ツーリング5日目




起きたときから小雨が降ったりやんだり。

 

走行距離1000km。昨日でオイル交換済みなので問題無し。
近くにホームセンターもバイク屋もないので、昨日のうちにやっといてよかった。


きれいな砂浜。晴れてたらな・・




道の駅ビオスおおがたでカツオたたきバーガー。うまい。
 

近くの浜でTシャツアートてのをやってるので来たら、入場料取られるのでやめた。
入り口近くに犬がつながれてたので遊んでやった。



土佐清水を通りかかったら、交通整理の警備員が路上にいる。
横をみると小さな広場に大勢の人。
「地域の運動会かなぁ」と思って通り過ぎたが、広場にかかってる旗が大漁旗だと気づいて
「あっ!これ漁業関係の祭りじゃないか!?」とあわててブレーキしてUターン、バイクとめて会場に入ったら、土佐清水カツオ祭りだった。

うっひょう、やったー

 

その場でさばきたて、藁火であぶりたてのカツオたたきが1柵500円、うっまい!
 

つきたてのあんこ餅が2個200円、つみれ汁は無料配布。
今日は起きてからカツオバーガー以外なんも食ってなかったからちょうどいい。ガツガツ食った。
駐車場の車は地元ナンバーばかり、バイクも俺以外はみんな地元原付。ツーリングライダーは前の道を通り過ぎるばかりで一人もいない。
みんなもったいないなぁ、こういう特産物の祭りはここでしか味わえないのに。



竜串に向かう途中のパーキングの休憩所で休んでて、歩き遍路の人が来たので挨拶していろいろ聞いた。(へんろの人とはなすのは初めて)
「私はバイクで楽してるもので、歩いて旅してる人をみると申し訳なくて、心の中でいつもがんばれ、と応援してるんですよ」と言ったら 「いえいえ、同じ苦労してる旅人ですから」言いわれてちょっとうれしかった。
でもやっぱり歩きや自転車の人をみると、楽してる自分が申し訳ないんだよな。
ここに来るまでにも畑で腰をかがめて農作業してる農家を何度も見て、やっぱりフラフラ移動してる自分がみっともないような気もした。(いや、普段働いてるから学生のころとは違うけど、でもやっぱり)



  

竜串海岸は面白かった。エイリアンの基地内のような岩もあったり。
見残し海岸はもっと凄いらしいが、見残した。雨なのでまた今度、晴れてるときに行こう。



案内所に観光ボランティアの人がいて、雨で人が少なくて手持ちぶさたみたいだったので地形の話を詳しく質問して聞いてたら、14時前。
四国→九州フェリーは宿毛を15時発。
すぐに竜串を出発してぶっとばしたら間に合った。
四国はよかった。また来よう。
 

竜串で歩いて海岸を散策してたら汗かいて、上着を脱いで薄着で歩いてたら体を冷やしたようで風邪ぎみ。
頭いたい。



フェリーで少し寝たらよけいに頭痛がひどくなった。

佐伯に着いて、少し走って直方温泉で暖まったけど治らない。
これは完全にカゼだなぁ。野宿する気力もなく暖かい布団で眠りたいが、残念ながらここは日帰り入浴だけで宿泊施設はない。
もう夜9時すぎなのでいまさら民宿も無理だし、ビジネスホテルがあるであろう佐伯まで戻る気力もない。

温泉センターから出たらすごく寒い。道路電光掲示板の気温表示13度。
最初は宗太郎駅で寝る予定だったが、あの吹きさらしの待合スペースだと凍えそうなので、一つ手前の重岡駅に向かう。
重岡は以前に鉄道旅行で降りたことがあり、締め切りできる木造待合室だった記憶がある。
あの小さくも暖かい小屋で寝よう。

(この写真は2004年の鉄道旅で撮ったもの。)


温泉から駅まで夜の山道を走ってて、コーナーの向こうから対向車線に対向車が現れるたびに何故かビクッと驚いてて
「あ、俺カゼで意識が朦朧としとるのかも。これはやばい。しっかりしないと事故るぞ、集中集中。」
と自分を気付けながら時速50キロの安全運転で走ってきた。



重岡駅に着いたら、ありゃー
待合室が建て替えられてドア無しの小屋になっとる。
宗太郎の背面の壁と屋根だけベンチよりはましだが。
幸いに木のつくりつけ長いすがあったので、一番奥に銀マットをしいて、持ってる防寒着ぜんぶ着込んで寝ることにした。

うう、頭いたいよー。
起きたら治ってますように。


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