nuvi205、205wを電池交換式にして、液晶モニターバックライトスイッチを付けて、イヤホンジャックを追加する

2009.10.25


以前にnuvi250で同様の改造をした(このページの下半分参照)が、さすがに250だと地図が古いので205を買い足し、やっぱりそのままだと不便すぎるので改造した。


裏側の下にあるシールをはがし、ネジ(特殊ネジ)をマイナスドライバーで外して分解。



@バックライトON/OFFスイッチをつける
歩いてるときやバイクで使ってるとき、画面を見ない間もバックライトがつきっぱなしだと電池が消耗するし、かといって電源OFFにすると起動に時間がかかる。
消費電力を抑えるために、バックライトON/OFFスイッチを付けた。
消費電力の大部分がバックライトによるものなので、消しておけばだいぶ電池の寿命が長くなる。

 
モニターと本体基盤をつなぐフラットケーブルにあるバックライト電源ラインの途中を切断し、細いケーブルをハンダ付けして、先にトグルスイッチとタクトスイッチを並列でつけた。
長い間見るときはトグルスイッチでON/OFF切り替えて、少しの間だけ見るときはタクトスイッチを押してる間だけつくようにするためダブルスイッチにした。

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nuvi250では収まりを重視して小型スライドスイッチをつけたが、実際にツーリングで使ったときにグローブをはめた手では操作しづらかったので小型トグルスイッチにした。少しスイッチが飛び出したが、冬用グローブをはめた指でも簡単に操作できるようになった。


Aイヤホンジャックをつける
  
バイクに乗りながらだと風切音とヘルメットに邪魔されてスピーカーの音声がほとんど聞こえないので、イヤホンジャックをつけた。
スピーカーからのびるケーブルを途中で切断し、スピーカーの横に少しスペースがあったのでそこに切り替え用の小型スライドスイッチ(頻繁に操作する部分ではないので小ささ重視)と、スイッチの分岐先にスピーカーとミニプラグ用のジャックをつけた。


Bストラップ用の金具を付ける
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nuv i250徒歩で使うときポケットに入れていたが、ポケットギリギリのサイズなので出し入れに手間がかかり、またポケットの中で画面がタッチされて地図が変な場所に飛んだり変な場所がお気に入り登録されたりしてることがあった。(スイッチでロックすればいいんだが、ロック操作が煩雑。)
首から下げて手軽に画面が確認できるように、ジャンクデジカメから取り外したストラップ用の金具をつけた。スナップリングで固定してあるので元と同じように回転する。


C電池交換式にする
電源のない外で電池切れになったときに電池交換してすぐ使い続けられるように、電池ボックスをつけて交換式にした。

たくさん持ってるデジカメ用リチウムイオン電池NP-60と、DB-L50(コダック名だとKLIC-5001)を使えるようにした。
左がnuvi内臓電池(1200mAh)、右がNP60(1000mAh)。NP60は横幅ほぼ同じ、長さは短く、少し厚い。

 
DB-L50のでっぱった部分に合わせてボディをくりぬき、ジャンクデジカメから取り出したNP-60用の端子をnuviのボディにつけた。


DB-L50の頭の段差がひっかかるようにボディを少し長めに残したので、頭が平面で厚みがあるNP-120は使えない。
電池ボックスはギリギリのサイズできつめに作ったし、頭の部分はボディに抑えられてるので、お尻の部分は固定しなくてもまず外れない。

 
左・NP-60だとボディとほぼ同一面になる。右・DB-L50だと少し飛び出す。

 
左・NP-60はツライチなので以前のマウントがそのまま使える。
右・DB-L50だと右半分を切り取ったマウントでないと付けられない。でも内臓電池のほぼ倍の容量は魅力的。


完成
  
すごく便利になった。
電池交換式も、イヤホンジャックも、ストラップも、ワンタッチな機械式バックライトスイッチも、絶対あったほうが便利なのに何で元々そうなってないのか不思議。



より広い画面がほしくなったので、nuvi205Wも追加購入。
電池交換式にして、液晶モニタバックライトスイッチをつけ、アイレットをつけ、電源スイッチを移設した。


分解


背中部分にDB-L50にあわせて穴をあけ、ジャンクデジカメからNP-60用の電池端子を取り出して移設。


防水ケースに入れた状態で電源操作できるように、元の電源スイッチ(スライドスイッチ)の根元端子にケーブルをハンダ付けして、プッシュ式のタクトスイッチを追加。
液晶バックライトの電源ラインにケーブルを割り込ませて、オルタネイトのプッシュスイッチを追加。

 
205Wはボディの横幅が大きいぶん、基盤の横にスペースが開いていて、DB-L50がすっぽり収まり、飛び出さない。
アイレットを左右につけてストラップを両肩吊りできるようにした。

 
完成。電源スイッチ、液晶モニタースイッチともボディ前面にプッシュスイッチを付けたので、防水ケースに入れたまま操作できるようになった。




お手軽ツーリングにはnuviだが、本土にフェリーで運んでの長期ツーリングではパソコンナビを使ってる。

vaio U70に地図ソフト(林道散策用にカシミール3D、舗装路移動用にsuper mapple digital)を入れ、USBでGPSレシーバー(holux M-241)を付け、2つの地図ソフトを同時起動させてるのでGPSからの信号を仮想分配器つき通信ポートx8で分配して、USBのゲームパッドで地図ソフトの切り替え、画面移動、縮尺変更等を操作している。
電源はバイクバッテリーをDC-DCコンバーターで12Vから16Vに昇圧させて供給。
雨対策として弁当箱を改造して作った防滴ケースに入れてある。廃熱のために走行風圧を裏側下部から取り込み、庇の下にある表側上部の穴から抜けるようにしてある。
PCの地図ソフトはナビの地図更新料よりも安いし、情報量は桁違いに多いし、カシミールは遊歩道や獣道レベルまで道が見られるし、ナビ以外にもケータイをモデムとしてつなげばネットやメールもできるし、PCナビはすごく便利。