LS300WとNecker S1をCマウントに改造する



ライダー視点のバイク走行動画を撮るため、これまでCマウント広角レンズをつけたビデオカメラを使っていたが、
いいシーンのときだけ撮影ボタンを押して撮影開始・停止する手間や、メモリカードがいっぱいになったあと
ポーターブルストレージでデータを吸い出す作業が面倒で、だんだん撮影しなくなってきた。

もっと手軽に動画撮影したいと思い、自動車用のドライブレコーダーをバイク車体とヘルメットに付けて常時撮影することにした。


DRVはビデオカメラに対して、
という点が便利。バイクに乗ってる間は常に撮影させておき、景色のいい場所や決定的瞬間を目撃したときに保存ボタンを押すだけ。

最初にアマゾンでFHD-VC1080PB(車体固定用)とZuiji ZS1080DR08(ヘルメットマウント用)を購入し取り付けて使ってた。
だが画質に不満が出て、DOD TG300(車体固定用)とNecker ster eye S1(ヘルメットマウント用)を海外から購入。
だがさらにもっといい画質が欲しくなり、DOD LS300Wを海外から2つ購入。
LS300Wは解像が良くシャープで圧縮ノイズが目立たず非常に画質が良く、暗所にそこそこ強く、文字(タイムスタンプ)を非表示にすることができ、ファイルギャップ皆無(前後ファイルの10コマほどが重複)で、 理想に近いドライブレコーダーだった。

ドラレコには広角レンズが付いてるんだが、小型軽量が優先なので歪曲補正されたいわゆる「広角レンズ」ではなく
直線が丸く歪んで周辺部が潰れる「魚眼レンズ」(セミフィッシュアイ)となっている。これはドラレコだけでなく、GoProなんかのアクションカムも同じ。
これは車体固定ならいいが、ヘルメットマウントにして左右に視点移動すると違和感が出る。
前々からビデオカメラで監視カメラ用の2.1mm超広角CSマウントレンズ(歪みが少ない)を使ってたので、ドラレコもこのレンズが使えるように改造した。

 
LS300W 2つとNecker S1の3つを改造。
分解して、本体基板にねじ止めされてるボードレンズ用マウントを取り外し。ジャンクデジカメから取った赤外線カットフィルタをCMOSの上に載せてシリコンボンドで固定。
C-CSマウント変換リングをヤスリで削って、少し削るたびにCSマウントレンズをつけてピント(フランジバック)を調整。
リングに1/4インチ用のレンズを付け、四隅にケラレが均等になるようにして中心合わせをして瞬間接着剤で仮固定、レンズを外してエポキシボンドで本固定して、CSマウント化した。
分解ついでに元のマイクセルをもぎ取ってWM-62PCに交換、取り付け部分がスライド式の専用バヨネットなのでジャンクデジカメから取り出した三脚穴をパテで付けて三脚ネジ固定式に。

小型軽量が良ければ、ボードレンズをCSマウント化した小型広角レンズをつければいいし、歪曲の無さや明るさや画質を重視するならCSマウントレンズをつければいい。
状況に応じてレンズを選べるようになって便利になった。

 
ヘルメットとバイクのダッシュボード上に、アルミ板を切って曲げてステーを作って三脚ネジで取り付け。

 
panasonicの監視カメラ用超広角レンズ WV-LA210C3(2.1mm F1)を付けて撮影した動画から切り出し。

2013/5/19作成