マイクロフォーサーズ対角魚眼レンズ用のドームポートを作る

2013.8.5



沖縄に住んでてたまに海で泳ぐのでサンゴや魚を写真や動画を撮るが、防水コンパクトデジカメの画質では満足できない。
マイクロフォーサーズ(DMC-GX1)で撮りたいが、ダイビング用ハウジングは高い。
3〜5千円程度で買える防水ケース、ディカパックWP-610ならm4/3ボディと14mm F2.5レンズを入れて使えるが、もっと広い画角が欲しい。(海の中では少し離れると水でボヤけ接写中心になるので広く撮りたい)
対角魚眼レンズ(samyang 7.5mm F3.5 fisheye)ならWP-610のレンズ筒に入るが、筒で円形にケられる。
フィッシュアイには半球のドームポートを使うのがセオリーだが、既製品はそれだけで10万円くらいする・・・
そこで、WP610の先端部分を工作用アクリルドームに付け替えて、水中でケラれず対角魚眼が使えるようにした。




ベースになるWP-610(ヤフオクで一回使用の中古3000円)のレンズ筒部分は長すぎるので、
ハンドソーで切断して切り詰め、エポキシパテで固定し、接着部の上からシリコンボンドを分厚く塗って防水加工。


ドームポートは、アクリ屋ドットコムのOAD100 アクリルドーム外径100mmクリアー フランジ無し(射出)。たったの1310円。
肉厚は2〜3mmほどあり強度には問題ない。素通しで見たかんじ歪みも見当たらない。

WP-610のレンズ筒延長アダプターのメスネジ部分をハンドソーで切り取り、エポキシパテでアクリルドームに固定。
内側に見える白いシリコンゴムパッキンに切り屑が付くと水没するので、外してしっかり洗う。

完成。

内部の空気と外の水で屈折率が異なるため、このドームポート自体がレンズの役割を果たすことになり、
本来なら光学的に計算して中のレンズと主点を合わせないといけないらしいが、おおよそで合わせた。



近くの海で実写。うん、4500円で作ったマリンケースにしては悪くないんじゃないか?
       
海中動画 1920×1080 42秒