FEレンズ+EFレンズ実写比較2(α7 IV)

以前にα7IIIに手持ちレンズを付けて撮り比べたが、レンズの片ボケなのかカメラのマウントが傾いてるのか区別つかない所があったため、確かめるためα7IVの新品を購入した(馬鹿)
いや、各種機能もアップしてるしね…いい機会だったので思い切って買っちゃった。
あと初めて国産スマホ(xperia 1 II)を買ったのでスマホカメラがどんなもんか確かめるため一緒に撮った。


●FEマウントレンズ
tamron 20-40mm F2.8 Di III VXD(A062)、 sony FE 20-70 F4 G(SEL2070G)、 sony FE 16-35mm F4 ZA OSS(SEL1635Z)、 Tamron 17-28mm F2.8(A046)、 FE 28-60mm F4-5.6(SEL2860)、 FE 24-70mm F4 ZA OSS(SEL2470Z)
sony E 55-210mm F4.5-6.3 OSS(SEL55210)、 tamron 70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD(A047)、 tamron 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(A058)、 sigma 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS
Tokina Firin 20mm F2 MF、sigma 24mm F2 DG DN、 65mm F2 DG DN、 70mm F2.8 DG Macro
sony 14mm F1.8 GM(SEL14F18GM)
samyang AF 50mm F1.4II、 45mm F1.8、 75mm F1.8
TTArtisan 7.5mm f/2 C Fisheye、 SAMYANG 8mm F2.8 UMC FISH-EYE II

●EF/A/Kマウントレンズ+マウントアダプター(シグマMC-11、Commlite CM-EF-E HS、sony LA-EA5)
sigma 10mm EX DC FISHEYE HSM
tamron SP 24-70mm F2.8 Di VC USD(A007)、 sigma 24-60mm F2.8 EX DG
sigma 20mm F1.4 DG DN Art、 sigma 14mm F1.8 DG HSM Art
tamron SP 15-30mm F2.8 Di VC USD(A012)
sigma 50mm F1.4 EX DG HSM、 canon EF100mm F2 USM
canon EF70-210mm F3.5-4.5 USM、 tokina AT-X304(300mm F4)、 Samyang 135mm F2.0 ED UMC、 tamron 70-200mm F2.8 Di USD(A009)、 sigma APO 70-200mm F2.8 OS、 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM、 50-500mm F4-6.3 EX DG HSM、 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM (Aマウント,EFマウント)
canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM、 sigma MACRO 50mm F2.8 EX DG


撮影条件
絞り優先モードでマルチ測光させ、絞り開放とF8に絞って、ズームレンズは広角端・中間・望遠端の3焦点距離ずつ撮った。
カメラ内での色収差補正、周辺減光補正、歪曲補正ともに有効。なのでFEネイティブレンズに有利で、EFマウント+マウントアダプターに不利。
実際の使用状況に合わせるため、手持ちで、カメラ内手振れ補正・レンズ手振れ補正(ある場合)ともに有効。
前回は水平に撮ったがそれだと四隅部の解像がわからないので、今回は写真の角に地平線が来る形に30度ほど傾けた。
また、片ボケなのかレンズ本来の限界なのか判定するため、正位置で撮ったあと120度ひっくり返して上下逆で撮影した。

写真中央にあるアパート(距離約400m)↑の窓に中央スポットAFでピントを合わせて1枚、もいちどAFさせて1枚。カメラを120度左に回転させてAFさせ1枚、またAFさせて1枚。F8に絞ってAFさせ1枚、またAFさせ1枚。手振れ・ピントズレの影響を排除するため同条件で2枚ずつ撮影してより解像してるものを採用した。
後ろの山のふもとにある赤い屋根のビルまで6kmありほぼ無限遠といってもいい距離だが、大気のゆらぎや空気中のチリ水蒸気によるボケ・コントラスト低下が起きるので描写の参考にはならない。

サムネイルクリックで開く写真はα7IVのカメラ内JPEG(7008×4672、FINE)で撮ったままで一切手を加えていない。でかいよ。

Eマウントレンズから。

tamron 20-40mm F2.8 Di Ⅲ VXD (A062)
子が車内や店内で隣にいたり、公園で近くで遊んでるときに使いやすい焦点距離で、F2.8と明るく、軽くて小さい。撮影の9割がこのレンズ。鏡筒は20mmで最も長く40mmで最も短い。
最初のレンズは周辺ボケと片側流れが酷かったのでタムロンに修理出して確認済新品に交換で戻ってきて、今は満足。
20mm F2.8 正
上下逆
20mm F8 逆
 周辺まで良いが四隅が弱く、周辺減光がある。 絞ると周辺減光は改善するが、わずかに四隅が弱い。許容範囲。
28mm F2.8 正
上下逆
28mm F8 逆
 中央は素晴らしい。四隅が弱いが許容範囲。 絞ると全面で素晴らしい。
40mm F2.8 正
上下逆
40mm F8 逆
 中央は素晴らしい。四隅が二線ボケぎみだが許容範囲。 絞ると全面でとても良い。

sony FE 20-70mm F4 G (SEL2070G)
上のtam20-40mmでだいぶ満足してるが、たまにもっと望遠側が欲しいと思うこともあるので追加購入。便利ズームに10万円以上出すのは初めてで思い切った。室内(暗所)もある県外家族旅行では20-40F2.8、公園行くときやツーリングは20-70F4の使い分け。
鏡筒は20mmで最も短く70mmで最も長い。
20mm F4
上下逆
20mm F8 逆
 中央は素晴らしいが、周辺から弱い。 絞る少し改善するが周辺はまだ少し弱い。
40mm F4
上下逆
40mm F8 逆

 中央は素晴らしいが、周辺から弱い。 絞る少し改善するが周辺はまだ少し弱い。
70mm F4
上下逆
70mm F8 逆
 中央は良く、周辺から少し弱い。 絞ると全面で素晴らしい。

タムロン20-40F2.8とソニー20-70F4の大きさ比較


sony FE 16-35mm F4 ZA OSS (SEL1635Z)
日常使いでは上2本の広角端20mmで十分だが、たまにきれいなビーチを撮るときもっと広く撮りたいので、外見ボロの中古を52000円で追加購入。
下のSEL2470Zが酷かったので同じZAシリーズのコレも心配だったが、なかなか良い。
本当は軽くて描写もよくなったSEL1635Gがよかったが、使用頻度少ないF4レンズに10万オーバーは出せなかった。
16mm F4
上下逆
16mm F8 逆
 中央から周辺までとても良く、最周辺部は弱い。 絞ると少し改善するが最周辺はまだ少し弱い。
20mm F4
上下逆
20mm F8 逆

 中央から周辺までとても良く、最周辺部は弱い。 絞ると少し改善するが最周辺はまだ少し弱い。
35mm F4
上下逆
35mm F8 逆
 中央まあまあ、周辺は弱い。 絞ると改善し中央とても良く、周辺まあまあ。

Tamron 17-28mm F/2.8 Di III RXD (A046)
上のsel1635zと比較のために安い中古を購入。ズーム域が狭いのに対し軽く明るい。画質は互角。どっちを残すかな。
17mm F2.8
上下逆
17mm F8 逆
 中央から周辺までとても良く、最周辺部は弱い。 絞ると少し改善するが最周辺はまだ少し弱い。
20mm F2.8
上下逆
20mm F8 逆

 中央とても良く、周辺以降はまあまあ。 絞ってもほとんど変わらない。
28mm F2.8
上下逆
28mm F8 逆
 中央良く、周辺以降は少し弱い。 絞ると少し改善し全面で良い。

sony FE 28-60mm F4-5.6 (SEL2860)
沈胴の超小型レンズ。描写は期待してなかったが予想外に良い。
28mm F4
上下逆
28mm F8 逆
 中央と周囲は良く、四隅が少し弱く周辺減光がある。 絞ると周辺減光は改善するが四隅は少し弱いまま。
40mm F5
上下逆
40mm F8 逆
 中央は素晴らしいが四隅が弱く特に2枚目の右上(通常時の左下)が2線ボケ。 絞っても改善しない。
60mm F5.6
上下逆
60mm F8 逆
 中央から周辺までは良いが、2枚目の右上隅(通常時の左下)が弱い。許容範囲内。 絞ると全面で解像する。

sony FE 24-70mm F4 ZA OSS (SEL2470Z)
上の2860では車内や室内ですぐ隣にいる子供が入りきらず、やっぱり24mmほしいなと思って追加で買った。
SEL24105Gより軽いからいいかと思ったけど、426gでもでかくて重く、写りが良くないのもあり全く使ってない。→20-70mm買ったので売った。
24mm F4
上下逆
24mm F8 逆
 中央だけ良く、周辺で既に弱く、四隅は大きくボヤけている。上のSEL2860の28mmF4より良像範囲が狭い。周辺減光もある。 絞ると全体的に改善するが、四隅はまだ弱い。
40mm F4
上下逆
40mm F8 逆

 中央は素晴らしく、周辺は良いが、四隅が弱く特に2枚目の右上(通常の左下)が強くボヤけてる。 絞ると大きく改善し全面で良い。
70mm F4
上下逆
70mm F8 逆
 中央は良いが、周辺から色収差が目立ち、左側が強く2線ボケ。でも上下逆の2枚目右側は弱いもののそこまで酷くない。鏡筒ズーム部のガタが出てる? 絞ると改善するが四隅はまだ弱い。

sony E 55-210mm F4.5-6.3 OSS (SEL55210)
イベントを撮るときは大きさ重さを気にせずAT-X304やシグマ50-500mmを使うが、日常で望遠の使用頻度は低いので小型軽量なのがいい。
5D2ではEF70-210mmを使ってたが、αに付けると解像・コントラストの弱さが目立つ。APS-C用なのは承知の上で、ヤフオクで小型軽量安価(送料込13,800円)なこのレンズを購入した。
少しでもイメージサークルを大きくするため、マウント付近についてるバッフルを外し、マウント内部品を黒板用塗料で艶消塗装した。
ズームさせるとイメージサークルが大きくなっていき、175mmあたりで最大になり、それ以降は後玉が奥に引っ込みすぎてマウント付近の基板で邪魔されて四隅にケラレが残る。削れば175mm以降はケラレ無しになると思うが、配線削って不動になるのが怖いので未実施。
ボディのAPS-Cクロップは初期のオートから無効に変更してある。
55mm F4.5
上下逆
55mm F8 逆
 広角端は最もケラレが大きくAPS-C分のイメージサークルしかない。中央は素晴らしい。円周付近1割は絞っても弱いが、本来の四隅部だから仕方ない。
100mm F5.6
上下逆
100mm F8 逆

 中央は素晴らしい。円周付近2割は絞っても弱いがAPS-Cイメージサークル内は良好。
210mm F6.3
上下逆
210mm F8 逆
 中央は良く、APS-C外になる周辺部までまあ良く、四隅は弱い。

tamron 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (A047)
上の55-210は構図度外視の被写体拡大用で、ツーリング先での望遠風景撮影用にフルサイズEマウントで最も小型軽量なこれを購入。
最初は55-210だけで済ませるつもりだったけど、ヤフオクでたまたま安価な出品を見つけて入札したら落札できた。
70mm F4.5
上下逆
55mm F8 逆
 中央から周辺まで素晴らしいが、最外周部が弱い。 絞ると少し改善するが最外周部はまだ少し弱い。
140mm F5
上下逆
140mm F8 逆

 全面でとても良い。四隅だけ少し弱い。 絞ると四隅が改善し全面でとても良い。
300mm F6.3
上下逆
300mm F8 逆
 全面でとても良い。 絞っても半段なので変わらず。 ミラーレス用のレンズは高価だけど小型軽量かつ解像全振りで値段分の価値はある。

tamron 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (A058)
室内行事撮影用の明るい望遠レンズとしてレフ機用のシグマ70-200F2.8+MC11を準備してたが、俺以外の父母がみなスマホで撮影してる状況では大きく目立ちすぎて躊躇する。
で、上の70-300を持ってったら、暗いレンズなので動き回る子を撮るため増感して高感度ノイズだらけの写真になってしまった。
70mmよりもっと引きたいと思ったことも何度かあったこともあり(スマホで撮った)、明るくちょうどいい焦点距離域のこれを増備した。
35mm F2
上下逆
35mm F2 逆
 中央は良い、周辺は弱い。まあズーム広角端のF2だからね。 絞ると全面で良い。
70mm F2.5
上下逆
70mm F8 逆
 中央と周辺は素晴らしい、最周辺部と四隅は弱い。ちょっと前ピンぎみ? 絞ると全面で完璧。
150mm F2.8
上下逆
150mm F8 逆
 中央は素晴らしい、周辺は少し弱い。 絞ると中央素晴らしく、周辺は良く、最周辺部は少し弱いまま。

sigma 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS (Eマウント)
レフ機用のシグマのX-500mmズームを4本も試してきたが(下部参照)どれも望遠端の解像が良くなく不満で、安い中古とはいえ総額20万円近く使ってしまい(全部売ったので実質負担は2万程度だが)、反省した。
こういうのは中途半端にケチるから試行錯誤して余計に金がかかるので、高い理想のレンズを買ってしまえば一発で収まる。(SEL14F18GM以降は超広角レンズを買っていないように)
てことで思いきって、本当に思いきって新品27万円でコレを買ってしまった。子が小学校に入れば運動会で今よりもっと使うはずだし…「思い出はプライスレス」てやつよ。子が思春期になって撮られるのをウザがるようになったら売ればいいのさ。
EFマウント版なら20万円で10万差に悩んだけど、マウントだけでなく鏡筒形状も違ってて中身が大幅に違うと予想され、ここでケチるとこれまでの二の舞なのでやめた。
X-500mmは古いのでラッピングフィルムが見つからなかったがこれは新しいのであり、運動会の炎天下で使うのを考えてターコイズにしたボディ&他のレンズ達と違いノルディックホワイトで白レンズぽくした。
60mm F4.5
上下逆
60mm F8 逆
 中央と周辺は素晴らしく四隅は少し弱い。 絞ると右上(上下逆なので左下)以外は完璧で、右上だけ弱いまま。
200mm F5.6
上下逆
200mm F8 逆
 全面で完璧。 絞ると隅の周辺減光が改善し全面で完璧。
600mm F6.3
上下逆
600mm F8 逆
 全面で素晴らしい。持ってるレンズで唯一、アパート後ろにある津波避難看板「190m」の看板がはっきり読める。さらに小さな「管理会社 ㈲南部開発 電話番号」の看板の文字まで読める。素晴らしい。 F8に絞っても半段なのであまり変わらない。
これまでレフ機用500mm+マウントアダプターでは望遠側がほぼ必ず前ピンになってたが、ネイティブEマウントなので正確。流浪の旅は終わった。

sigma 24mm F2 DG DN
下の65mm F2が素晴らしいので、明るい広角も必要と思い同シリーズをヤフオクで追加購入。
なんとなく片ボケぎみだったのでシグマに修理に出したら1万ちょっとで良品交換になってやったぜ。
24mm F2
上下逆
24mm F8 逆
 中央から周辺まで素晴らしいが、四隅が弱く周辺減光もある。広角の開放なので許容範囲。 絞ると全面で素晴らしい。

sigma 65mm F2 DG DN
メルカリくじで1万円分のポイントもらったので、評判のいいこれを買ってみた。
夜景スナップ用として、軽さ重視のときはサムヤン45mm F1.8一本、画質重視のときは65mm F2+24mm F2という使い分け。
65mm F2
上下逆
65mm F8 逆
 絞り開放から周辺まで線が細くシャープで素晴らしい。わずかに四隅のほんの端だけ弱いが難癖レベル。 絞ると全面で完璧。カミソリマクロと言われた70mm F2.8を彷彿とさせる。

Tokina Firin 20mm F2 FE MF
2023年、これまで10万近くしてたFirin20mmが突然半値以下で叩き売りされたので衝動的に購入。
AF版も39800円で安いが、24mmF2をもう持ってるし、俺の使い方ではMFのほうがいいなと。25000円と超安価だった。
20mm F2
上下逆
20mm F8 逆
 中央から周辺までとても良く、四隅は弱い。 絞ると全面で素晴らしい。

sigma 70mm F2.8 DG Macro
これまで手軽な物撮り用にEFマウントのシグマ50mmマクロを使ってたが、もともとAFが壊れてるうえに絞りも動かなくなってきたので購入。
70mm F2.8
上下逆
70mm F8 逆
 絞り開放から周辺まで線が細くシャープで素晴らしい。 絞ると全面で完璧。

sony FE 14mm F1.8 (SEL14F18GM)
ミラーレスに移行してから軟弱になって大きく重たいレンズを持ち出せなくなり、シグマ14mm F1.8を持ってるのに中古14万円でこのレンズを買ってしまった。星野撮影用。
片ボケだったのでソニーに修理に出して(沖縄は全国3つしかないソニーサービスSの1つがあるのだ!)「範囲内だが調整しました」で戻ってきた。
14mm F1.8
上下逆
14mm F8 逆
 中央から周辺まで良いが、四隅で強くボヤけてる。左右均一なので片ボケではない。周辺減光がとても強い。 絞ると改善するが四隅はまだ弱い。超広角なのでこんなもんかな。

samyang AF 50mm F1.4 FE II
ミラーレスの手持ち夜景撮影では軽さ小ささ優先で基本F1.8・F2レンズが中心だが、一つくらいF1.4レンズが欲しいとヤフオクで網を張ってたら送料込42000円で落札できた。多数あるFEマウント50mmF1.4で最軽量レンズ。
50mm F1.4
上下逆
50mm F8 逆
 F1.4なのでSS1/8000でも露出過多で白飛びしてるがレンズのせいではない。中央から周辺まで良いが右側(上下逆の左側)がボヤけてて片ボケぎみ。 絞ると全面で完璧。

samyang AF 45mm F1.8 FE
45mm F1.8
上下逆
45mm F8 逆
 中央から周辺まで解像は良いが全面でパープルフリンジが目立つ。周辺減光が強い。 絞ると全面で良い。

samyang AF 75mm F1.8 FE
75mm F1.8
上下逆
75mm F8 逆
 中央から周辺までとても良いが、四隅がコマフレアぽくボヤけてる。 絞ると全面シャープで素晴らしい。

TTArtisan 7.5mm f/2 C Fisheye
2つ下のsigma 10mm F2.8 fisheyeが重くかさばるので、全球パノラマ作成用に購入。APS-C用の対角魚眼レンズだが、一部フードを切除してフルサイズでも使えるようにした。
7.5mm F2
上下逆
7.5mm F8 逆
 7.5mmとあるがシグマ10mm魚眼とイメージサークルも像の大きさもほぼ同じ。
 絞り開放では全体的に甘い。色収差は少ない。 絞ると全面で良い。 開放の甘さでは室内や夜景のパノラマで使えないので、ボケと最短撮影距離の短さを生かして鼻デカ写真用だな。

SAMYANG 8mm F2.8 UMC FISH-EYE II
上のTTArtisanが絞り開放で弱いので、代替の球パノラマ作成用に購入。APS-C用の対角魚眼レンズだがフードを切除してフルサイズでも使えるようにした。
8mm F2.8
上下逆
8mm F8 逆
 他2つの魚眼よりイメージサークルが大きい。また中央部が小さく周辺部が引き延ばされ、等立体角射影ではなく等距離射影っぽく超広角レンズ寄りの射影。
 絞り開放では中央は良いが円周部が甘く、シグマ10mm魚眼ほどではないが少し色収差が出てる。本来のAPS-Cなら四隅になる部分。 絞ると全面カリッとして素晴らしいが、色収差はそのまま。


ここからはCanon用EFマウントレンズ+マウントアダプター。

マウントアダプターは基本シグマMC-11で、MC-11だとボディがフリーズしてしまうシグマ50mm F1.4 EX DG HSMとシグマ10mm F2.8 fisheyeの2本のみCommlite CM-EF-E HSを使っている。
α7IIIだと全てのレンズでAFが効いたのに、α7IVだとシグマ50mmF1.4とシグマ10mm F2.8fisheye、トキナー16-28mmのAFが効かなかったのでMF。この3本はたまに絞りもおかしくなった。

sigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM
APS-C用の対角魚眼レンズだが、フードを切り落として半円周魚眼として全球パノラマの素材用に使ってる。α7IVではAF効かないのでMF。
10mm F2.8
上下逆
10mm F8 逆
 絞り開放から全面で解像して良いが、円周部で色収差が目立つ。 絞ってもほとんど変わらない。

tamron SP 24-70mm F2.8 Di VC USD (A007)
5D2のときは使用頻度低かったが、αに付けてみると意外と良い。→20-70mm買ったので売却。
24mm F2.8
上下逆
24mm F8 逆
 中央はカッチリシャープで素晴らしいが、周辺が弱く四隅はボヤけてる。周辺減光がとても強い。 絞ると改善し周辺と四隅も良い。
40mm F2.8
上下逆
40mm F8 逆
 中央は素晴らしく周辺も良いが、四隅がボヤけてる。四隅だけ減光。 絞ると改善するが四隅はまだ弱い。
70mm F2.8
上下逆
70mm F8 逆
 中央は素晴らしいが、周辺が弱く四隅はボヤけてる。四隅だけ減光。 絞ると全面シャープで素晴らしい。

sigma 24-60mm F2.8 EX DG
5D2の愛用レンズだった。AFがジーコで遅くてうるさいけど風景撮りには支障なく、開放だと周辺が弱いけど中央は緻密で、24mmスタートズームとしては軽くて小さくて旅にぴったり。
シグマにも部品がなく修理不可なので、予備として3本持ってて、今回は一番描写のいいやつ。古くてヤレてるのか個体差が大きい。
24mm F2.8
上下逆
24mm F8 逆
 中央良いが周辺から流れてる。上限逆の2枚目だとそこまで酷くなく、鏡筒のガタかな。周辺減光がとても強い。 絞ると改善するが、周辺はまだ弱い。5D2のときは気にならなかったんだけどなー。
40mm F2.8
上下逆
40mm F8 逆
 中心だけ良く、それ以外は強く流れてて悪い。上下逆の2枚目は少しマシ。 絞ると四隅以外はシャープで良い。
60mm F2.8
上下逆
60mm F8 逆
 中心だけ良く、それ以外は流れてる。上下逆の2枚目は少しマシで、やっぱガタだな。 絞ると四隅以外はシャープで良い。

sigma 20mm F1.4 DG DN Art
超広角に近い20mmで解放F1.4の明るさは唯一無比。シグマに修理出したが異常なしで戻ってきた。
露出が明るすぎておかしいが、これは開放F1.4でシャッタースピードがカメラ上限1/8000に張り付いてそれ以上暗くできなかったせいで、レンズのせいではない。→sony14mmF1.8買ったので売却。
20mm F1.4
上下逆
20mm F8 逆
 中央は良いが、周辺が弱く四隅はコマフレア。近景の木の葉は周辺部でもよく解像してるので像面湾曲だな。周辺減光も出てる。 絞ると中央と周辺は素晴らしく、四隅も良い。

sigma 14mm F1.8 DG HSM Art
片ボケ気味だったのでシグマに修理出して調整されて戻ってきた。→sony14mmF1.8買ったので売却。
14mm F1.8
上下逆
14mm F8 逆
 中央は良いが、周辺外周からコマフレア。周辺減光あり。SEL14F18GMに比べて周辺の解像が少し弱いな。 絞ると全面で完璧でSEL14F18GMより良い。

tamron SP 15-30mm F2.8 Di VC USD(A012)
ATX1628の置き換えのため購入したが、これの直後に上のシグマの2本を買ったのであまり出番がないまま。→売却
15mm F2.8
上下逆
15mm F8 逆
 中央は良いが、周辺が弱く四隅は流れている。周辺減光が強い。 絞ると改善するが四隅が弱い。
20mm F2.8
上下逆
20mm F8 逆
 中央は良いが、周辺外周から弱い。1枚目2枚目とも手前の家が嫌な流れ方をしてるが、遠景はそれほどでもないので負の像面湾曲? 絞ると中央周辺は素晴らしく、四隅は弱い。
30mm F2.8
上下逆
30mm F8 逆
 中央だけ良く、周辺から強くコマフレア。 絞ると中央は素晴らしく周辺も良いが、四隅はコマフレア。

sigma 50mm F1.4 EX DG HSM
5D2で夜スナップの愛用レンズ。ARTでない旧型。α7IVではAF効かないのでMF。F1.4で露出明るすぎるのはシャッタースピード上限のせい。
50mm F1.4
上下逆
50mm F8 逆
 中央は解像してるものの全面でパープルフリンジが目立ち、周辺外周から強いコマフレア。 絞ると中央周辺は素晴らしく四隅も良い。

canon EF100mm F2 USM
隠れLレンズと呼ばれてるらしく、解放からよく解像する。MC-11付けてαでたまに使ってる。
100mm F2
上下逆
100mm F8 逆
 中央から周辺まで素晴らしいが、四隅が弱く全面でパープルフリンジが出てる。(遠景がボヤけてるのは被写界深度外) 絞ると全面で完璧。

canon EF70-210mm F3.5-4.5 USM
軽量で手軽な望遠撮影用。デッドストックを安くで買った。5D2では使用頻度高かったけど、αだとアラが目立つ。→売却
70mm F3.5
上下逆
70mm F8 逆
 中央から弱いが、2枚目手前の木の葉は解像してるのでピンズレかな。2回AFさせて2枚ともこうなのでマウントアダプターと相性悪いのかな。 絞ると中央は素晴らしく周辺は良く、四隅は弱い。
135mm F4
上下逆
135mm F8 逆
 中央だけ良く、周辺から弱い。 絞ると中央と周辺は素晴らしく四隅も良い。
210mm F4.5
上下逆
210mm F8 逆
 中央まあまあだが手前の家が良く解像してるのでやはりピンズレか。色収差が目立つ。 絞っても改善せず同じ傾向。

tokina AT-X304 (300mm F4)
いわゆるサンヨン、不人気で中古が安かった。ジーコAFだが遅くなく使える。MC-11付けてαでたまに使ってる。
300mm F4
上下逆
300mm F8 逆
 全面で良い。色収差が少し出てる。 絞ると少し鮮明になるがあまり変わらない。

Samyang 135mm F2.0 ED UMC
星雲撮影用。ペンタックスKマウント用が安かったので落札。フルマニュアルなので電子接点無しの安いマウントアダプターで使ってる。
135mm F2
上下逆
135mm F8 逆
 中央から周辺まで素晴らしい。最周辺部は少し弱い。 絞ると最周辺部は改善するが中央部は逆に少し弱くなる。

tamron 70-200mm F2.8 Di USD(A009)
室内の子供イベント用に購入。初のAマウントレンズ。EFマウントの70-200F2.8より安かった(29000円)のでLA-EA5と一緒に買った。
70mm F2.8
上下逆
70mm F8 逆
 中央からボヤっとしてて、周辺はかなり弱い。手前の木はよく解像してるので前ピン&像面湾曲かな。 絞ると周辺までとても良く、四隅は弱い。
100mm F2.8
上下逆
100mm F8 逆
 中心だけマシで、それ以外はかなり弱い。 絞ると全面でとても良い。
200mm F2.8
上下逆
200mm F8 逆
 中心だけマシで、周辺は弱く、特に左側が強くボヤけてる。 絞ると右端(F8は上下逆なので左端)以外は良い。

sigma APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
上のタムロンが全焦点距離の絞り開放でボヤッとしてたので手放し、代わりに中古45000円で購入。
70mm F4.5
上下逆
70mm F8 逆
 中央は良く、周辺は弱く、四隅はとても弱い。周辺手前の木は解像してるので像面湾曲だな。 絞ると中央・周辺は素晴らしく、四隅は弱い。 上のタムロンの70mmより少し画角が狭い。
100mm F2.8
上下逆
100mm F8 逆
 中央は良く、周辺・四隅は弱い。 絞ると全面でとても良い。
200mm F2.8
上下逆
200mm F8 逆
 中央まあまあ、周辺左右のほうが良く解像してる。前ピンかな。上下逆だと悪化してる。 絞ると全面で完璧。
満足してないが、これ以上を求めるとEマウントの現行品か120-300mm F2.8になりどちらも中古10万円以上で、使用頻度(年1回あるかどうか)と見合わないのでこれで手打ちとする。

sigma APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM
子が年少で舞台上でのお遊戯会ならATX304で足りてたが、成長して動き回るのでズームが必要になり購入。型落ち中古で安かった。
150mm F5
上下逆
150mm F8 逆
 中央から周辺まで素晴らしい。四隅のほんの端が少し弱いだけ。 絞ると全面で完璧。
310mm F6.3
上下逆
310mm F8 逆
 中央と周辺は素晴らしいが、左側が弱めで片ボケ。 絞っても左側(写真は上下逆なので右側)はボケたまま。
500mm F6.3
上下逆
500mm F8 逆
 全体的に弱い。左側が特にボヤけぎみ。310mmをそのまま引き延ばした感じ。 F8に絞っても半段なのであまり変わらない。

sigma APO 50-500mm F4-6.3 EX DG HSM
上の150-500では近くにいる子が入りきらないので広角端50mmに惹かれて追加購入。安いと思って買ってからOSが無い旧型と気づいた。
50mm F4
上下逆
50mm F8 逆
 中央は良いが中央以外は全体的にフレアっぽい。 絞るとフレアは収まるが周辺はまだ弱く、色収差も目立つ。。
200mm F5.6
上下逆
200mm F8 逆
 左端以外は全面で良い。左側はボヤケてる。上下逆の右側は悪くないので鏡筒のガタか? 絞ると全面でとても良い。
500mm F5.6(6.3)
上下逆
500mm F8 逆
 中央アパートはボヤけてるけど手前の家はクッキリしてるので前ピンか。解放F6.3のはずがカメラ絞り表示とEXIFではF5.6になってておかしい。 絞ると少し被写界深度が深くなって中央の描写は改善してる。

sigma APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ①
上のがOS無しと気づいて追加購入。Aマウント版なので安かった。LA-EA5で使用。
50mm F4.5
上下逆
50mm F8 逆
 中央は良い、周辺はボヤけぎみで色収差が目立つ。 絞ると少しだけ改善するが依然色収差が目立つ。
200mm F6.3
上下逆
200mm F8 逆
 中央は良いが周辺はとても弱い。 絞ると中央はとても良く周辺は弱い。 210mmでもうF6.3になるのな。
500mm F6.3
上下逆
500mm F8 逆
 中央は良いが周辺はとても弱く、色収差も目立つ。 絞ると周辺は改善するがまだ弱い。 150-500mmの範囲では150-500が一番いいな。10倍ズームは無理があるか。

sigma APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ②
高倍率超望遠ズーム探し流浪の旅は続く。上のAマウント版+LA-EA5ではマウントアダプターが絞りレバーを動かすためか、EFマウント+MC-11に比べてシャッタータイムラグが0.5秒ほど長くて気になったため手放して、EFマウント版を購入した。
50mm F4.5
上下逆
50mm F8 逆
 中央はとても良い、周辺・四隅はボヤケぎみで色収差目立つ。 絞ると周辺の解像は良くなるが色収差は改善しない。
200mm F5.6
上下逆
200mm F8 逆
 中央はとても良い、周辺は弱い。前ピン。 絞ると中央周辺は素晴らしく、四隅は少し弱い。 こっちは203mmでF5.6だ。Aマウント版と7mm差のせいか?
500mm F6.3
上下逆
500mm F8 逆
 中心だけ良く、外周に向かうにつれボヤけていき、四隅はとても弱い。 F8に絞っても半段なのであまり変わらない。
良い方の個体差に賭けたがAマウント版とあまり変わらず、50-500シリーズはダメか。新しい150-600なら手が出るけど150mmスタートは不便だし、60-600は高いし、どうすっかなー

シグマ500mm望遠ズームトリオの外観比較。左から旧50-500、新50-500os、150-500。


canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM
100mm F2.8
上下逆
100mm F8 逆
 中央から四隅まで素晴らしいが、左側が弱め。(遠景は被写界深度外) 絞ると全面で線が細く完璧。

sigma MACRO 50mm F2.8 EX DG
上のEF100Mを買ってシグマ180mmマクロ・100mmマクロは売ったがこれは手元に取っている。小さいのは大事。
50mm F2.8
上下逆
50mm F8 逆
 中央から左側にかけては良いが、右側が強く流れている。 絞ると改善して四隅以外は解像するが、露出が明るすぎる。F8まで絞り切れてないっぽい。

Xperia 1 II
ドコモ公式オンラインで安かったので初めて国産スマホ買った。同じソニー製なのでカメラがどのくらい使えるのか比較。
超広角レンズ
上下逆
暗所
 EXIFによると焦点距離2.7mm、絞りF2.2、ISO感度は昼50、夜1600。夜間でも昼間でも絞りが変わらないので固定。
 他の写真と写ってる範囲を比べると35mm換算で15mm相当くらい。レンズは四隅で解像が弱い。
 最低感度なのにノイジーでダイナミックレンジが狭くハイライトが白飛びしてるが、ノイズリダクションで塗り絵風になってないのは良い。シャープネス処理が強い。
 暗所は真っ暗なので後編集でゲインを上げている。3レンズ中最もノイズが多い。最も広角で手振れしづらいのに、なぜか最も増感されてるせい。
広角レンズ
上下逆
暗所
 これだけ1/1.7インチCMOSでセンサーサイズが大きく、そのため描写もいい。焦点距離5.1mm、絞りF1.7、ISO感度は昼64、夜800。
 24mmより少し狭くて、35mm換算で25mm相当くらい。右下の端だけ流れてる。
 超広角、望遠よりノイズやハイライトの飛びが少なく、高級コンパクトデジカメなみの描写で悪くない。これもシャープネス処理が強いのが気になるが。
 暗所はゲインを上げてある。センサーサイズの大きさが効いてノイズが少なくシャープ。目で見たくらいには撮れるので使える。
望遠レンズ
上下逆
暗所
 焦点距離6.9mm、絞りF2.4、ISO感度は昼25、夜1000。
 35mm換算で70mm相当くらい。ちょっとコントラストが弱くフレアっぽいかな。解像はしてて悪くない。
 超広角、広角に比べるとシャープネス処理が弱めで自然。
 暗所はセンサーサイズのわりにノイズ少ない。


2023/8/23