TT250Rのスピードメーター計測を変更する

TT250Rレイドのチェーンサイズを520に変えるとき、ドライブスプロケットはノーマルと同じ14丁、ドリブンスプロケットは49丁にして低速よりにしました。(フロントを小さくする手もありますが、歯数が減ると磨耗が早くなるのでやめました。)
ノーマルと減速比が変わってしまったため、メーターの速度表示が狂いました。ハンディGPS(Holux M-241)の速度表示と比べて確認してみると、GPSで51Km/hのときにスピードメーターは60km/hと出てます。オドメーター、トリップメーターも狂ってるはずです。
ということで、メーターを分解して速度表示を変更しました。


分解。ケースの上下はボンドかなにかでガッチリくっついているので、接着面の凹み部分でPカッターと薄歯のノコギリを使って切断。


基盤はケース底部に熱カシメで固定されてるので、熱カシメの頭の広がっている部分を削って外す。


あら!?
ネットで見たのとジャンパの配置が違うわ?
困ったな・・メーターは時計無しの前期型と時計付きの後期型があるので基盤が異なっているのかもしれない。 ちなみに俺のは時計付き。
調べた下の情報通りに、JP4,5,6は無視してJP0,1,2,3の4つで設定するのが正しい。(4つ並んでるJP3,4,5,6で設定するのは間違い。4,5,6は何のためのジャンパなのか不明。時計関係かも。)
俺のは49丁÷14丁=3.5なので、J3についてるチップ抵抗(ゼロ表示で抵抗値はゼロだからジャンパ線と同じ。)を外したあと、JP0とJP2それぞれを銅線をハンダ付けして接続させる。

  JP3 2 1 0
4.0 | O| O| O| O|
3.9 | O| O| O| X|
3.8 | O| O| X| O|
3.7 | O| O| X| X|
3.6 | O| X| O| O|
3.5 | O| X| O| X|
3.4 | O| X| X| O|
3.3 | O| X| X| X|
3.2 | X| O| O| O|*
3.1 | X| O| O| X|
3.0 | X| O| X| O|
2.9 | X| O| X| X|
2.8 | X| X| O| O|
2.7 | X| X| O| X|
2.6 | X| X| X| O|
2.5 | X| X| X| X|
O は接続しない
X は接続する
(* は標準設定)

その後、防水のためにケース上下の切れ目のところにグリューガンで目張り(再度分解する予定がないのなら、シリコンボンドのほうが確実)したあと、更に黒ビニールテープをぐるっと巻いておく。

ついでにメーターの横にあるハイライトを示すライトが切れてたので、交換。
下からライト部分を引っこ抜こうとすると劣化した白ゴムがちぎれるので、上にかぶさってるパネル部分を細めのマイナスドライバーかナイフの先でこじ開けて、上から交換したほうがいい。
交換したらメーターと同じようにグリューガンとビニールテープで防水措置をする。


設定変更後に走りながらGPSとメーターの表示速度を比べてみたところ、GPSが60Km/hを表示しているときにメーターは62Km/h表示になっていた。
タイヤはD604を交換したばかり。実速度より速めに表示されるのは、安全のためのマージンか、山が高いオフタイヤを履いたときにあわせてあるのかもしれない。
これくらいの誤差なら実用上問題ないのでこれにて終了。

2008/2/28