xacti DMX-C1で三脚を付けながら外部電源を使えるように、電池型アダプタを作る


sanyoのDMX-C1、DMX-C4は、外部電源端子が本体の底にあるというタコな作りになってます。
そのため、三脚やマウントに取り付けた状態では外部電源が使えません。

バイク動画撮影や、列車の前面展望撮影のため、ステーや三脚に取り付けた状態でもMyBattery JET等の外部電源が使えるように、電池型のアダプターを作りました。
これを使えば、マイバッテリーやバイクから引っ張ってきた電源を利用することができ、何時間でも連続撮影できます。
ちなみに本体付属のリチウムイオン電池の定格電圧は4.2V、マイバッテリーJETには4.2V出力モードがあるのですんなり使えます。

電池型アダプタのメリット
外部電源端子が要求する電圧は4.7V。しかもそれよりも電圧が下がると電源が落ちる。電圧低下に対する許容量が低い。
それに対して、電池ボックスが要求する電圧は、リチウムイオン電池の電圧である3.7V〜4.2V。電圧が低下しても動作を続けてくれる。ACアダプタではなく外部電池を使った場合、外部電源端子経由での供給よりも動作時間が長くなる。
デメリット
標準の内蔵用電池と外部電源端子からの電気を併用した場合は、外部電源端子からの電気が途絶えると自動的に内臓電池に切り替わるが、この電池型アダプタだとケーブルが抜けたりすると電源が落ちてしまう。動画撮影中にケーブルが抜けると悲惨。

作り方
まあ写真を見てもらえばわかると思いますが、
100円ショップダイソーの木板を電池と同じ形に切り出して、同じくダイソーの銅板で電通端子を作って、そこに細めのケーブルをハンダ付け、ケーブルの先にDCプラグを付け、ケーブルが引っ張られて切れないように糸で補強、電池蓋にケーブルを出す穴を開けて、完成。

         

おまけ・My batteryや付属電池が切れたときのための緊急電池ボックス。秋月電子の単三電池6本用の電池ボックスを使用。
単三電池×3本(1.4V×3=4.2V)を2つ並列で接続し、更に瞬間的な大電流要求による電圧低下を抑えるために、耐圧5V容量1Fの電気二重層コンデンサを出力ジャック付近に並列で接続。
2800mAhのニッケル水素電池を6本使えば、4.2V5600mAhの外部電源のできあがり。
もっともmybatteryが電池切れになったことが今だにないので、実践使用したことはまだ無い。


実験 この電池アダプタを使って、DMX-C1が何ボルトまで動くのか、外部電源の電圧を徐々に落としながら試してみた。
結果、3.35V以下になると残り一マス表示になり、3.1V以下になると電源が落ちた。
単三の3本直列でちょうどいい電圧設定。