バイク歴 他の人にとってはどうでもいいことだが、自分の思い出としてメモ




@ ホンダ Live Dio 1997/4〜1998/3
 原付スクーター。大学落ちて予備校通いをするための足として購入。生まれて初めて自分で操縦したエンジン付きの乗り物。
練習のために近所の道で初めて乗ったとき、アクセルをひねって 「うわっ!グングン前に押し出される!なんてパワーだ怖い!!」 と恐怖したのを今でも覚えている。「これで俺も公道の仲間入りだ」と大人になった気分もあったな。
1年間予備校通いして翌年合格したので実家に置いていった。親や弟が使っていたが安物2stオイルを入れてたせいでマフラーが詰まり、「走らなくなった」と処分されてしまった。(マフラー焼いたらまだ走れたのに・・・)

A スズキ Let'U 1998/4〜2003/3
 原付スクーター。大学に入り、安ボロアパート(家賃1万3千円)を選んだら大学やスーパーから遠かったので「半年住めば元を取れる!」と通学・買い物の足代わりに購入。新車で一番安かった(10万切ってた)。
沖縄という小さな島から出て初めての一人暮らし。「俺はいま本州の中心にいるんだ!陸続きでどこにでもいけるぜ!」とワクワクして、(まだツーリングという言葉すら知らず)地図も持たずにサンダル履きの着の身着のままで遠出したりしてた。
 もし大学に近いアパートを選んでいたらこのバイクを買うことはなく、ツーリングの楽しさも知らず、その後の俺の人生は大きく変わってただろうな。
1年間毎週のように浦和と秋葉原の間を往復してノーメンテで酷使してたが、ノートラブルで頑丈だった。
下のCD125TとVTR1000Fを買ってからは近所のスーパーへの買い物にしか使わなくなり、埼玉から沖縄に引っ越すときに千葉の友人にタダであげて置いてきた。

B ホンダ ベンリィ CD125T 1999/2〜2000/12
 上のLet'sUで東京に行くため大宮バイパスを走ってるとトラックに追い抜かれて怖かったので、60km/h以上でるバイクが欲しくなった。
教習所で小型二輪限定免許を取り、東京のバイク屋で中古を購入。大型リアキャリアがついててパソコンモニターも積めそうなのが決め手。(実際にブラウン管17インチモニターやフルタワーPCケースを運んだ)

燃費は45km/L程度でとても良く、シートの座り心地も良かった。しかし重い車体ゆえ発進加速が遅すぎて、信号待ちで先頭に出ると後ろの車に気を使って疲れた(ので先頭に出ない癖がついた)。
交通量の少ない田舎道をトコトコ走るには良かった。このバイクで本格的にツーリングに目覚めて、リヤボックスとサイドケースを自作して付けて、中津川林道や井川雨畑林道(当時はほとんど未舗装だったんじゃよ)も走った。カブの友人と一緒に冬の日本海を見に3泊野宿して新潟まで行ったのが人生初のマスツーリング。楽しかったなぁ。
 バイクの楽しさを教えてくれたこいつだが、自損事故でフロントホイルを潰してしまい、中古のホイルが見つからないのでヤフオクで部品取りとして1万6千円で売却した。

C ホンダ VTR1000F FireStorm 2001/2〜2006/3
 CD125Tの出足の遅さに嫌気が差し、大きなバイクが欲しくなった。
近所の空き地にてCD125Tで練習し、試験場で小型限定解除に挑戦するが瞬殺。自己流ではダメだとわかり、交通安全協会の二輪免許講習会は中型も大型も参加費同額なので大は小を兼ねるで大型コースを受講し、一発免許に挑戦したら2回目で合格して大型二輪免許を手に入れた。
この頃ドカティにあこがれていた。貧乏学生ゆえ外車は手が出ないので、国産のVツイン。スズキのTLかホンダのVTRが欲しくてたまらない。大学をさぼってフルタイムで毎日バイトして2ヶ月で40万円貯めた。その間、毎日腹筋と背筋をしてスポーツバイクの前傾姿勢のために鍛えてて、それすら楽しかった。
ヤフオクで程度のいい中古VTRが40万円であったので落札。東京のオーナー宅に引き取りに行き、自走して埼玉の家まで帰った。初めてVTRで都内を走ったときの高揚感と爽快感は今でも覚えている。

 大学のツーリングサークルに入ってみんなで峠道を攻めたり、後ろに箱を積んでロングツーリングしたりして楽しませてくれた。
就職して沖縄に帰るときもフェリーで一緒に帰って、県内ツーリングやフェリーでの本土ツーリングで3年間乗ってた。宮古島に転勤になったときにカバーをかけて実家に置いていき、2年後に実家に帰ったら不動状態。
燃費の悪さ(航続距離の短さ)に不満を感じてたのもあり修理を断念し、登録抹消して部品取リとしてヤフオクで10万円で売却した。

D スズキ GS125E 2001/6〜2002/5
 VTR1000Fは重くて小回りが効かず燃費が悪いので、軽くて燃費のいいセカンドバイクが欲しくなった。
バイク個人売買掲示板で長期放置の不動GS125Eをタダであげるという人がいたので、軽トラをレンタルして山梨まで引き取りに行って持ち帰り、アパートの駐輪場でバラして自分でコツコツ治した。前後タイヤ交換・フロントフォークを外してOH・キャブばらしてOH・・・こいつを直すために初めてバイクを分解してバイクいじりを覚えたようなもの。(タダで手に入れたものだから壊しても仕方なしと大胆にバラせた)

 CD125Tに比べ、車重が軽くて下のトルクが厚く発進加速で車を離せるくらいで軽快だった。そのかわり上まで回すと振動が酷くてCD125Tよりトップスピードは遅かったが、速度が欲しければVTRがあったし、使い分けができたので問題なかった。
この頃は貧乏学生の分際でLet'sUとGS125EとVTR1000Fの3台もバイクを所有する6輪生活だった。(屋根付き駐輪場のあるアパートに住んでてよかった)
軽い車体で林道もこなし、燃費の良さからロングツーリングにも使えて、生まれて初めての北海道ツーリングもVTRではなくこいつで行った。
下のDR250Sを手に入れたことによりヤフオクに出品したら10万で売れてしまった。(この頃はまだ中国製の125ccMTバイクが輸入されておらず国産も製造中止で入手難だった過渡期なので、プレミア気味だったのかもしれん)

E スズキ DR250S(SJ44A) 2002/5〜2007/9
 ある日、東京でのカワサキ試乗会に参加して生まれて始めてオフロードバイク(KLX250だったかな?)に乗ったら、その目線の高さに驚き、大きなサスストロークにより加減速で車体がグワングワン前後に動くのがすごく楽しくて、フルサイズオフ車が欲しくて欲しくてたまらなくなった。
不動のGS125Eを復活させてメンテの自信がついてたので、ボロくていいからとにかく安いのがないかとヤフオクを探してたら、半不動状態ジャンク扱いのDR250Sを6万で落札できた。社外品のビッグライトとポリ製ビッグタンクがついてジェベルっぽくなってて、ロングツーリングで使うつもりなのでそれも良かった。
群馬の出品者宅まで電車とバスで引き取りにいき、浦和まで自走して帰る途中に行田あたりでエンスト。どうやっても再起動しないので仕方なく駅前に置いて電車で帰り、数日後に軽トラをレンタルして積んで持ち帰った。整備のためキャブをあけたら中に砂が貯まってた。

 車体とエンジンはしっかりしてて、良いバイクだった。学生最後の年にこれで日本一周したのが最高の思い出。
沖縄に帰るときにフェリーに積んで一緒に帰り、さらに3年後に宮古島に転勤になったときも島に持っていったが、電装トラブル(たぶん発電系)が頻発しはじめて、2chのバイクあげるスレでレストアベースに欲しいっていう本土の人にタダであげた。(でも宮古島→沖縄本島→東京の2航路分船賃がかかったから相手はけっこう出費しただろう)

F ヤマハ TT250Rレイド  2007/9〜2012/3
 DR250Sが電装トラブルで自走もままならなくなってきて、新しいバイクに乗り換えを検討。
理想はジェベル250XCだが値段が高い。ヤフオクでTT250Rレイドを16万で落札。大阪→沖縄→宮古島と2航路中継して運んできた。
出品時の説明になかったキャブからのガソリン漏れ(加速ポンプのゴムが破れてた)があったが、仕方なしと自分で治した。ついでにリヤ周りもばらして、鉄スイングアームをTT250R(無印)のアルミ製スイングアームに換装。シート高は腰高になったがふんばりが効くようになった。
 DR250Sに比べると、エンジンは下のトルクが薄いわりに上の回転も鈍く、車体も直進安定性が低くて、DRのほうが上等だったな。
2年かけて宮古島のあらゆる獣道や隠れビーチを制覇し、沖縄本島に帰るときに一緒に連れてきて足として使用していたが、足つき重視で下のGN125-2Fに移行し、沖縄県内限定の個人売買サイトにて10万で売却した。

G スズキ V-strom DL650A 2011/5〜
 VTR1000Fを手放して5年、また大型バイクに乗りたくなってきた。エンジンの鼓動が好きなので4気筒は眼中になく、シングルかツイン。
軽くて燃費が良いSV650逆輸入車を買おうとネットで調べてると、同じエンジンを使ったDL650を知った。国内販売はされておらず逆輸入車のみ。重さは乾燥196kgで少し重いが、燃費は変わらず良いようだ。アップハンドルの直立姿勢で楽そうだ。そして決め手は標準装備で大きく頑丈そうなリアキャリアがついてて、キャリア上面とシート座面がフラットなこと。これまで あらゆるバイクにホームセンターの箱を積んできた俺にはこれが一番魅力的で、一発KOだった。
 国内では数百台しか登録されてない超マイナーバイクなので沖縄で売ってる店などなく、大阪のショップの在庫車を購入。諸費用分10万円のみ先に振込み、GWに飛行機で大阪に行って残金を支払い引き取って、8日間で鹿児島港まで自走してフェリーで沖縄に持って帰ってきた。
バイクに「この速度で走れ」とせかされることがなく、狭い悪路をゆっくり走っても高速道路を100km/hで走ってもストレスを感じない、オールマイティーさが良い。
 週末のツーリング、年2回の本州ロングツーリングに使用中。このバイクは壊れなければ一生乗るつもり。


H スズキ GN125-2F 2012/2〜
 これまで日常の足として250のフルサイズオフ車に乗ってきたが、本格的な悪路ではサスストロークよりも足つきのほうが大事だと思うようになった(TT250Rで四国ツーリングしたとき、楮佐古小檜曽林道のガレ場で苦労したのが効いた)。それにDL650が25〜28km/L走るのに、TT250Rは25km/Lで排気量と馬力が少ないのに燃費が悪い。燃費が良く足つきのいいバイクが欲しくなった。
 理想はセロー250FI。しかし新車乗り出し45万と高く、中古も新車とほとんど変わらない。DL650を100万で買ったばかりなのに、またバイクにそんな金額は使えん。XTZ125も理想に近いが、新車32万と高い。
 新車で安くて足つきと燃費が良いのといったら、中国製の125ccMT車。一番人気のYBR125・・・リアキャリアが座面とフラットじゃなくて箱を載せにくそう。
スズキのGN125も中国製の新車がある。以前に同じエンジンとフレームの国産GS125Eに乗ってたから、どんなバイクかだいたいわかる。最新のGN125-2Fだと、座面フラットな大型リアキャリア標準装備でチューブレスタイヤ、それで乗り出し16万円!中途半端なジャメリカンスタイルが気に入らんけど、リヤサスを長いのに換えて尻上げ・フォークを突き出して頭下げをすればスクランブラーっぽいスタイルになりそうだ。

最新の2Fを取り扱ってる店は神奈川にしかなかったので、東京有明港まで陸送して船にて貨物扱いで航送して送ってもらった。
毎日の通勤の足、県内離島のツーリングに使用中。

I ホンダ VTR250 b-style 2016/5〜
 GN125-2Fを足として使ってて不満はないんだが、なんとなく乗り換えたくなってきた。もともとセロー250が欲しかったし・・・
でもやっぱりセローは高いし、スポークホイールは手入れを怠ると錆びるのが嫌。AX-1みたいにキャストホイールを履いたセロー250があったら最高なんだが。
ヤフオクにてフューエルインジェクション(始動性と燃費が良い)かつキャストホイールの250ccバイクを探したら、VTR250のFI版が開始価格20万円であった。ショップ出品だが未チェック未整備の現状渡し。どうせこの値段では落とせないだろうけど落とせたらお得だな、と入札したら他に入札がなく落札できてしまった。
たぶん自走できるだろうと期待してGWに埼玉のショップに飛行機で行き、(幸い自走できたので)7日間で埼玉から鹿児島港まで野宿ツーしながら沖縄に持って帰ってきた。
1ヶ月かけて整備を終え、足バイク・近場ツーリング用として乗っている。GN125-2Fはどうしようかな・・・

J スズキ SV1000S 2020/6〜
 俺が大型バイクに乗り始めたきっかけはカタナだが、旧車は性能・維持から手を出す気にならない。新型カタナの情報が出てきたときは大いに期待して現金130万(俺の予想価格)用意して買う気まんまんだったんだが、あんな内容(タンク容量)とスタイル(尻切れ&下げられないアップハン)と価格で出てくるとはね・・・
2020年4月から勤務場所が変わって高速道路で通勤するようになり、VTR250で3桁KmはエンジンがいっぱいいっぱいなのでDL650に切り替えたが、DLは日用で消耗させずロングツーリング用にとっておきたい。
新型カタナの130万があるので新たな大型バイクを物色。4発は試乗で何度か乗ったがあの「ブォーン」という鼓動感のなさが楽しくなく(カタナはエンジンを超えてスタイルが好きなので例外)、欲しいのは大型ビッグシングルスポーツ。ホンダのスーパーモノ644は理想的でスタイルもコンセプトも最高だが実在しない。SZR660は旧すぎるしMT-03はスタイルが好きじゃない。外車は信頼性や部品入手が怖い。
ツインだとSV650は軽量で良いが、またDL650と同じエンジンはなぁ。乗りやすいけど大人しすぎて楽しくないんだよなぁ。カタナ風フロントマスクキットのtantoは魅力的なんだが。
かつて乗っていたVTR1000Fは「股の間ででかいピストンが上下してる!」と感じるドコドコ感が楽しかったなぁ、と思いながらヤフオクを見てたら、程度の悪くないSV1000Sが29万であり、もう17年前のバイクだがFIで信頼性はあるだろう、と開始価格で入札したらそのまま落札してしまった。VTR250もこのパターンだったな。
Vツイン3台同時所有というVツインマニアのような状態になってしまった。
家に幼児がいるので長く家を空けることができず、飛行機で本土に行き引き取ったあとひたすら高速走って夜になったら野宿して、2日後に鹿児島港からフェリーに乗って持ち帰ってきた。
初代SV650やハヤブサのヌメッと丸っとしたラインが好きだが、2代目SVの直線的なデザインも割と好き。世間では不評な横に伸びた目も好き。




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