(206s)、
C富山(203s)、D福岡(194s)
最近3カ年の実収量では、
8年産は @栃木、 A福岡、B佐賀、 C熊本、D茨城
9年産は @栃木、 A茨城、B北海道、C熊本、D埼玉
10年産は @北海道、A佐賀、B福岡、 C長野、D山形
これらの道県は概ね200kg/10aの水準です。
解説 大豆の単収は、大豆作に積極的に取り組んでいる主産県ほど高い傾向にあります(捨て作りが少ないためだと思われます)が、地域の気象条件に左右され、順位は毎回入れ替わります。
問9 国産大豆の生産者数は?
答 収穫農家:454千戸、販売農家:67千戸、交付金対象農家は52千戸です。
問10 大豆の内外価格差は?
答 問屋の購入額の内外価格差は、
平成9年産の輸入大豆と国産大豆の販売価格を比較すると国産大豆 は輸入大豆の約3倍です。
農家手取り額の内外価格差は、
平成8年産の米国と日本の農家手取り価格を比較すると日本は米国 の8.6倍となっています。
解説 輸入価格はCIF価格+輸入諸掛 (2,709円/60kg)、ただしこの価格は油脂用大豆(比較的安価)と食品用大豆の価格を加重平均したものです。
9年産の国産大豆は交付金大豆の販売価格 (8,403円/60kg)
8年産の農家手取り価格は 米国は収穫期大豆価格 (1,657円/60kg)
日本は交付金の区分Uの2等(14,218円/60kg)
最近は国産大豆、輸入大豆とも安くなっているので、こうした内外価格差は刻々と変わっています。
問11 大豆の関税は?
答 昭和36年の輸入自由化以降、暫時引き下げ、47年以降無税です。
解説 明治32年以降大豆には関税をかけられていましたが、世界大戦などの影響により数回免税になりました。その後、自由化の議論が活発になってきた昭和26年に10%の関税を復活しました。昭和36年の輸入自由化の際の関税は1kgにつき4.8円(従価13%相当)であり、その後ケネディラウンドを経て昭和47年までに0円に引き下げられました。ただし、48年にアメリカの大豆輸出規制があったため、協定上正式に無税となったのは昭和55年です。
問12 大豆の輸入相手先は?
答 平成9年産の実績では、@アメリカ(389万トン)、Aブラジル(56万トン)、Bパラグアイ(30万トン)、C中国(17万トン)です。
解説 近年、中国からの輸入は減少傾向です。代わりにパラグアイが増加しています。
なお、世界の生産量ベスト6は@アメリカ(6,484万トン)、Aブラジル(2,321万トン)、B中国(1,331万トン)、Cアルゼンチン(1,265万トン)、Dインド(521万トン)、Eパラグアイ(240万トン)となっています。
問13 輸入大豆で食品用に使用するのはどこの国の大豆か?
答 食品用大豆(油用ではない大豆)の輸入先は、主にアメリカ、中国です。価格は3,000円〜9,000円/60kg当たり。輸入量は90万トン程度です。
解説 豆腐用としては主にアメリカのIOM大豆が使われています。中国大豆の入手が困難になってきたため、食品会社がアメリカ、カナダに輸入先を求める動きがあり、両国では、日本への食用大豆としての輸出をターゲットにした品種改良などが積極的に進められています。
ちなみに国産大豆と外国産大豆の成分を比較すると、国産大豆はタンパク質含量が多く、外国産大豆は脂質含量が多くなっています。タンパク質含量は国産が35%、米国産が33%。脂質含量は国産が19%、米国産が22%です。(<四訂版>日本食品標準分析表より)
輸入価格は、最も輸入量の多いアメリカ産IOM大豆が3,000円/60kg程度、同じアメリカ産豆腐用バラエティ大豆が4,200円〜6,000円程度、煮豆、納豆用バラエティ・有機大豆が6,000円〜9,000円程度です。輸入量は、平成8年食料需給表によると粗食用と味噌・醤油加工用大豆の需要量が103.8万t、8年産国産大豆生産量から種子用を除いたものが14.4万t、その差の89.4万tが輸入大豆で賄われています。
問14 有機大豆とは?国産か?
答 現在市場に流通している有機大豆の多くはアメリカ産です。
解説 日本で消費される有機大豆は1〜3万トン前後と云われていますが、正確な数量は不明です。ほとんどが米国からの輸入で、増加傾向にあります。商社の情報によると、中西部の乾燥地域など、病害虫の少ない地域で作付けが行われているとのことです。日本国内では生協などとの契約取引により、省農薬栽培などに取組んでいる事例が一部ありますが、温暖湿潤で病気も無視も多い国なので難しいようです。
問15 日本での大豆の主な用途は?
答 食用油用が全体の8割を占めています。2割が食品用で、多い順に豆腐、味噌、納豆、醤油、煮豆となっています。
解説 日本で消費されている大豆約500万トンのうち、370万トンが製油用。100万トンが食品用(味噌、醤油用を含む)であり、そのうち、50万トンが豆腐、12万トンが納豆、17万トンが味噌、3万トンが醤油、3万トンが煮豆に用いられていると推定されています。醤油用が少ないのは、主原料の脱脂大豆をカウントしていないためです。
問16 国産大豆の主な用途は?
答 多い順に @豆腐・油揚げ(54%)、A煮豆・総菜(20%)、 B納豆(10%)、C味噌(10%)となっています。
解説 それぞれの用途に求められる主な形質は、豆腐はタンパク質含量が高く製品歩留まりがよいこと(ただし高糖分品種の方が味はよいとの知見もあります)。煮豆は大粒で皮切れが少ないなど外観品質がよいこと。納豆は小粒で皮切れが少なく、安定供給が可能なこと(最近では味の良い中大粒の納豆も人気があります)。味噌は製品にしたときの味、色などがよいことです。
問17 国産大豆の主な成分は?
答 多い順に @タンパク質(35%)、A糖質(24%)、B脂質(19%)、C水分(13%)、D灰分(5%)、E繊維(5%)となっています。
解説 〈四訂〉日本食品標準成分表の数値です。測定方法や品種、産地によってかなりばらつきがあるので注意して下さい。ちなみに、〈四訂〉でのアメリカ産はそれぞれ、33%、25%、22%、12%、5%、4%、中国産は33%、20%、20%、13%、4%、5%です。また、国産に限らないが、大豆は、総コレステロールを低下させる大豆レシチン、ビフィズス菌増殖作用があるオリゴ糖、抗脂血、抗酸化、抗コレステロール作用のある大豆サポニン、骨粗鬆症を予防すると言われるイソフラボンなど多くの機能性を有しています。
問18 大豆加工品の消費状況は?
答 世帯当たりの消費量を見ると、納豆は対前年比10%増。味噌、豆腐はやや増、醤油は横ばいとなっています。
解説 平成9年の世帯当たり消費量は、醤油11リットル、みそ9kg、豆腐79丁、納豆3776円分です。
問19 豆腐一丁には何グラムの大豆が必要か?10アール当たりでは何丁の豆腐ができるの?
答 豆腐の製造法などによっても異なりますが、一丁を300gとすると大豆は77〜90g。また、10a当たり収量を175kgとすると、2,000〜2,300丁の豆腐ができます。
解説 1kgの大豆から11〜13丁(3.3〜3.9kg)の豆腐ができます。
問20 納豆1パック(50g)に何グラムの大豆が必要か?10アール当たりでは何パックの納豆ができるの?
答 25g必要です。また、10a当たり収量を175kgとすると、7,000パックの納豆ができます。
解説 ダイズ1kgで2kg(40パック)の納豆ができます。