シールド付きの安物オフメット比較 ES-X vs GIBSON YX-3

2011.8.25



アルプスローダー(見た目が少しオフ車っぽい)に乗ってるので、オンロード用フルフェイスじゃなくオフロードメットをかぶることにした。
だがオフロードを本格的に走るわけではないので、ゴーグル式じゃなく手軽で便利なシールド式がいい。
だがアライ・ショウエイのシールド付オフロードヘルメットは高い。

てことで、外国産の安いやつを買った。楽天NEO-RIDERSのES-X(8,500円)のガンメタリックと、ヤマハのギブソンMOTO-X2 YX-3(13,000円)のマットグレイ。ES-Xは台湾のAFX FX-37と同じものかな。
この手のオフメットの形が好きで二つ買ったので、比較レビューをする。
高いメットのインプレはすぐ見つかるけど、外国産安物メットのインプレは見当たらないので。

ES-XはXLサイズ、YX-3はLサイズで、内部は同じくらいのフィット感。
なお、貼ってあるシールは元からのではなく、自作のカッティングシート。ダサいとかの意見は受け付けない。



外観

 
真正面から。シールドオフとシールドオン。
右のES-Xはオプションのシルバーミラーシールド(1,500円、安い!)を付けている。YX-3はミラーシールドが無いんだよね・・
ES-Xが少し大きい。YX-3は少し下ぶくれで、ES-Xは絞り込まれてる。

 


真横から、シールドオンとシールドオフ。
ES-Xのほうが前後幅が長い。YX-3のひさしは10度ほど上下に調整でき(写真は一番下に下ろした状態)、ES-Xはほぼ固定で動かせない。

 
真上と斜め前から。
ES-Xにはチンガードの両サイドにエアインテークが付いてる。



内部



内部。チンストラップの絞め方は、左のYX-3はダブルDリング式、右のES-Xは金属製ワンタッチバックル式(Dリングも一つ付いてる)。
手軽さを取るか、絶対確実な強靭さを取るか、好み次第。


チンガード内側。左のYX-3は発泡ウレタンむき出し、右のES-Xはレザー風で、ES-Xのほうが高級感がある。


頭頂部のスポンジを外したところ。どちらも内装は全て外せる。
エアインテークは、左のYX-3は頭上前後に4つ。右のES-Xは額・頭頂部・後頭部に6つ(あとチンガード左右に2つあるけど、下から風が入る所なので、デザインだけで実用上の意味はないと思う・・)。
いずれのエアインテークも蓋はなく開閉できないが、前部分はひさしで隠れて直接雨はあたらないし、後ろ部分は吸い出される流れで雨は入り込まないので、雨天走行でも水が入って頭が濡れることはない。



両者ともちゃんとSG規格、PSCマーク付きで公道使用可。
重さは両者ともほとんど同じで、約1.5kg。
シールドのノッチは両者ともクリック式ではなく、ネジ止めによる摩擦式。

実用上の差はほとんど無いので、見た目の好みかな。
よりオンロードっぽいのが好きなら曲面構成のES-X、よりオフロードっぽいのが好きなら無骨なYX-3。
ES-Xは本体だけでなく、替えシールドが非常に安価なのが良い。クリア・ライトスモーク・スモーク・レインボーミラー・シルバーミラーとも1,500円で非常に助かる。YX-3はクリアとライトスモークしかない上に、高い!