VSR98kを作る (マルイVSR-10 + タナカkar98k)

08/2/4up

電動MP40を買ったら次はkar98kが欲しくなって、タナカのふる〜いエアコッキングkar98kを買ったが、なんせ20年くらい前のエアガンなもんで各部が痛んでるようで、銀弾鉄砲くらいの威力しかない。弾は10m飛ぶかどうか・・
ゲームで使い物にならないので、東京マルイのVSR-10プロスナイパーバージョンを買って合体させた。

工作の内容としては、タナカkar98kのストック・トリガーガードまわり・アウターバレルの前部分・レシーバーバンド・リヤサイトとその横についているスコープマウント(ノコギリで切り出し)・ボルトの後部についてるセーフティー部分の後ろ半分(ディスクグラインダーで切り出し)と、
マルイVSR-10の機関部(ボルト、レシーバー、インナーバレル、トリガーユニット等)・アウターバレルの後ろ半分、 を合体させた。
使った道具のうち電動工具はディスクグラインダーだけ。レシーバー後端を削ったりアウターバレルを切断・加工するのに必須。ホームセンターで1,980円くらで買える。ただし音がうるさいので使う環境は限られる。(俺は風呂場で音が漏れないように閉め切って使った。)あとは小さいノコギリ、彫刻等、棒やすり、紙やすり、エポキシパテ。
設計図やマニュアルなんてないので、現物あわせで加工。仕事が終わって家に帰ったあと毎日作業して1週間ほどかかった。延べ作業時間は30時間くらい。

ストックはVSRの機関部やマガジンを収めるためにだいぶ切ったり削ったりが必要になる。100円ショップの彫刻等でコツコツと加工した。加工後はニスを塗ってある。
ボルトハンドルはVSRのものだが、形状だけでもkar98kに近づけるべく、ディスクグラインダーでボルトハンドルを円柱状に、ボルトハンドル先端部分を球状に加工し、エポキシパテを盛って整形、塗装。
ボルト後部もVSRのパーツにkar98kのセーフティー部の後ろ半分をくっつけてエポキシパテで整形、塗装。
リヤサイトとスコープマウントはVSRのアウターバレル上に接着しパテで整形。リヤサイトは1cmほど位置が高くなってしまったためフロントサイトと高さが合わず照準はできない。見た目だけの飾り。
スコープはタナカのzf41では倍率が1.5倍と低く、また目からスコープまでの距離が遠すぎてゲームでは使いづらいため、レシーバー上にマウントを設置した。マウントはVSR用だが、そのままだと排莢口をふさぐ形になるため、ディスクグラインダーで前後に分割してエポキシパテで切り口を整形。タスコのTR-X abilityを載せる予定。考証的にどうよ?って気がしないでもないが、実際にWW2でもzf41が使いづらいために、レシーバー上にマウントを溶接・ネジ止めして民間から徴用した雑多なスコープを載せていたらしいので、そういう設定で自分を納得させる。
性能はVSRそのまんまなのでグルーピングや静かさはオリジナルkar98kとは比べ物にならないほど良くなった。

この工作コーナーは普段なら工作途中の写真も撮ってなるべくわかりやすく解説してくんだけど、工作に熱中して写真撮る余裕がなかったもので、完成したVSR98kと中国D-boy社製のライブカートエアコッキングkar98k(マルシンのコピー)との比較写真をのっけてきます。上が中国の、下がVSR98k。








右左上下から。スリングを外したほうが見やすいだろうけど、キツキツなんで外すのめんどくさい・・
マガジンがあるせいで底部分がオリジナルとの違和感を最も感じる。他サイトの改造記では「タナカのストックがスリムなのでマガジンが飛び出す」との記述があったが、今回の改造では逆にストックよりも引っ込んでいる。マガジンの底板にパテを盛って茶色に塗装したら少しはマシになるかな。


ボルト部分アップ。ボルト後部の部品、ちょっと長すぎたか・・


ボルトを引いたところ。VSRのシリンダーは銀色で違和感があったので黒染めしてある。素人作業なのでマダラになってるが、どうせコッキングに伴って擦れて色落ちしてるからいいや。


機関部左側アップ。リヤサイトとマウントは飾り。排莢口後部は少し削り込んで形状を似せてある。


マズルのアップ。ここは何も手を加えてないのでそのまんま。VSRのインナーバレルはkar98kより短いので銃口から5cmほど奥に引っ込んでいる。


マガジンを抜いたところ。マガジン収納部の前にある茶色の丸がマガジンキャッチボタン。その前の黒い丸はレシーバーを固定するネジ。