埼玉県の人には役立つ(かもしれない)実用的ページ。 そうだ免許をとろう!in鴻巣 金ないから試験場に行って一発試験で二輪免許取ってやろう! つーことで自分の為に集めたデータを公開するページ。 |
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一発試験の何がいいって、なんつっても安く、速くですむこと。 2輪経験なしでいきなり試験うけるのは無茶だけど、原付でもいいからギヤ・クラッチ付きのバイクに乗ってるんなら是非一発試験に挑戦してみましょー。 もくじ 鴻巣試験場データ 受験にあたっての格好 態度 技能のアドバイス 実戦記録 いま二輪に乗っていて、非公認の教習所に行かなくても自分のバイクで練習できる、という人は、ぜひテキストを読んで練習することをお勧めします。 試験場には試験場独自のルールがある(例えば、右折でも必ず振り返って巻き込み確認しなきゃならないとか、右足は絶対着いちゃいけないとかの変なルールがある)ので、ふつうに丁寧で上手な運転をしたのでは絶対合格できません。 ここでそういったルールを紹介するのはあまりにも量が多くてめんどくさいので勘弁。本屋に行けば二輪免許を一発試験で取得する為の本が多数出てますので買ってください。 お勧めは日本文芸社から出ている「大型二輪免許完全合格」(長 信一著 1000円 ISBN4-537-01942-5)。 これの通りに運転できれば完璧!というくらい詳しく法規走行や課題について書かれています。 で、このページではこの本を補完する形でいろいろやってきたいと思います。 ●鴻巣試験場データ● 各試験の順路図 (発着点はプラットホームです) 1000×667 約32KB 大型二輪 第一コース・第二コース−−−−−限定解除審査(小型→中型) 第一コース・第二コース 試験コースマップ(プレーン) 1500×1000、44.3KB ![]() 試験コース写真 4169×852、200KB かなりサイズでかいです。 ![]() この写真はプラットホームの上にある待ち合い室から撮ったものです。 上のマップの「プラットホーム」の文字列の「ホ」のあたりからと思って下さい。 ○小型、中型、大型二輪試験
○試験の予約は必要ありません。 ○朝8時から8時30分までと、昼12時15分から12時45分までの間に、コースの中に入れます。実際の試験コースを歩いてイメージトレーニングしときましょう。 ○試験が第1コースと第2コースのどっちになるかは、当日朝に2階の技能試験待合室の柱に張り出されます。 前日に電話で聞いても教えてくれません・・・たぶん。 ○二回目以降の受験の人は、1回目の申請書類が必要になるのでもっていきましょう。 ○試験でわからないことがあったら、2階に受験相談窓口ってところがあるのでそこで聞けばやさしいお姉さんが教えてくれます。 試験車両 大型・ホンダCB750F 中型・ホンダCB400F 小型・スズキGN125E 以上のデータは2001年1月現在の鴻巣試験場のものです。試験場や期間によって各項目は異なるかもしれないので、電話で確認して下さい。 (鴻巣運転免許テレホンサービス〔自動応答〕 048−541−1234。他府県のは各自で調べてくだちい。) ●受験にあたっての格好● 長袖、長ズボン、手袋(グローブ)、ブーツ、ヘルメット 必要な格好は二輪の試験なら小型でも中型でも大型でも限定解除審査でも同じです。 服は季節に関わらず必ず長袖、長ズボンでないといけません。 ズボンは、まあ無難にジーパンでいいでしょう。私はオーバーパンツをはいていきましたが、大丈夫でした。 また、カッパの貸し出しはしてないので雨の日は自分でカッパを持っていきましょう。 手袋は、軍手ではいけません。二輪用のグローブを持ってない人はホームセンターで売ってる日曜大工用の豚皮のグローブがいいでしょう。500円程度と安くて丈夫で使い易いですし、黒く染めると意外とかっこいいのでお勧めです。 靴は、必ずくるぶしを覆う以上の長さで、カカトのついた(出っ張った)もの。よーするにブーツ。ブーツでもカカトのついてないものはダメです。サンダルやスリッパは論外です。 バイク用ブーツを持ってない人は、外見を気にしなければゴム長でもいいでしょう。条件は満たしています。 私はディスカウントストアで1980円のウインターブーツを買ってそれを使いました。(外から見るとバイク用にも見えないことはないけど、中に毛があるんで夏はつらそう) 私は知らずに一度スニーカーで行ったら注意されました。幸い試験官用のブーツを貸してくれましたが、これは特例だったようです。ブーツの貸し出しはしてないとのことです。 ヘルメットも自分で持っていきます。いくらバイク用でも、半キャップ(おわん型)やぼろぼろな物で行ったら注意されます。 ジェットヘルかフルフェイスでないといけません。 取り扱いにも注意して下さい。ヘルメットを置く時は頭頂部を下にして置いてはいけません。ちゃんと下の部分を下にして置きましょう。 ヘルメットの衝撃吸収剤は潰れることで衝撃を吸収するので、ラフな扱いでダメージを与え続けるとイザという時に頭を守ってくれなくなってしまうからです。と試験官に注意されました。 ●態度● うーんこれは明確な規定では当然ないのですが、ちょっと知っ得ってことで。 技能試験の採点は機械ではなく試験官が行うものなので、好感を持たれるに越したことありません。 態度で落されるってことはないでしょうが、採点が厳しくなる可能性は否定できないので。 清潔感のある格好に、丁寧な態度、ハキハキとした返事を心がけておきましょう。(まるで面接だぎゃ(´Д`)) また、点が足りなくなって試験が途中で中止になって発着点に帰る時も、そのまま試験が続いてるつもりで法規にのっとった丁寧な運転をしましょう。 いくら不合格なのがわかってるからって、中止になった途端に乱暴になって、急発進急制動とか方向指示器点けないとか、果ては鬱憤ばらしにウイリー、ジャックナイフとかして試験官を怒らせると、次に同じ試験官に当たったときにえらい目にあうかも・・・(俺が試験受けたときにそーいう人がいたんだよねー) ●技能でのアドバイス● 大体のコツは先に紹介した本を読んでもらうとして、ここでは鴻巣独自のテク(てほどのもんじゃーないが)を紹介しましょう。
●実践(実戦)記録● '00/12/08 小型→中型の限定解除審査 やっぱり125ccはパワーないなぁ、もっとパワーのあるバイクに乗りたいなぁ。 教習所に行く金なんてないから、一発試験に挑戦してみるか。 今持ってる2輪免許は小型限定だから、限定解除して中型にするか。400ccもあればパワーは十分でしょ。それに試験料金が大型は4500円だけど限定解除なら2700円で安いから何回も落ちても痛くないしな。 非公認の教習所に行く金さえ惜しいんで、自分のバイク(CD125T)で練習することにした。 本屋に行ってテキスト(上記の本)を買い、近所の交通の少ない道でテキストの通りに運転して、首を振っての安全確認などを体に叩き込む。 1週間くらい毎日数時間ずつ練習して、鴻巣に行った。 朝9時に着いたら、審査の受けつけは昼からだというので、待合室で大型2輪の試験の様子を見てた。 以外とみんなへたっぴ。右折でバランス崩して交差点の真中で足ついたり。ちょっと気が楽になった。 昼休みにコースに入って歩いてイメージトレーニングをする。 その日、審査を受けるのは俺一人だけだった。試験官から試験の説明を受けてるうちに、だんだん緊張してくる。 試験車両はCB400。生まれて初めての中型バイク。またがってみると、重さは大した事ないんだけど、ステップの位置は後だしハンドルは遠いしで予想以上に前傾がきつい。 発進して走り出す。シフトが俺のバイクとは逆で混乱する。俺のCD125T(ビジネスバイク)はペダルを踏みこんでシフトアップ。試験車両はかきあげてシフトアップ。頭ではわかっていても体に染み付いたくせでついいつものようにしてしまう。 なんとか外周を一周してクランクに入る。ぐらっとバランスを崩して右足を地面に着いてしまった。あちゃーっと頭が真っ白になって数秒そのままの格好で静止。 それで試験中止。 始まって2,3分もせずに終わってしまった・・・ 400ccに馴れる為に受けたのに、馴れる間もなく終わってしまった・・・ 落ちて当然と思って行ったが、あまりにあっという間に終わってしまってかなり凹んだ・・・やっぱり実車で訓練しないとダメか・・・ 本日の結果・・・不合格 '00/12/15 講習会の予約 いくら400ccに馴れる為に試験を受けるといっても試験場まで片道一時間かかるし、たった数分乗るだけで3000円もかかるのはバカらしいので、一時間いくらでバイクとコースを貸してくれる非公認の教習所に行くことにした。 すぐ近くにKM自動車学校があったので、電話して料金を聞いてみたら、2時間単位でやっていて、二時間で9000円とのこと。 一時間4000円くらいだったら一時間だけ行こうかな、と思っていたのでひるむ。 鴻巣試験場で毎月第二、第四土曜日に二輪免許取得の為の講習会をやっているとどっかのウェブサイトにあったので、電話して聞いてみる(免許センター内・運転教習課 0485-43-2429)。 来週(第四土曜日)の講習を受けたいと言ったら、講習は2回セットになっていてまず第二のを受けないと第四のは受けられないとのこと。で料金は第二のが8000円で第四のが10000円とのこと。料金はちょっと高いが、実際の試験コースを試験車両で走れるのと、時間も4時間近くたっぷり乗れるのとでまあいいかと思い、来年一月の第二週と第四週を予約する。 中型でも大型でも料金は一緒なのでどうせならと大型にした。大は小を兼ねるっていうしね。 ちょうど俺で締め切り。最後の一人だったようだ。あぶねえあぶねえ。結構人気あるんだなー。 1ヶ月後が待ち遠しい。 本日の結果・・・予約成功 '00/1/13 第一回二輪講習会 長い1ヶ月が過ぎ、やっとでこの日がやってきた。 講習会は12時45分から始まるとのことなので、10時半に家を出て11時半に着く。免許センターは休みで入り口は閉まってるので、出口から入る。 どこでやるのかと探し回るが誰もいない。来るのが早すぎたみたい。 近くの17号沿いにどれでも一皿120円の回転寿司屋があったので行ってみる。安いくせにうまかった。免許センターに行ったらついでに是非行ってみれ。 12時に再び来て待合室に行くともう5,6人ほどの人がいた。 12時45分には20人ほどに。女も3人いた。一人は革つなぎを着ててバリバリの走り屋といった感じでかっこよかった。 45分から受けつけ開始。8000円を払って大型二輪を申し込む。大型二輪は普通二輪免許をすでに持ってる人が対象のようで、免許証を見せると二輪免許を持ってるかどうか確認していた。俺は小型限定だったけど別にそれでもいいみたい。 ゼッケンと大型2輪の試験コース図をもらう。 1時に外に出て、駐輪場に20台・3種類並んでいるバイクから自分の好きなやつを選ぶ。試験車両と同じCB750Fが一台、白バイのお下がりらしいVFR750Fが10台くらい、あと一種類は忘れた。 以前警察マニアだった血が騒いだので、VFR750Fにする。デジタルメーターの新型とアナログメーターの旧型があったが、新型すべては他の人に取られてしまい、泣く泣く最後に一台残った旧型にした。 皆が自分のバイクを決めると、教官が来ていきなり「じゃあバイクに乗ってエンジンをかけてコースまでバイクをもっていってください」 なにーー!まず乗り方とかバイクに馴れるところから始めるんじゃないのか普通?俺125しか乗ったこと無いのにいきなり大型なんて無理だよー。 周りが次々と発進していくので俺もあわててバイクにまたがりエンジンをかける。「ドリュリュリュ・・ブォンブォオーーン!」おおおー!!すげえええーーー!!その重々しい排気音に感動。ドキドキしながらギアを1速に入れクラッチをゆっくりリリースする。スルスルスルーっとバイクが進む。なんて力強い・・・あれ?以外と乗りやすいなぁ。楽勝じゃん。 後を見ると、中型の受講生二人はこれまで二輪に乗ったことがないらしく、押してバイクを移動させていた。 女性の白バイ隊員2人が前に来て、そのまま白バイの先導で皆が一列になってコース内を準備走行。試験の順路ではなく、バイクに馴れる為の走行。 しばらく走って驚いたのが、俺が普段乗ってるCD125Tとあまりに違うパワー。アクセルをひねるだけで軽々と加速する。タイヤやサスペンションもあまりに良く、かなりバイクをバンクさせても全然不安感が無い。すぐに楽しくなってハイペースに。前を走っていた人が遅かったのでついつい間隔を狭めてしまう。別に煽るつもりはなかったんだけど。 20分ほど走った後、バイクから下りて白バイさんの手本で準備体操をする。 次に白バイさん一人がバイクに乗りもう一人がしゃべって、乗車姿勢や日常点検のやり方、前後それぞれのブレーキだけを使った急制動をして理想的なブレーキの使い方を説明する。 次はいよいよ試験コースの走行。受講生二人で一組になって、そこに白バイさんや交通安全協会の教官が一人付く。ちなみに白バイさんや教官は全員女。 白バイが先頭を走り、その後を二人が一周走るたびに交互に2番目と3番目を入れ替わって走る。教官の挙動を見るのが目的なので、受講生は一時停止はせずにとにかくくっついていく。 計4回第一コースを走り、体に順路を覚えこませた後、自由走行。俺はとにかくコースを何度も走る。クランクや一本橋などの課題のところには教官がいて、タイムを計ってくれたりフォームのアドバイスをしてくれたりする。しばらくすると後に教官一人がくっついていた。コースを一周したあと、発着点で教官から色々と注意点を聞く。それを気にしてもう一周したら法規はほとんどOKといわれた。うれしい。 白バイさんも安全協会の教官もみんな言葉使いが丁寧で、やさしく教えてくれました。鬼教官でもよかったんだけどね。 一度休憩をして係員が用意したお茶を飲み、また自由走行。 3時半に一旦終了。白バイさん二人はここで帰っていった。その後、4時半までの一時間は帰りたい人は帰ってよし、残って練習したい人は練習、ということで、都合が悪いという一人以外は全員残って練習した。 4時半、まだまだ走り足りないと思いつつ講習終了。バイクを車庫に戻し、待合室で荷物をとって解散。 クランクにまだ不安が残ってるが、その他の課題や第一コースの法規走行については充分自信をもつことができた。 最後に教官が「講習は二回セットになっているので二回目もなるべく来てください。第二回を待たず試験を受けるのはそれぞれの自由ですが、第二回をうけてからの受験をお勧めします」と言ってたけど、もう明後日にでも試験受ければ合格できる気がする・・・ 帰りの大宮バイパスで偶然講習会で仲良くなった人と会った。俺は原付スクーターだったが向こうは250のアメリカンに乗ってた。うーんくやしい・・・ はやく免許がほしいにゃあ。 本日の結果・・・大満足 '00/1/19 大型二輪試験受験(1回目) 7割くらい合格できる自信があったので、第二回目の講習を待たずに試験をうけに行って来た。 第一回の講習会では第一コースの練習しかしてなかったので、この日の試験コースが第一コースであることを祈りつつ行ったら第一コースだった。よかった。第二コースだったら帰るつもりだったから。 朝、受付をすませ、視力検査をした後、事前審査が始まるのを一階で待つ。この日の大型二輪受験者は全員始めての受験ということでみんなで事前審査を受ける。 車両はカワサキのバイクだった。うーんかなりでかい。ジャンケンで審査の順番を決め、俺は2番目にする。一番負けた人が一番目だった。気の毒に。 以前受けた限定解除審査よりも緊張する。固まりきってガクガクする体を動かしながら重いバイクを引き起こして押して歩いた。八の字に押して歩くのが一番むつかしかった。3回も切り返しちゃった。 事前審査はなんとかクリア。これは全員クリアした。 試験は朝すぐに開始。俺の順番が来るまで他の大型二輪を受ける人と話していたら、だいぶ緊張がほぐれてきた。 そして俺の番。試験車両にまたがってびっくり、同じ750なのに講習で乗ったVFRと試験車両のCBではまたがった感じが全然ちがう。とにかくタンクの横幅がぶっとい。えらくボリュームがある。 それでもなんとか本で読んだ通りに発進、そしてS字、坂道発進等コースのほとんどをそつ無くこなし、最後の方のクランクに入る。 タンクのボリュームのせいで車幅が実際以上にあるように感じてしまい、パイロンにひっかけるのが怖くてノロノロと必要以上にゆっくり走ってしまってバランスをくずして左足2回、右足1回の足つきをしてしまった。ああー試験中止か?と思ったが後ろの無線機からはなにも言ってこずそのまま続行。でも足つきで動揺してしまってクランク出た後で右折するべきところを左折してしまった。 試験官からの指示が来て、もう一度クランクに入ることになる。また足つきをしてしまった。左足一回。しかもまた曲がる方向を間違えてしまった。幸い曲がる途中で指示が来たのですぐにウインカーを逆にしてコースに戻った。 クランクを出たらすぐに課題。一本橋は楽勝。その直後の波状路でスピードを落しすぎ、ハンドルを取られて脱輪・・・・あああ〜 波状路を過ぎると後ろの無線機から「試験中止ね。スラロームと急制動はとばして発着点戻ってきて」 はい終了。 降車して試験官からアドバイスを受ける。「もっと低速バランスを養え」とのこと。その通りでございます。 法規走行には自信があったので「法規走行はどうでしたか?」と聞くと「あなたは自分でどう思いましたか?」と逆に聞かれた。「よくできていたと思います」ていったら試験官は「私もそういう印象を受けました」と言った。だったら最初からそういってくれたらいいのにぃ〜。規定のこと以外は言っちゃダメって決まりでもあるのかな? 反省点としては、第一回の講習会ではVFRでなくCBで練習しとくべきだったってことか。 まあ自分の苦手な点が見つけられただけでもよしとしよう。次の講習会ではクランクと波状路を徹底的にやりこもう。 本日の結果・・・不合格 '00/2/10 第二回二輪講習会 ホントは1/27にやる予定だったけど、3日前に天気予報で当日が雪との事で中止の連絡が入り、2月の第二週のこの日になった。 ウェブで見た講習会のレポートページで、朝早めに行ったら講習開始の時間までバイクに乗って練習できたとあったので、早めに家を出て8時半に鴻巣に着いた。 もう25台の練習車が暖気運転をしてたんで、係員の人に「9時まで乗って練習できませんか」って聞いたらダメだった。あら残念。 しばらくすると教官が来て、今回は第1回目の人と一緒にやるからということで、講習は10時から開始になるといって謝ってた。 開始が通常より一時間遅れるということで、本来一時間あるはずだった座学(講義)をせずに、今日は10時から4時半まで一日中バイクに乗る事になった。 前回の講習でVFRで練習したら試験車のCBとの違いに驚いたので今回はちゃんとCBに乗ろうとしたら、25台の練習車のうちCBは二台しかなかったので、入り口に一番近い席に座って講習が始まったら一番に待合室を出て速攻でCBをゲットした。 でもCBってすごい乗りにくい。前回のVFRでは先導する同じVFRの白バイに余裕でついて行けたのに、今回のCBだとバイクを倒しこむと挙動が不安定になってとってもこわい。 軽く倒すと「くそー曲がらねぇ」なのに、一定の角度以上に倒すととたんにハンドルが切れ込んでバイクが勝手に倒れこんでくる。 高速でカーブにつっこめないんで、なるべく直進でスピードを出してカーブの手前できっちり減速して、曲がるときはバイクをなるべく倒さずに体を内側に落しこんでハングオンしないと曲がれない。怖くて半泣きになりながらなんとか白バイについていった。 これまではネットのバイクBBSでバイクの乗り味の違いをいろんな人が話してるのを見て、「同じ排気量で同じ重さなら乗り味なんて変わらんだろ。みんな知ったかぶりに話してるなぁ」と思ってたけど、今回その車種による乗り味の違いをまざまざと思い知らされた。 講習の内容は前回とほとんど同じで、二人の白バイのおねーさんと十人くらいの安全協会の女性教官がいて、受講者は二人一組になってそこに教官一人がついて色々教えてくれた。 俺は今回も前回も早めに受付をしてゼッケン一番と二番をもらってたんで、白バイさんに指導してもらった。(ゼッケン一番から四番までが白バイの指導を受ける)話すとフツーの姉ちゃんって感じだね。 S字を走ってると、「もっとスムーズに、ラインどりを考えて走って」と言われた。ただ単にパイロンに接触せずに走りぬければいいだけだと思ってたけど、 そこまでやらなくちゃいけんのか〜。これで一つ合格に近づいたよ。 昼休みが一時間あって、その間はバイクには乗れない。講習会側で弁当とお茶を用意してくれてたので腹を満たしたあと、前回の講習で仲良くなった人とバイクの話をしてた。 前回は第一コースだけを走ったので今回は第二コース中心に走った。でも結局コースは覚えきれなかった。今回はコースを走る法規走行よりも、この前に試験を受けてわかった自分の苦手な所、クランクと波状路を徹底的にやりこもうと思い、自由走行では何十回もクランクと波状路を走った。 そろそろ疲れて休む人がちらほらいたけど、俺は時間がもったいなかったので一度もバイクを停めずにとにかく3時半まで走りまくった。 途中、試験コースの金網の外の歩道にバイク(多分CBR400?)を停めて講習風景をじ〜っと見てる人がいたんで手をふったった後、かっこいいとこをみせようとフル加速をくれてやった。カッコ悪〜。 今回初めてバイクに乗るらしい中型二輪の受講者は試験コースではなくもっと狭いコースの中で基本操作を練習してたみたいだった。 3時半に一旦講習は終了。前回と同じくここで白バイさんは帰っていった。その後4時半まで補習で引き続き自由練習。 とにかくクランクと波状路とスラロームを繰り返す。特にクランクは第一コースでは左折で進入、第二コースでは右折で進入と進入方向が違うのでそれぞれをみっちり練習した。第一コースでの左折からの進入が曲がる時に膨らめないのでむつかしかった。でも第二コースは見通しの悪い交差点での超徐行をしながらの左折がとっても難しいんだよなー。まあ一長一短ってところか。 外周でどのくらいまで加速できるかと実験する為にフル加速してみたらあっという間に80キロ以上のスピードを出してしまった。大暴走。本番では気をつけよう。 4時半、講習会終了。へとへとになった。あんまり疲れて眠いんで免許センターでしばらく眠らせてくれと言おうかとも思ったけど、むりやり目をこじあけつつスクーターで帰った。 今日の練習で苦手な点は完全に克服してもう落ちる理由がみつからないくらい。 本番で練習通りに走れれば100点満点だって取れる自信がもてた。 本日の結果・・・ほとんど完璧 '00/2/15 大型二輪試験受験(2回目) 講習で得た技能を体が忘れないうちになるべく早く試験をうけようと思い、講習を受けた5日後の木曜日、バイトを休んで鴻巣に行った。 朝8時半に鴻巣着。二回目なので申請書類を二階の技能試験待合室の受付に出した。コースは今日も第一コース。 大型二輪はまだ一人も申し込んでおらず俺が一番。一番のゼッケンをもらう。 今回は四輪の受験生が多く、バイクは後回しで午後から試験開始。12時までぼーっと時間をつぶす。 一階の電光掲示板の前で座ってたら原付試験の合格発表があった。10代後半くらいの若い女の子がいっぱいいて、はしゃいで喜んだり無表情で帰っていったり・・・俺も昔こんな事あったなぁ・・・ 12時15分から45分までコースの見学。バイクに乗ったつもりでイメージトレーニング。振り向いての安全確認やウインカーを出すタイミングやアクセル・ブレーキワークを実際に手足を動かして確認する。 「空気イス」ならぬ「空気バイク」。コースは完全に体で覚えてるし、不安なところもなく順調にこなしたつもり。 他の二輪受験者の様子を見ると、みんなコースをただ歩いてるだけ。せっかく実際に歩けるんだから本番のつもりで周れば1回余分にコースを周れることになるのにもったいない。 12時50分に待合室に集合。2輪受験者が呼ばれて1ヶ所に集まる。この日は小型が2人、中型が5人、大型が3人。試験は小型、中型、大型の順。 他の人が試験をやってるのを見てたら、小型の一人以外はみんな途中で試験中止。それもそのはずで、左折でふくらんでたり、むやみに右足を着いたり、見とおしの悪い交差点でスピードが速すぎたりと法規走行が全然出来てなかった。 もう一人の大型二輪受験者に話し掛けて試験やバイクの話をしてたら完全に緊張はほぐれてリラックスできた。その人は普通二輪の免許を持ってるホーネット乗りで、大型は今回が初めての受験とのこと。 試験コースの隣では原付の合格者50人くらいがスクーターで講習を受けててほほえましかった。 中型の試験が終わって俺の番。バイクにまたがる。講習会で馴れたはずのCB750だが、なぜか威圧感がある。足の間のタンクがでかい。 違和感を感じつつエンジンをかけ発進。走りなれたコースなのにやっぱり緊張する。 今日は二輪だけでなくバスや乗用車と一緒に試験を受けた。 しょっぱなの外周でメリハリをつけようとガーッと加速する。ふとメーターを見ると時速62km。やべえ!!と思いあわててアクセルを戻す。あーなんてこったこんなことで試験中止か〜と思ったが無線機はなにも言ってこず。大丈夫だったみたい。 法規走行は無難にこなし、最大の難関だったクランクもなんとかクリア、課題もすべてうまくといった。ただ課題コースから外周に出る時、停止状態から発進しようとしてエンストしてしまった。しまったと思いつつあわてずに落ちついて、振り返って後方確認してギアをニュートラルに入れエンジンをかけてギアを入れ発進し、発着点に戻る。 よし!完走だ!合格の自信はある。半々くらい・・・エンストもちゃんと対処したから問題ないはずだ・・・ああ合格してますように。またバイト休んで鴻巣まで来なきゃいけないのは勘弁してくれ。 バイクを降りてインターホンのスイッチを押す。試験官から「見通しの悪い交差点で低速で進むときにふらついていた」「安全確認をしていない交差点があった」との注意を受ける。でもそんなの上の空。 どうなんだ?合格?不合格?合格?不合格?早く教えてくれー!!! 注意が終わった後、「じゃあ仮合格ってことで。待合室で待っててね。」 うっわーーーっ! やったー!!よっしゃー!! もう声が浮つくわ、顔がにやけるのを押さえられないわ。 俺の次に走るゼッケン二番の人が乗車準備をしつつ「どうだったの?」と聞いてきた。照れながら「合格しました・・・」と言うと、向こうも笑顔になって「おー!おめでとう!」。ありがとう。「どうも・・・」といいながら階段を登って二階に行く。三番の人がいた。さっき色々話して仲良くなった人。合格でした、というと、おめでとうございます、やりましたねって言ってくれた。 二番の人は早々に試験中止。三番の人は課題の最後のスラロームで試験中止。 惜しかったねーもう少しだったのにね。初めての受験でここまで走れたら大したもんですよって言うと、また受けに来ると言った。ツーリングの途中にでもまた会いましょうといって帰って行った。そうだね。次はお互い大型バイクに乗って会えるといいね。 待合室で待てとのことだったので待ちつづけた。一時半から三時まで待ったが何の音沙汰もない。しびれをきらして係員に聞いたら、他のすべての試験が終わるまで待っててくれ、大体4時ごろになる、とのこと。 だったら最初からそういってくれーーー!!何の説明もなしに何時間も待たせるなよー。まあ合格して嬉しいばっかりだったんでよかったけどね。 4時に試験の合格者が集められる。二輪は小型二輪一人、大型二輪俺一人の計二人。小型二輪の人は二輪車の講習があるので俺とは別行動。 俺は普通四輪と普通四輪二種に合格した二人と一緒に、係員に連れられて写真を撮って新しい免許証をもらった。 小型限定を解除せずに大型を取ったから、免許証の条件欄には「普通二輪は小型に限る」の文字が入ったままになると係員は言っていたが、新しい免許証にはなぜか限定の記載はなかった。 "大自ニ"の文字がまぶしい免許証をニヤニヤしながらたっぷり眺めたあと財布に入れ、家に帰った。 本日の結果・・・合格! |