船の始発が6時半だから5時にアラームセット。
一度目が覚めたけど 「まだ早いからもうちょっと寝よう」と目をつぶり、
起きて 「ありゃ二度寝しちゃった。まあ10分くらいだろ?」と思って時計を見たら、6時50分。
あっはーん
今日は最終日で夕方から24時間フェリーでたっぷり寝られるから、早く起きて大隅半島まで走ろうと思ってたのに、やっちまったぜ。
やっぱし完全密封できる部屋は暖かかった。快適すぎた。

小さな漁村にたくさんの鯉のぼりが。
このあたりは子供がいる家は豪勢にやってるようで、昔ながらの伝統が残ってる地域なんだなぁと思った。

乗船まで時間があったので、牛深周辺の橋を行ったりきたり。眺め良かった。
牛深9:20発の第二便に乗船。
鹿児島港からのフェリーは17時までに手続き。
時間はたっぷりあるし、昨日は鉄道のない天草にいて鉄分が不足してたので、肥薩線山線の3駅を見て
吉松でお気に入りの温泉に入ってから鹿児島港に向かうことにした。

大畑駅に着くと、ちょうど汽車がやってきて大勢の観光客が一時下車。
こ、これは・・・俺が好きだった大畑はこんなのじゃなく、もっと知られざる秘境駅としての大畑だったんだ。
いや、路線の存続からすれば人が増えるのは喜ばしいことなんだけど(路線が廃線になっちゃったら駅もなくなるもんな)、人のいないのが理由で好きだったので複雑。地下アイドルのファンってのはこういう心理なのかも。
大畑で一時間もたってて 「こりゃ残り2駅を見るために林道走ってたら船に間に合わん」という時刻で、雨もふってきたので矢岳・真幸はあきらめて、温泉に。
もう2日風呂に入ってないし、ここにはお気に入りの温泉があるんで絶対入っときたいんだ。
黒い温泉(モール湯というらしい)。
鶴丸駅前の鶴丸温泉もいいけど、今回はひなびた雰囲気の吉松温泉ビジネスホテル(という名前だが実際は民宿に近い)。

数年前に泊まったとき耳の遠いだいぶ高齢のおじいさんが店番してたので残ってるか少し不安だったが、ちゃんとあった。
店番が違う女性だったので聞いてみたら、おじいさんは父親で、2年前に亡くなったって・・・
話好きな人で、10分くらいいろいろ話したあと、入浴。

やっぱここの湯、いいわー。
匂いがいいんだよな。なんか薬効がありそう。
温泉でたら16時。
下道だと船に間に合わないので高速に入り、雨の中を飛ばして、渋滞の鹿児島市内をぬけて、17時10分に鹿児島新港着。

今回は朝のうちに職場へのおみやげを買っておいたので鹿児島市内で買う必要はない。
乗船手続きしたら 「バイクの積み込みは17時半がリミット」と言われ、本当は手続きしたあとスーパーに行って船内で食べる弁当や牛乳を買いこむ予定だったが、すぐに乗船となった。


一番安い2等客室にしたが、マットが隙間なく敷き詰められ、番号指定で両隣とも人がいる。
大人が同じ方向に寝たら肩と肩がぶつかるくらい狭い。
で、隣のおっさんがこっちにはみ出してドデーンと寝てる。
おっさんにかぶさるように自分のスペース内に荷物を置いたが、気づいてか気づかずか動かない。こんにゃろ〜
声かけてどかせるのも面倒だし、こりゃあ寝られんなぁ。
一人ならどんな廃墟だろうがベンチだろうが寝られるけど、人と近いのは耐えられん。
船内のカウンターで、差額の追金出して2等寝台に変えられないか聞いたら空席あり可能とのことで、2千円払って変更した。

たった2千円でカーテンで外の目を遮断できる2段ベットになるんだから、こっちのほうがいい。
24時間もの乗船時間があんだから、ストレスためずにのんびりして月曜からの仕事に備えて疲れをいやさんとな。

食堂で夕食と10日ぶりのビール!くー、うまい!
船内で職場の同期とばったり出くわした。バイクで九州ツーリングに行ってたって。
お互いバイク乗ってるとは知らなかった。ラウンジで地図やデジカメの写真を見ながら大いに盛り上がった。

早朝の奄美大島でかなりの人が下船。

与論島まで来ると、海の色が一気に沖縄らしくなる。(まだ鹿児島県だが)

19:00、那覇港着。バイクの下船は一番最後なのでしばらく待機。

沖縄の地に降り立った。大坂からの走行距離2023km。

同期のV-maxと一緒に途中まで走り、無事に家に帰った。
やれやれ、事故もなく無事にバイクを運んできたぞ。
これからは沖縄県内を走りまくるぞ。
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