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4時過ぎに起きた。静かで快適な一晩だった。 あー、とうとう北海道最終日になってしまった。明日の朝には新潟行きフェリーだ。 全然走り足りない。あと1週間続けたい。 札幌近郊に住んでる方から、泊めたげるからおいでと誘われており、今日はそっちに向かう。 長距離走るからあまり寄り道できないな。 |
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白糠線の廃線跡を見ながら走る。 |
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森の中に上茶路駅跡が残ってると聞き、場所がよくわからないので道道665号 上茶路停車場線を走る。 「停車場線」なんだから駅に行くための道で、終点に駅があるのだろうという考えで・・・ |
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地図上の道道の終点を越えて走っていくと、砂利道も無くなり草むした路盤になった。 まだ駅跡らしい遺構は見あたらない。 バイクを降りてシュウトナイ川沿いに草をかきわけ歩いていく。 |
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200mほど歩くと、路盤もなくなった所で川に落ちた何かの骨組みがあった。 「レールのシェッドの遺構だろう、駅跡は見つからなかったけど廃線跡にまつわるものが見つかったからいいか」と自分を納得させて引き返した。 あとから調べると、上茶路駅跡は停車場線起点の集落のすぐそばにあり、こんな山の奥に線路は来てなかったようだ。 この遺構は上茶路炭鉱にまつわる物だったんだろう。 |
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道の駅しほろ温泉の足湯。上茶路で歩いて汗かいた足に気持ちいい。 温泉には入らない。なぜならこの後にとってもいい温泉に行くから。 足湯からあがると沖縄ナンバーを見た老夫婦が話しかけてきた。夫婦で車中泊しながら旅してるって。 コーヒーを頂いた。ごちそうさまでした。 |
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国道と農道が並行して走ってたら、農道を走るんだぜ。 そしたら鉄塔が遥か先まで一直線に並んだこんな光景に出会った。 やっぱり農道だ! みんな広い道ばっかり走ってたら、もったいないぜ。 |
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温泉に入りにダートを走って然別に。然別峡野営場に鹿の湯があるが、そのさらに北にある野湯。 ここは12年前にレンタルバイクでツーリングしてて鹿の湯に入ってたら温泉好きのおじさんに教えてもらい、初めて入ったときは感激したなぁ。 3回目だが、誰とも会ったことがない秘湯。 今日は急いでるから寄り道できないと思いつつ、ここには来ておきたかった。 |
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草をかきわけ獣道を降りていくと、川沿いに湯舟。 ふふふ、あったあった。 やあ、また来たよ。お邪魔させてもらうよ。 |
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一面の緑にかこまれ、すぐ隣の川のせせらぎと二つの滝の音を聞きながらのんびりゆったり浸かって、気持ちよかー 熱くなったら岩の上に素っ裸で仁王立ちして涼む。誰もいないから平気だもんね。 ここ、今ではネットで「チニカの湯」?「崖下の湯」?て名前で知られてる。 |
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然別からそのまま林道を北上しても糠平に出られるが、ダートに怖気づいて鹿追まで戻ってから北上。 路上に鹿。ギリギリまでこっちをジーッと見てて、接触するくらい近づいたらあわてて逃げてった。 ゆっくり走ってたので写真撮る余裕があった。 |
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眺めのいい所でバイクを降り、糠平湖を見下ろす。 ぼーっとしてると蝶が飛んできてスクリーンに止まった。 しばらく一緒に湖を眺めた。 |
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廃線になった士幌線の幌加駅跡。 ここはすぐわかった。 草が刈られて適度に保存されている。 |
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大雪山は過去3回とも雨で「来るたびに雨だなぁ」と思ってたけど、今回初めて晴れた。4度目の正直。 この緑の深さはすごい。橋の上からため息をつきながら眺めた。 |
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層雲峡。 ここもこれまで来るたび雨だったけど(ry 三国峠を越えたとたんに空気がぬるくなった。 北のほうが暖かいのは違和感があるが、やっぱ道東は寒いんだな。 今日は朝4時に起きてから何も食ってない。 12時間だぜ、すごいぞ俺。 いつもは1日3食でおやつも食ってるのに、旅の時は体質が変わるな。 |
旭川で暑くなってウィンドブレーカーとオーバーパンツを脱いだ。メッシュ上下の中はシャツとパンツだけだ。 すっかり北海道の気候に慣れたな。これで夏真っ盛りの沖縄に帰ったらどうなるんだ。焼け死ぬんじゃないか。 このまま南西に行けば札幌だが・・・ここまで来たんだから美瑛の丘を走りたい。 南に走って美瑛に向かう。 |
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車のCMみたいな写真が撮れた。 |
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観光客が通らないような裏道と、パノラマロード。すっかり暗くなった。 |
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上富良野を走ってたら、祭が見えた。 泊めてくれるって人は24時までは起きてるらしいから急いでるんだが、しかし・・・ ウズウズウズ 旅先で祭を見たら行かずにはいられない。 バイクを降りて飛び込んだ。 |
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何か催しがあるわけでもなく出店が並んでるだけの祭りだったが、良い雰囲気だった。 ハッカパイプとか型抜きとかアイドルブロマイドのクジとか、郷愁を誘う出店が多かった。 |
photo 1044![]() | 祭りを出たあと、バイクで農道を走る。 真っ暗で広大な畑の中を貫く道を、ひとりヒュオオと風を切って走る。 ・・・なぜだ? これまで人が少ない道を楽しく走ってきたのに、祭りの喧噪を出てからとっても寂しいぞ。 遠くに点々と見える民家の灯りの中で暮らす人たちと、ひとり旅する俺との間に距離を感じる。人恋しい・・・ |
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photo 1047![]() | 走ってたら眠くなって、ギブアップ。 近くにあった鹿討駅にイン。周りに人家が少なく静かで良い。 泊めてくれるって人には「たどり着けませんでした。準備してたらごめんなさい」とメールを送った。(準備してたに決まってるだろ!旅してると社会不適合者になるな俺) |