DMX-CG6を改造して暗視カメラを作る

2009.6.27

暗所撮影に強いサンヨー Xacti CG6の内蔵レンズと赤外線カットフィルタをとっぱらい、Cマウントにして防犯カメラ用の開放絞り値F0.75のハイスピードレンズを付け、
秋月電子の赤外線LEDで赤外線投光器を作り、暗視カメラを作った。
特に何に使うあてがあるわけでもないけど、技術的好奇心で・・・


撮影できるこの状態まで改造して中断している。

左にあるのは秋月電子の赤外線LED 70個で作った赤外線投光器。10mくらい先までは届く。
この赤外線LEDの波長は人の目には全く見えない赤外線のみ出すので、ONにしても人の目には消えてるように見える。
CG6改の電池ボックスからケーブルをひっぱって2.1mmの標準DCジャックを付けてあり、そこから4.2Vの電源供給を受けて光る。


もともとガングリップタイプのカメラだったが、CCDは基板の上にパテで平行に固定し、その上にCマウントリングを付けてカメラ側マウントにして、
モニターは基板の後ろに固定、操作パネルは基板の上部に付け、
基板とモニターの間にNP-120用の電池ボックス(Kodak P880のジャンクから取り出し)を付け、普通のデジカメ型にしてある。
赤外線カットフィルタは取り外してあるので、太陽光下で撮影すると植物などが変な色で写る。
マイクはWM-61Aに換装。
長時間連続撮影時の消費電力を抑えるため、モニターのバックライトの電源ラインの途中にスイッチを入れてON/OFFできるようにしてある。


Panasonicの9mm F0.75の暗所撮影用レンズ、WV-LA908C3を装着。
レンズの周りには秋月電子の赤外線LEDを28個つけ、同軸赤外線投光器としている。
電源はCG6改の電池ボックス横にあるDCジャックの4.2V。



実写赤外線動画サンプル

WMV、640×480、1.23MB。ホワイトバランスは赤外線に合わせてあるので、外の街灯が緑に写っている。
最初は赤外線投光器OFFの状態で真っ暗、1回目のカチッでレンズ同軸投光器ON、2回目のカチッで70個LED投光器ON。
被写体は隣の部屋の壁で、距離は約5m。目で見ると真っ暗なまま。